読んだ本〜「椿井文書」日本最大級の偽文書。
日々読書力が激しく加速度的に落ちていまして、情けないことです。
読解力って脳の老化が最も顕著に現れるのではないでしょうか。
大体読めても記憶ができないんですわ、小説だとなんとかなりますが、例えば「オランダの歴史」など読んでも、続々とややこしい名前の人が出てくるので、非常に苦戦しました。
クライフやロッベンくらい単純な名前ならいいのに〜
せっかく読んでも読んだそばから忘れてしまうので、一応備忘録です。
「椿井文書ー日本最大級の偽文書」
馬部隆弘著
この本はマスコミでも取り上げられていたから、結構売れているのではないでしょうか。
以前読んだ「フェルメールになれなかった男」(フランク・ウィン著)も小説より奇なり、の面白さでした。ファン・メーヘレンという画家がフェルメールの偽作を描き、なんとナチスの高官に絶賛され買い取られる…戦後ナチスの強奪した絵画を調べる過程で、その偽フェルメールがバレる、その経緯も面白かった。
「椿井文書」の方は、何か著名な筆者の偽作というのではなく、ありもしないもののでっち上げ、というとちょっと言い過ぎ、ちょっとだけ事実にも則してまことしやかに作り上げた、古文書の類です。
山城国相楽郡椿井村(京都府木津川市)出身の椿井正隆(1770〜1837)が作った膨大な数(数百点)の偽文書を「椿井文書」と言います。
この本ではその概要から、偽文書が作成された経緯、作成の技術、どのように流布していったか、その文書が受け入れられる背景にある思想、椿井文書の与えた影響、椿井文書の研究、偽史とどう向き合うか、という内容が書かれています。
特に「興福寺官務牒疏」は、現代に至るまで正当な文献資料として用いられてきたそうです。
わたしは歴史学を専門に学んだことはないけど、文献批判のマネゴトは少しばかりかじったことがあるから、先達に正当な資料だと言われれば、それを無批判に受け入れるだろうことは想像できます。
先入観なしに歴史資料を読み返すことが、大変重要であり難しいのだと思いました。
この椿井正隆という人は、おそらくこういう文書を書くのが大好きで、楽しんでいたようですし、当時はうちにも一つよろしく、なんて依頼もあったようで、偽系図なども拵えています。
彼の巧みなところは、真っ赤っかな嘘ではなく、以前の文書にあったことを引きながら、都合よく拵える。
近隣のちょっとした名家の人々は、箔付のために「かくあってほしい」というものを喜んで受け入れ、それがまことしやかを通り越して、真実として受け継がれてしまいます。
当然ながらうちみたいなう〜んと庶民は元から箔付などしたくてもできないので、椿井文書のニーズは、近畿地方の名家、それも物凄い名家(そういう家には本物の系図や古文書がある)ではなく、ちょっとした村の名家、ということになります。
もう一つ椿井文書を受け入れたのは神社で、椿井文書に先立つ並河誠所の「五畿内誌」で式内社を比定しようとしたことが背景にあるそうです。江戸後期の国学の機運と一致した動きで、延喜式の時代から時が経って曖昧になっていた神社の格を、ざっくり言えば決めてしまおうとした。式内社に比定されるのがそんなに大事なのか、わたしにはさっぱりわかりませんが、そのために五畿内誌が典拠としたような偽文書を椿井はこしらえたのだそうです。
「五畿内誌」も相当に怪しい文書のようで、なんか珍しい石を王仁の墓と決めてしまって、それがいまだに自治体でも認められているので、著者によって批判されています。
試しに枚方市のHPを見てみたら、王仁の墓の箇所は削除されているようです。つい最近までは枚方市の名所として載っていたそうですが。
せっかくの日韓友好、文化交流の記念として王仁の墓を祀っていたのですが、それが根拠なしということになってしまいました。
椿井はその「五畿内誌」にうまく乗っかった形で、式内社の証拠となるべき古文書を拵えたということです。
枚方市だけでなく、椿井文書の地図を大きなモニュメントにした自治体もあり、今や困っているだろうなと思います。
本書では椿井正隆、あるいは流布させた息子が何某かの報酬は受け取っただろうという文言はありますが、それについてははっきりとした資料はないようです。
椿井正隆自身は、特に趣向を凝らした地図など、好きでなきゃやらないだろうなと思われます。ついでにお金になれば、趣味(というには凝りすぎだけど)と実益だったのでしょうか。
そして、人は、見たいものしかなかなか見えないのでしょう。
わたしのようなへっぽこが写真を撮ると、きれいな桜を撮ったつもりが、取り込んでみたら電線が横切っていた、なんてことがあります。桜しか見ていないのね。
かくあってほしい、という要求に答えて作られた椿井文書が、そのまま自治体の正史として受け継がれてしまったと。
なんかちょっと怪しいんじゃないの、と目をつけた学者は戦前にもいたそうですが、戦争を挟んでその学問が途切れてしまったそうです。
新たに近畿周辺にいまだに正史とされていた椿井文書に触れ、その膨大な偽文書の全貌に鋭く迫った著者には感銘を受けました。
こんなひと騒がせな偽文書を書きまくり作りまくった椿井正隆という人が、どんな性格でどんな生活をしていたのか、興味が膨らみます。
ファン・メーヘレンと同じく多かれ少なかれ虚栄心はあったのだろうと思いますが、誰かドラマにでもしてくれないかしら?
このドラマはフィクションです、はお忘れなく。
昭和記念公園のひまわりと、散歩なのに走ったこと。
ELが再開され、都合よく忘れていた前半戦の振り返り映像を見て、ガナーズが鎌田大地なぞにやられ、スパーズがライプツィヒにボコられたことを思い出さされて、不機嫌になった管理人です。
と、訳わかんないことをぼやいてもうた。
長雨の次は猛暑ときました。
この猛暑は8月で終わって欲しい。と、要望が通るものなら良いのですが。
暑さの中、物好きにも昭和記念公園で散歩しました。
いや、今のうち行かないとも〜っと暑くなるらしいから。
ひまわりはTVでも紹介されたので、そのエリアだけは人がかなりいました。
暑くてなるべく外に出たくないこの頃ですが、花はちゃんと咲いているのですね。
終わりかかっていましたが、数株きれいに咲いていました。
本当にサギが飛ぶ姿のようです。
これも終わりかけ。
サンフィニティとかいう、ミニサイズのひまわりです。
後ろにミソハギも。
いつものようにこもれびの丘の雑木林を歩きます。
ところが、林に入ってまもなく、何やら黒っぽくてブイイイイン、と唸るものが1匹、頭の付近を飛び回るじゃないですか!
藪蚊にしては大きい、これは、蜂では?
黒っぽいからキイロスズメバチではなさそうだけど、大きさからしてクマンバチかなんでもいいから、怖いよう〜
蜂に襲われたときは走らない方がいいらしいけど、怖いからとにかく走って下の明るい道まで出ました。
途中で追いかけて来なくなった…
ようやく落ち着いて林の中を見ると、夏の山野草が咲いていました。
蜘蛛は怖くない。
この日の目的だったカリガネソウは、ほとんどの株がつぼみでしたが、1箇所だけ日当たりの良いところで咲いていました。
が、去年も苦戦したけど、これピント合わないの〜
望遠しか持っていかなかったから、余計に難しかった。
カメラがへっぽこなのはいつものことですが、悔しい。
もうこの暑さでは当分昭和記念公園散歩もお休みだと思っていましたが、接写レンズに変えて、リベンジしたい。
でも蜂怖い〜
蜂ではなくて巨大な藪蚊だったのかしら、それはそれで怖い〜
コロナ禍の中で聴く「マタイ受難曲」〜バッハ・コレギウム・ジャパン演奏会
最初の一音から、コラールの一声から、いきなり胸に迫るものがあり、泣きそうになりました。
何かとても渇いていたのだと…梅雨は長かったけど、とても渇いていたところに、素晴らしく美しい音が降り注いできました。
バッハ・コレギウム・ジャパンの公演、4月10日に行われるはずだったのが、新型コロナの影響で8月3日に延期され、さらに客席の間を開けるため、昼夜の2回公演となりました。
公演の写真は撮れないのでありませんが、たいそう印象深いコンサートでした。
味スタでもそうだろうけど、入場にあたって手指を消毒し、熱を測ります。
客席は一つおき、後ろはずらして一つおき。
最前列から2列目までは空席にしていました。
舞台は、演奏者もできるだけ間を開け、いつものぎっしりした感じはありません。
ソリストもソーシャルディスタンス。
合唱も演奏者もソリストもみんなマスクをして登場。
着席するとマスクを外し、楽譜立てに引っ掛ける…打ち合わせしたのでしょう、不思議な光景でした。
鈴木雅明の、バッハへの敬愛と、イエスの受難への深甚な思いの籠もった指揮で、聴く者もともにその語られる場に証人として立つような気持ちになります。
何度も聴いていますが、バッハのマタイ受難曲は、痛みと悲しみと苦しみとに満ちていて、それ以上に慰めと平安と愛に満ちていて、このような時期に聴くとさらに心に深く沁みるものがあります。
2回公演でなんと言っても大変だろうと思うのは、エヴァンゲリスト(桜田亮)でしょう。
とても素晴らしいエヴァンゲリストで、何回か泣きそうになってしまいました。
アレルギーなのかしら、時々鼻を掻いたり首をコキコキするのがちょっと気になったけど…
ソプラノの森麻季は声はもちろん美しいし、美貌でデコルテのきれいさに見惚れてしまうようなドレスもよく似合っていました。
イエス役の加来徹、松井亜希などお馴染みの方々。
この曲で最も悲痛で最も美しい「ペテロの否認、悔恨の涙」のところは、エヴァンゲリストは完璧だったと思います。
とても残念だったのは、アルトの青木洋也が喉を痛めたのでしょうか、声が出ていなかった…
1番の聴かせどころだったのですが…
夜の公演では調子を戻されるといいのですが、どうだったかしら?
そうは言ってもこうしたコンサートに飢えていたし、それにコロナ禍にあって、いやでも生死について、コロナ禍によってあからさまにされた人間の弱さや悲しみや身勝手さなどについて、思うことも色々あった中で、この音楽を聴くことができて、むしろ延期になってよかったのかもしれないと思いました。
(文中敬称は略しました)
第8節東京x鳥栖 第9節ジェフx群馬 どっちの負けが好き?
どっちもキライ。
どーしてもどっちか選ばなきゃ行けないとしたら?
ジェフx群馬 1−2 勝てる試合で負けた
同じ負けでも、内容はかなり違います。
東京のスターターは
林、室屋、剛、森重、リョウヤ
タマ、高萩、安部シュー
ディエゴ、永井、レアンドロ
帆高は体調不良だそうで、ベンチ外。
前半ディエゴがポストに当てたシュートをレアンドロが枠外に飛ばしたのが、決定機だったけど、ほとんどいいところのない試合でした。
鳥栖の金監督は、東京対策を周到に準備したようで、左サイドの守備が弱いところをついてくる。安部シューが広範囲を走り回ってカバーしようとするのだけど、行くとかわされてしまう。
安部シューだけでなく、みんな鳥栖の選手にかわされて、ボールを取れず、ラストパス、シュートまで持っていかれる。
鹿島戦の後半と同じような感じ。
安部シューがボールに行ったところをかわされると、前にスペースができて、鳥栖の選手が自由に使える。
そして、東京がボールを持った時には、鳥栖のボランチに秀人がいて、この人がアベシューとは違って、むやみに動かず、しっかりとした要になっていました。
わたしは東京にいた頃の秀人をそんなに評価はしていなかったけど、金監督はうまく使っています。
いない人のことを言っても仕方ないのだけど、ケントと東の穴が大きすぎる。
東が、特別目立たなかったけど、どのくらいチームの支えになっていたか、よくわかってしまった…
後半のCKでの失点なんか、これが東京なの?
と言いたいくらいのダメな守備でした。
もう、東京のいわゆる堅守は、崩壊したようです。
元々シーズン当初から「守備がはまらない」と選手も言っていたことが、ますますひどくなっていて、集中力もなくなったようです。
そして、得点も流れでは取れていないし、レアンドロのFKは凄かったけど、相手を崩したのは前述のシーンくらい。こっちは何度も崩された。
それから、レアンドロは元々あんなに手癖が悪いのでしょうか? 退場になるかとヒヤヒヤしました。今後ぜひ気をつけてもらいたい。
わたしはよくわからないけど、金監督は戦術をみっちり練って落とし込んできたようだけど、健太監督はどうなのかしら?
戦術家なら良いというわけではないのですが、ざっくりした決め事の上に、個人の力でやっつけるというのは、個人の力が落ちた時には通用しないでしょう。
しかもこの試合では、うまく行かないからそうなったのか、初めからコンディショニングに問題があったのか、出足もデュエルも鳥栖の選手に負け、走り負けていました。
例の鳥栖に発熱した選手がいたという件が心理的に左右したかどうかはわからないし、健太監督の言うとおり、それは言い訳になりません(その後もこの問題は両チームのサポの間でややこしくなっていますが、試合とは別の話なので、置いておきます)。
ともかく川崎戦と同じくらいいいところなし。
これは大変な事態です。
DAZNを見ながら夫は「安部ってどこがいいんだ?」とまで言い出す。
ポジションが違うのではないか、もう一つ前の選手ではないかと。
問題はそればかりではないと思いますが…
中盤をしっかりさせないといけないのははっきりしている。
この試合で唯一のポジティブなことは、ウッチーがオフサイドだったにしろ、シュートまで行けた、生き生きとプレーしていたこと。
タイチが体の大きさを活かして初ゴールを決めたこと。素敵なシュートじゃなかったし、焼け石に水だったけど、それでもゴールはゴール。
もう今季ケントと東が離脱したことで優勝は難し苦なったのだし、降格もないのだから、次は中盤に若い選手を起用したらどうなのでしょ?
ヨシタケとか怜とか?
どちらにしてもほとんど勝てないアウェイセレッソ戦ですから、もう思い切って…どうでしょ?
で、朝FA杯を見て、ガナーズの優勝で少し気分を持ち直して、夜はジェフの試合。
ジェフのスターターは前節とクレーベが代わって川又になっただけ。
新井、田坂、チャン・ミンギュ、鳥海、安田
田口、アンドリュー、旭、為田
山下、川又
(田坂の怪我が心配です。代わって米倉が出場)
前半は素晴らしい内容でした。
シュートがもう少し枠に飛べば言うことなかった。
トランジションが速く、おい東京見習えよ、と言いたいほど相手のボールを奪ってからの攻撃が素早く、波状攻撃もあって、群馬はかなりしんどかったはず。
この流れで得点できないと〜と思っていたら、35分にCKのこぼれ球を安田がクロス、山下のシュートが決まりました。
先制されて群馬が出てくるようになり、前半のアディショナルタイムに、またもや思いがけなくPKを取られてしまいました。
画面で見ていた瞬間は、あ、安田やっちゃったかも?と思いましたが、リプレイを見たら、足はかかっていない。シミュレーションに見える…が、瞬間はわたしもそう思ったように、主審からも安田の足がかかったように見えたらしい。
無実の罪により、ポッチャリした大前にPKの移籍初ゴールを献上。
同点で後半へ。
後半もジェフは何度もチャンスがありながら得点はできず。
CKも10本取りながら、なかなか山を越えることができなかった。
見木とソロモンを入れてからも…
そうこうするうちに時間は過ぎてアディショナルタイム。
ここは絶対に悪くても勝点1を握っていなくてはいけなかったのですが…
流れは覚えていないけど(やや記憶喪失)割とつまんないCKを与えてしまったような…
その流れで、誰だかファーサイドの背中を取られてシュートを打たれ、決まってしまった。
すぐに笛。
あっけなく負けてもうた。
内容は圧倒していたのに。
ただスタッツを見るとシュートの数は12対11、群馬のシュートはおそらく後半が多いかと思いますが、ほぼ同じ。
すると、ジェフはもっとシュートを打つべきだったのか、枠に飛ばすべきだったのか。
いずれにしてもビリに優しいジェフは、またしても最下位に負け、群馬ちゃんに負けてしまいました。
以上、どっちの負けが好きか。
どっちも嫌だけど、選ぶのは簡単です。
内容が良いのがいいに決まってる。
次に期待できるもの。
東京はお先真っ暗…とまで言わなくても、若い選手がちょっと頑張ったくらいの、薄明かりしか見えません。
新型コロナの事さえなければ、心配で長居まで応援に行くのだけど(そしてまたガッカリして帰るのだけど)、うちで手をこまねいて見るしかありません。
ジェフも野津田なのね…チキンコンフィ、食べたいけど無理…
8月4日加筆
神代植物公園のミソハギ、夏の山野草など。
梅雨が明けました〜
長い梅雨でしたね。
某首都圏チームはまだ梅雨の真っ只中から抜けられないけど、それは置いといて。
夏の花の中で、わたしが特に好きなミソハギが咲く時期なので、神代植物公園の水生植物園に行きました。
水生植物園と植物多様性センターは入園無料。ただし、月曜日は本園と同じく休みです。
そのミソハギ、漢字で書くと禊萩、ちょうど見頃でした。
オグルマも可愛い黄色い花をつけていました。
今年は半夏生と咲く時期がずれてしまい、半夏生はほぼ終わりました。
去年は同時に満開になったのですが…
水生植物園から、本園の山野草園辺りを散歩。
タマにはもっと咲いてもらいたい(←だからわかりにくいって)。つぼみの木は、植物多様性センターにありました。
今ショウマって名前はあまり聞きたくないのだが(←だから〜)花に罪はない。
レンゲショウマ好きの方、殿ヶ谷戸庭園にも咲いていましたよ。
木が臭いからクサギと言うそうだけど、花はいい香りらしい。
近くに寄れなかったからわからなかった、マスクしてたし、もともと嗅覚悪いし(コロナ以前からです)。満開でした。
温室には小笠原諸島の植物コーナーがあり、種の保存の取り組みをしています。
正門から出て、植物多様性センターへ。
植物多様性センターにも二株ほどのレンゲショウマがあり、花をつけていました。
ヒツジグサは睡蓮のようですが、赤ちゃんの手くらいの小さな花です。
地味な花が多いけど、山野草が好きなのです。
ヌスビトハギやミズヒキもたくさん咲いていたけど、どうしてもうまく撮れない〜
あんな細い花、どうしたらきれいに撮れるのでしょ?
第7節 東京アウェイ鹿島戦、第8節 ジェフアウェイ山形戦
イングランドPL、19/20シーズンが終わりました。
上位の方はともかく(汗)、スパーズがウダウダと試合を進めドローで終わり、めでたくEL出場権獲得。
可哀想なチェリーズは最終戦に勝ったものの、1ポイント差で降格…
チェフィールドUのヴィラ戦での幻のゴールが認められていれば、チェリーズは残留できるはずでしたが…でも、ひどい試合がいくつもあったので、仕方ないとは思います。
J3も見ていると忙しいやらなんやらで、ブログは放置気味。
Jリーグで今一番強いのは、川崎を別にすれば、BB秋田ではないかと。
タイプ的には東京に似ているように思いますし、DAZNでは堅守速攻と紹介されることが多いのですが、パスを繋いでもいい形を作ります。
確信を持ってプレーしているように見えて、頼もしい。
と、なかなか本題に入らないのは、あまり気が進まないからなのさ。
7月26日のアウェイ鹿島戦。
鹿島も上田綺世(難しい名前だなあ)が怪我で欠場ですが、東京はケントが移籍、東が怪我、レアンドロが契約上出場できないと、苦しい台所。
先発は
林、室屋、剛、森繁、リョウヤ、
タマ、高萩、安部シュー、
ディエゴ、永井、内田宅哉
これまでベンチにも入っていなかったタマ、ウッチー(鹿島には元祖ウッチー)。
タマ出場は嬉しい。心配していたのだもの、怪我か、移籍かと。
前半鹿島はミスが多く、これまで勝てていないのも仕方ないだろうなあと思う低調な内容でした。
東京の入りは良く、タマが積極的にミドルシュートを打ったのも悪くなかった。
しかしこの試合、一人の選手で表すなら、安部柊斗。
前半の積極性と、しかしながら点が取れなかったこと、後半の失速と守備の乱れは、安部シューの動きと一致していました。
勝てなかったのは、安部シュー一人が悪かったわけではありませんが。
前半の安部シューのシュートが攻めて枠に入っていれば、この試合勝っただろうと思います。
彼の課題はシュート、決定力らしいと思いましたが、これは一朝一夕でどうにかなるものではないようなので、今できることをやるしかないのでしょう。特に後半のようになった時…
ケントがいれば、安部シューを後半も活かすことができたのかもしれないけど、今は、安部シューがケントのやっていたこともやらなくてはならない。
わたしは後半安部シューを交代させるだろうと思っていましたが、健太監督が彼をフル出場させたということは、それだけ彼に期待するところが大きい、ケントの穴を彼が急速に成長して埋める役目を負わされているのだと思います。
前半のうちに前の選手が得点していればよかったのですが、できないでいると、エヴェラルドにゴールを決められてしまいました。
前半も終盤に。
2度取ったCKにタマの素晴らしいキックで、まず剛が打点の高いヘッディング、次にモリゲがうまいバックヘッドで連続ゴール。
逆転。
うちのCBの決定力、すごい〜
モリゲのブレ球のミドルも凄かった〜
タマは良かったと思うのだけど、54分にウッチーとともに交代…
わたしはタマはもうしばらくプレーした方が良かったと思う。
フィジカルに問題でもあるのかしら?
ウッチーは守備が良くなっているのがわかりました。
代わりに入ったアダイウトン、紺野があまりゲームに入れないように見えました。
無理やりなプレーが散見、個人の力で打開するのも大事だけど、相手にぶつけてしまうことが多く、逆襲されてしまいます。
前半の終わり頃から、鹿島は長いボールも織り混ぜるようになり、それもなんか嫌だったし、
土居聖真とか永木とかヴェテランを入れたのがうまく行って、後半時間が進むにつれ、東京は防戦一方に。
中盤がなくなり、相手の好き放題に。
ケント、東の不在が響いてしまったと感じました。
こんなに好き勝手にされては失点するだろうと思っていたら、土居聖真に決められた。
守備崩れ…
安部シューがディフェンスラインにほぼ吸収されたのが中盤がなくなった一因かと。
それに、彼は連戦ほとんど出場していますから、疲労も大きかったでしょう。
もう少し早くアルトゥール・シルバに替えても良かったと思うのだけど。
足が出なくなっていました。
ディエゴも戻って守備に奮闘。
アディショナルタイムにディエゴがもらったイエローカードは、うちでは「赤でなくてよかった」と、言ってました。VARがあったら、赤に変わったかも。
でも、ディエゴはとにかく攻守に頑張ってくれます。
後半は、鹿島が積み重ねてきたものが形になってきたのだと思います。
結果が出ない中でも、やり方を追求してきて、たっぷりスペースも与えられたので、しっかりパスをつなぎつつ、相手を崩す形が得点につながったのだろうと。
結局ドローに終わりましたが、鹿島には手応えのある内容だったように思います。
東京は、タマの素晴らしいキックという武器があることを再確認、ウッチーもなんとかやれそう、ということはわかりました。
しかし、後半のようになるのでは、どの試合も難しそうです。
1日の鳥栖戦は1週間開いたので、疲労は回復したでしょうけど…
いない選手のことを言っても仕方ないので、ともかく、今いる選手が力を最大限出すしかない。
そして、強力ブラジリアン3トップとか言われながら、あまり得点できていないのも気になります。
誰が得点してもいいのだけど、今季取り組んで来る形が、まだうまく行っていないと思うのは、わたしが心配性だからか?
ジェフは昨日アウェイ山形戦でした。
DAZNのMCが言っていたのが気に入らないのだけど、前節の甲府戦もそんなに悪い内容ではなく、「ボールを持たされた」のではなく、ボールを持っていたのだと思います。
サッカーしててボールを持ちたくない選手がいるの?
カウンターだけではなく、繫いで崩す形も当然必要だし、今季の初め頃よりは、甲府戦などは良くなっていました。
元々ジェフはパスをつなぐサッカーをしていたのだし、ユン様もそれ否定しているのではないと思う。
山形戦は甲府戦と同じスターター。
ただ、クレーベが前半の終盤に怪我で退き、ソロモンが入りました。
サイドハーフの為ちゃんと旭でゲームを作り、SBが上がって、安田がクロスをれる。
いい展開だと思うけど、安田の再三のクロスの精度が…
その代わりといっちゃなんですが、安田はマッチアップしていた末吉に序盤こそ遅れをとったシーンがあったけど、それ以外では勝っていました。頼もしい。
(この人のユニ、持ってる〜)
お互い守備に集中していて、結局ゴールレスドローでした。
お互いに惜しいチャンスがありましたが。
終盤はジェフが迫力を持って攻撃しましたが、得点ならず。
山下くんは惜しいシーンが毎試合あるので、次は得点できるといいな…
守備に関しては、最近の東京も怪しいけど、ジェフもなかなかクリーンシートがなかったから良かったと思います。
それにもういい加減にフクアリで勝ちたい。
うちは味スタもフクアリも当分行けないけど、やはりホームでは勝って欲しいものです。
第7節 ジェフアウェイ甲府戦とかわいそうなサッスオーロ
ジェフはこのところついていない…
前節緑戦も微妙な判定でPKを取られたし、今節甲府戦でも相手のシュートがジェフのDF二人に当たって入るという…
アウェイ小瀬には毎年行っているのに、今年は新型コロナの影響でアウェイサポは行けない。
好きなのだけど、あのスタジアム。
スタグルらしくはないけど、わたしは小瀬でサツマイモのスティックを食べるのを年中行事としていました。
その小瀬の試合をDAZNで見ましたが、甲府が何やら面白いというか、可変式のシェフィールドユナイテッドみたいなサッカーをしていました。
前半はジェフが、ユン様になってからは珍しくポゼッションをとり、相手陣内で試合を進める。悪くはないないようでした。
前半の早い時間には山下のヘッディングシュートなどチャンスはありました。
そこで入っていれば…
強引にゴリゴリ行く選手はジェフにはいないというか、そういうサッカーをしないのかもしれないけど、徐々に守備の硬い甲府ペースになっていく。
なかなか嫌なスルーパスなど出していました。
東京はケントがいなくなったし…首都圏クラブがプロヴィンチャーレに無体なことをするのもアレでしょうか…それにノザヒデ自身が嫌でしょうね。
ともかく。
前半終了間際に不運な失点をして、後半。
不運とはいえ、左右に振られて崩されたものでした。
後半はさらに甲府の試合になってしまいました。
なるほど、甲府はこういうサッカーをするのかシェフィールドユナイテッドぽい、というのがよくわかった。
CKからさらに失点して、厳しい状況に。
ユン様あまり動かず、でしたが、さすがに3人替えでソロモン投入。
ソロモンが難しそうなバックヘッドを決めて1点返すも、そこまで。
しかし、ソロモンは立派です。
短い時間でも結果を残すし、原タイチと身長は同じくらいでも、体の強さが違うように見えます。
楽しみな選手です。
そして、翌朝。
J2は見る気がしないので、セリエAを見る。
チームカラーが緑なのがアレですが、わたしはサッスオーロがお気に入り。
イタリアのチームのイメージとは違って、守備はかなりボロいけど、得点力がある。
ナポリ戦も面白そうと思ったら、なんときれいなゴールが、VARで4回も取り消された。
ほんのちょっぴり、目視ではわからないほどのオフサイドでした。
で、2失点で負けた。
つまんない〜
VARで全て解決すると思っていたら大間違い、むしろストレスが増します。
緑と黒の縞なので、わたしはスイカと呼んでます。
なかなか面白いチームです。
あとはアタランタね。
ここのリーグも優勝は興味ないけど、ヨーロッパ争いは面白いです。