昭和記念公園、初冬の景色。
毎度お馴染みの昭和記念公園です。
イチョウが黄色に染まっていた頃は平日でもかなりの人出でしたが、今頃になると、もう来園者はまばら。
大体バーダーか、ランニングジョギングか、犬の散歩の人だけになります。
バーダーはでかいレンズを「ランボー」のスタローンみたいにぶら下げているから、すぐわかる。
あ、ランニングの人も走ってるからわかるけど。
うちはのんびり散歩しながら、たまたま目に入った花や小鳥をパチリするだけ。
こういうズボラなヤカラには良い写真は撮れないのですが、いいの、それでも。
バーダーがちょっと苦手なのは、その根気はすごいと思うけど、少なくとも昭和記念公園あたりで見かける方々は、鳥が好きというよりは、自分がうまく撮った鳥の写真が好きなように見受けらるところ。
去年も「あちらにウソ(小鳥の名前です)がいますね」と話しかけた人に対して、「ウソなんか撮り飽きたわ」とエラソーに言うおじじ様を目撃して、ゲンナリしたことがあります。
公園内の自転車道に侵入してくるバーダーもいるし、そんな人は少数なのだろうけど、よくない例の方が目につくのはものごとの常でしょう。
で、バーダーのカメラを向ける先に鳥がいるんだろうな、と横目で見ながら散歩してます。
紅葉もまだ残っています。
水鳥の池の西立川口の方へ。
ツクシガモもマガモもお昼寝タイムでした。
水鳥の池のバードサンクチュアリ近くにいました。
ピンボケですが、ちゃんと頭がモヒカンです。
ここではベニマシコも見かけましたが、写真は撮れず。
(写真3枚は蘇我夫撮影)
小鳥の写真は蘇我夫撮影です。
久しぶりにこもれびの林を歩きました。
ここのモミジの紅葉が一番遅く、ようやく今、色づいています。
葉の落ちた林で、赤い紅葉がとてもきれい。
森の家の裏にいつものようにヤマガラさんがいましたが、ツツジの枝に隠れて写真は撮れませんでした。
ツツジの中が安全安心だと分かったようで…
昭和記念公園にはカラスもすごく多いし、前回見た時はカラスにいじわるされていました。
これから最後の紅葉も葉を落とし、ますます寂しい景色になっていきます。
家で映画でも〜「イエスタデイ」
新型コロナの状況はこれまでより悪くなっているのに、諸々理由はあることですが、外出自粛とはならず、もうどこで感染しても不思議ではなくなりました。
こっちは退院したけど治療継続中の身、フクアリはもちろん味スタにも行かず、なるべくうちに籠っているしかありません。
それでも世界中でサッカーはあるので、特に週末は忙しいのよ、DAZN見るのに。
イングランドPLとセリエAとジェフと東京(今はACLで留守)と秋田などを全部チェックすると、火曜日あたりまでかかっちゃう。
で、「家で映画でも」ってことになかなかならないのです。
が、この週末はジェフが負けてしまった(ユン様、前節のままだったらよかったのに〜)し、東京はいないのでJ1、J2を見る気が起きず、そうだたまには映画見よう、ということに。
夫が香港便の中で見て、時間が来て途中で終わっちゃったという、フライト短め国際便あるあるの悲劇に見舞われた作品。
(久しぶりだからお断りしますが、ネタバレとか全然配慮なく書いています)
「イエスタデイ」
監督 ダニー・ボイル 脚本 リチャード・カーティス
2019年、イギリス制作
ダニー・ボイルといえば「トレインスポッティング」で強烈な印象を与えた監督。
ずいぶん前に見たけど、ユアン・マクレガーがバスタブに浸かりながらキンクスの"You Really Got Me"を歌う場面など忘れられません、つい一緒に歌っちゃったし(トシヨリ)
〜
「スラムドッグミリオネア」で一躍アカデミー賞を受賞して名声が上がったけど、アカデミー賞作家というよりは、イングランドでこの作品のようなものをこしらえているのが似合うような気がします。
「世界から猫がいなくなったら」とか言う映画があったけど、これは「世界にビートルズがいなかったら」。
スラムドッグミリオネアでもそうだったけど、この作品の主人公ジャックはインド系。
見た目もアレで売れないミュージシャンのジャック、彼を可愛くて優しい幼馴染のエリーがマネージャーとなって支えている。二人は好感を持ちながら、なかなか気持ちを表せないでいる。そこのところ、微笑ましい展開で好きです。
もうミュージシャンを諦めると、とジャックが両親(マイペースで空気読まないけど、愛情深い)や友達に言い、エリーにも伝えると怒ったエリーがジェックを置いて帰ってしまう。その時なぜか世界中で12秒停電し、暗闇の中でジェックは事故に遭う。
前歯を失ったくらいで大怪我はしなかったジェックは、世界が停電前と決定的に違っていることに気がつく。
ビートルズが存在しなくなっている、というのか、人々の記憶から消え、PCでググっても、昆虫のカブトムシしか出てこない。
彼はビートルズの曲をあらん限り思い出し、オリジナルのように歌って、当然これが受けて、注目されるように。
本物のエド・シーランが登場して、彼を天才だと称賛する。
ロシアでエド・シーランの前座として出演、これも当然"Back in the USSR"を歌って大喝采。
そしてあっという間にアメリカ、LAへ、スターダムを登る…
LAの女子マネージャーがやたらにカルカチュアライズされていて、おかしい。
控室に中年の男女(関係ない他人)が来て、彼らもビートルズの記憶が失われていないことを告げる。
ここで二人にひどいじゃないか、と詰め寄られるのかと、ジェックもわたしも思ったけど、二人に「記憶を残してくれてありがとう」と感謝され、歌詞の記憶違いや、エド・シーランが勝手に変えたタイトルについてなんだ?と指摘する。
ジュードは古臭いからデュードにしろだって。
そういうセリフを言うエド・シーランも面白い。
二人のビートルズ記憶者から示された住所にジャックがいくと、そこには…
12秒の間に生き返って年寄りになり、世捨て人のような生活を送る、しかし幸せなジョンがいる。
ジョンとの出会いの後、結局、ジャックは故郷サフォークでのコンサート(ビートルズを知る人ならわかるステージ)で真実を告白し、エリーへの想いと、良心と、ビートルズへの愛にしたがって、楽曲全て無料ダウンロードにしてしまいます。
海辺の片田舎サフォークでエリーと暮らし、中学生にビートルズを教える幸せそうな、こざっぱりしたジャックの姿で映画は終わり。
これはマニア的なビートルズファンだと気に入らない作品かもしれません。
ニヤ、っとしてしまうビートルズへのオマージュ的なシーンやセリフはありますが、マニアックな人なら"Eight Days A Week"を何回でも見た方がいい、と言いそうです。
これはダニー・ボイルやリチャード・カーティスのビートルズ愛の結晶と思われます。
ビートルズの記憶を伝える歌手が、イングランド人でもインド系であることも、あえて実際のメンバーとは違うイメージの人を選んだのだろうと思います。
ヒメーシュ・パテルという俳優が実際に歌っているようですが、とりわけクセのないビートルズを歌うには良い声ではないかと。
おじいさんのジョンを描いたのも、気に入らない人はいるでしょうが、わたしは彼が存命ならこんな感じかも、と思いました。このことがジャックが真実を言うきっかけになったはずです。ただ、その描き方はちょっと薄いかな。
これは、ストーンズではなくビートルズでなくてはならない(ストーンズファンなのでつい考える)。
むろん楽曲も違うけど(改めてビートルズはリリックもすごく良いなと感じた)、ストーンズはおじじになったとはいえ、現存するバンドですから。
ビートルズは、世界中でその音楽が愛されているけど、すでにバンドとしては失われていますから。
物語にする上ではビートルズでないとね、何かとね。
ともかくジェックはエリーとサフォークで幸せに暮らし、ビートルズの美しく、いつまでも古びない音楽が彼によって継承されていきます。
サフォークのちょっと田舎っぽい感じがとても好き。
ふ〜ん、イングランド・リーグ1のイプスウィッチ・タウンはここか←
またどうでもよさそうなことを言ってしまった、最近上がってこないな←だからあ。
(何をどう間違えたか、自分の記事に3個もいいね!しちゃった…
消せないんですけど…決して本意ではないんですけど…)
冬に向かう昭和記念公園
暖かい日が続いたかと思えば、冷たい雨が降ったり、風邪引けと言われているようなお天気です。
薄曇りでしたが、昭和記念公園で散歩しました。
すると、カナールの銀杏並木が先週の強風のためか、ほとんど散っていました。
同じカナールの並木の写真です。
今回は行かなかったけど、日本庭園のモミジは見頃終盤だそうで、29日まで黄葉紅葉祭りは継続するけど、散ってても責任持たんよ、というようなことが公式Twitterに出ていました。
想定外の早い落葉だったようです。
でもうちは散歩だから葉っぱがあってもなくてもいいの。
そろそろ冬の楽しみ、冬鳥が来てるし。
水鳥の池、西立川側に行って見ました。
渓流広場の方へ行く側は、カルガモとバンくらいしかいなくて、渡鳥は大体西立川側にいるようです。ボートが来ないからかも。
暗い…
この日は標準レンズしか持っていかなかったので、なおさら鳥を撮るのはムリ。
ヒューッと可愛い声で鳴いていました。
ベニマシコも来ているかもしれないけど、何度も言うけど、バーダーじゃないので、偶然出会ったらラッキーって写真撮るだけ。
今年はヤマガラさんによく出逢います。
いつもの「森の家」の裏には2羽いて、間近に見られました。
これからは昭和記念公園はバーダーとランニングの人くらいしかいなくなります。
銀杏が散ってしまったし、薄寒い日だったので空いていましたが、なぜかアジア系外国人を何組も見かけました。
いろんな言語だったから中国の人だけではない。タイ人かベトナム人か、マレー系とか?
おそらく日本に在住している人たちでしょうけど、来園者中の比率の高さからすると、彼らには昭和記念公園がとても人気があるようです。
感染リスクも低いし、のんびりできていいところだからか、銀杏とかモミジとかばえるからでしょうかね。
ディエゴ・マラドーナ追悼
11月25日、ディエゴ・マラドーナが亡くなったとの報道がありました。
60歳になったばかり、亡くなるには早い年齢でしょうけれど、度重なる薬物摂取と引退後のひどい肥満ぶりを見て、彼はそんなに長く生きられないのではないかと、わたしは思っていました。
それであまり驚かなかったのだけど、寂しい気持ちには変わりありません。
わたしのようなアルゼンチンからしたら地球の裏側の、一介のサッカー好きオバでも、彼に関する思い出はいくつもあります。
天才には違いないのですが、わたしの印象では彼の全盛期はそれほど長くはないように思います。今もバルサで中心選手であるメッシ(多少翳りが見えているかもしれないけど)とはそこが違うのではないかしら。
しかしそのプレーの鮮烈さは忘れがたく、彼のプレーに憧れてサッカー選手を目指した少年少女が世界にどれほどいることでしょうか。
わたしが初めて彼のプレーを見たのは…すごくオババだとわかっちゃうけどほんとだからしょーがない、1979年、日本で開催されたワールドユース大会です。
見た、といってもスタジアムではなくTVで、ですが、今にして思えば幸運にもTVで試合が放送されたのですね。
その時のアルゼンチン代表監督は、あらっぽかったアルゼンチンのサッカーに「インテリジェンス」を植え付けたメノッティでした。
マラドーナはもちろんアルディレスが得点王になったように、後のフル代表の中心になる選手が揃った、素晴らしいチームでした。
そのころのわたしは、サッカーをあまり知らなかったのだけど、マラドーナの技巧に魅了されたのは覚えています。
本当はアルディレスをお気に入りだったといえば通っぽいのですが、なんとなく可愛い風貌のディエゴが気に入っちゃった。
若い頃のマラドーナは可愛かったのよ、ただ今にして思えば当時は規制が緩かった筋肉増強剤とかをもう使い始めていたのかもしれず、小柄だけどかなりがっしりしていました。
今ならすぐにヨーロッパのクラブへ行きそうなものですが、ボカ・ジュニアーズに所属していました。
それからボカやバルサなどでのプレーは見る機会もなく、82年のW杯21歳の彼を見ることになります。
活躍もするけど乱暴な行為もあり、少しガッカリした記憶があります。
86年のW杯こそ、ディエゴ・マラドーナの名前を、サッカーの歴史に刻み込んだ大会になりました。
準々決勝のイングランド戦、NHK山本アナウンサーの絶叫「マラドーナ、マラドーナ、マラドーナ、マラドーーナーーー!」が飛び出した5人抜きゴールと、「神の手」ゴール。
どちらもマラドーナそのものだと思います。
「神の手」の方はVARがあれば取り消しね。
5人抜きは速くて上手くて、本当に彼でなければできない圧倒的なプレーでした。
イングランドは彼の速さについていけなかったのだけど、これがたとえばSルヒオ・Rモスだったりしたら、危険なタックルでもかまして防いだのではないかと思います。
潔さというかアッサリ感というか、それもイングランドらしい。
と、イングランド好きのわたしは思う。
この頃がマラドーナの最盛期でナポリでも大活躍していました…といってもセリエAを見る機会はありませんでした。
90年大会ではカニーヒアとのコンビネーションが面白かったのを覚えていますが、また物議を醸すような行為によって、ネガティブな印象が残ってしまいました。
厳しい時マーク、ときにはひどいファウルも受けて、気の毒な面もあります。
その後、カニーヒアもわたしの記憶が正しければ、薬物で処分されたのじゃなかったか?
94年はもう難しいのではないだろうかと思っていたのに復活したマラドーナが見られて嬉しかったのに、ドーピング検査で薬物使用が発覚して追放されるという顛末に。
華々しい活躍と、たびたびの薬物使用の発覚、彼の人格か、薬物のせいかわからないけどおかしな言動。
引退後はもう歯止めが効かなくなったか、どんどん肥満して、スターウォーズ1に出てくるカエルみたいな姿になってしまった…
マラドーナを思うとき、稀有の才能による忘れがたいプレーと、ピッチ外(ピッチ内でもあるのだけど)の極端な自堕落さと常識はずれの言動の両方の記憶で、なんとも複雑な感情が湧いてきます。
両方を合わせて、やっぱり稀有の存在なのでしょう。
ところで、マラドーナに関する映画などを調べていたら、
他にもマラドーナのドキュメントがあるようですが、これはクストリッツァが監督したものでした。
これはしたり。
クストリッツァは割と好きな監督です。
「アンダーグラウンド」や「白猫・黒猫」などは面白かった。
このドキュメンタリーでは題材が強烈すぎるので、どうなっているか…見逃したので、というか、封切り当時はあまり見たいと思わなかった…今になって見たいと思っています。
代わりに、といっちゃナンですが、パウロ・ソレンティーノ監督の邦題「グランドフィナーレ」原題YOUTHに、マラドーナ(本人ではない、よく似た俳優)が登場します。
これは映画館で見た。
なかなか面白い作品でした。
スイスの高級ホテルで繰り広げられる「グランドホテル」式の作品です。
ここに逗留しているのがほとんどトシヨリばかり、まるで超高級介護付き高齢者施設のよう。
その逗留者の一人がどう見てもマラドーナ(名乗るシーンはない)で、プールで心臓発作を起こして騒ぎになったりします。
現実に起こるとは…
そのマラドーナ(と思しき人物)と、細かいところは忘れたけどホテルの若いスタッフだったか、逗留者だったかとの会話、若いほうが左利きだというような話をすると、マラドーナ(と思しき人物)が、俺も左利きだよ、という。
すると、彼が
「はい、知っています。
あなたが左利きなのは、世界中の人が知っています。」
今になって、これは名台詞ではないかと思い出しました。
さて、マラドーナは神様に「神の手」について、なんと言っているのでしょうね…
叱られていないといいですが。
悲喜こもごものフットボール"Sunderland 'Til I Die"
「悲喜こもごも」というタイトルだけど、「悲」の方がずっと多いなあ…
昨夜東京がACL再開のカタールでの初戦上海申花に、今季ありがちなパターンで負けた…と、いうことは置いといて…
うちはアンテナが壊れてACLは見られないし、YouTubeで見る気もしないので、テキスト速報を見ただけで、何も言えない。
そりゃもう勝って欲しい、せっかく今季すごく無理して頑張ったのだから。
遠くで心配するしかできません。
コロナ禍がなければ少なくない東京サポが上海に飛んでいたわけで、サポじゃない人からは物好きな、と思われるのでしょう。
サポーターになんぞなるもんじゃないな、と思ってしまうのは、Netflixで
「サンダーランドこそ我が人生」"Sunderland ‘Til I Die"
というドキュメンタリーを見たからで…
なるもんじゃないならやめなはれ、と言う人が多かろうけど、サポになってしまったらそうはいかないのですわ。
このドキュメンタリーに登場するサポーターほどではないにしろ、ワタクシも東京サポとして(なんちゃってジェフサポとしても)、なんの得にもならず、お金は出ていく一方、わざわざお金を費やして、それ以上に神経やら精神やらをすり減らしながら応援して、報われることの方が少ない、というサポ生涯を送っているのです。
このドキュメンタリーはよくできていて、結果を知ってはいながらつい引き込まれて見てしまいました。
それに昇格できなかったと言う結果をただ伝えるのではなく、その過程において表されるオーナーと経営陣やスタッフ、選手たち、サポーターの考え、意思、感情がかなりきめ細かく描かれ、その苦闘にこちらの胃も痛む思いを起こさせられます。
確か2、3年前東京のU18がヨーロッパ遠征をした時、サンダーランドの練習場を使用させてもらって、3部なのにその設備の良さ、規模の大きさにビックリした、と言う記事がありました。
J1東京の設備とは比べ物にならなかったようです。
1879年創立、58年までトップディヴィジョンに在籍した、歴史あるクラブです。
わたしも2000年代にプレミア在籍当時のサンダーランドは覚えています。
ニューカッスルとのタイン・ウェアダービーも見て、ゴツゴツぶつかるけど試合としては面白くないな、と感じた記憶が。
その後ズルズル落ちてしまいましたが、3部では突出した規模で、人件費も多額だったそうで、当然そのシーズンの優勝候補に挙げられていました。
が、エースのマジャが移籍すると徐々に勝てなくなり、ドローの山を築き出す…
身につまされますなあ…ヨッチとか久保タケとか…
ケントもムロやんも…
あ、それは置いて。
苦難の道をいくクラブでしたが、EFLトロフィーという2、3、4部クラブのカップ戦の決勝まで進むという、いいこともあったのです。
イングランド、さすがだなと思うのは、その決勝戦もウェンブリーで行われること。
上の写真はその時ロンドンにのして行ったサンダーランドサポの群れ。
サンダーランドはイングランドの東北部、貧しい地域で、サンダーランドサポ自身がいうには、ロンドン住民あたりからはバカにされているのだとか。
リーズのバムフォードがパブリックスクール出身で、言葉遣いがきれいなので、フットボール界では逆差別を受けたというし、ウォルコットもそうだったようですが、そういう地域差とか出身社会の差とかはイングランド独特の環境です。
あまり裕福でないサポーターが、サンダーランドのユニやグッズで満艦飾に身を飾り、年間チケットを保持して応援する様は、このクラブの特色を表しているようです。
サポのいう何もない、とは言い過ぎだろうけど、そんな街でサンダーランドは皆の唯一の楽しみ、よりどころのはずですが…はずではなくそうなのだけど、なかなか期待通りにはいかない。
でも人生だから、期待を裏切られてもそれは続きます。
彼らはそれでももう一度ウェンブリーへ行きます。
今度は昇格プレーオフ。
しかし2度のウェンブリーはどちらも敗戦で終わります。
特に2度目のウェンブリー、昇格を逃した後の、長年サポをやっている初老夫婦の会話には、泣いてしまいました。
かわいそう…
うちにも似た経験がある…国立での大分戦…
しかし、サンダーランドはこの降格1年目が一番良くて、その後は3部に居座っています。
それもどこかの黄色いチームに似ているような…
サポではない人から見たらおバカさんそのものでしょうが、それでも彼らの多くは今でもブラックキャッツを応援しているはずです。
'Til I Die"ですもの。
そして、そういう人生を後悔どころか、きっといい人生だったと振り返るはず。
Jリーグに目を向けると、ずっと応援していたブラウブリッツ秋田がJ3優勝、昇格を決めました。
サポーターが報われる日もあるのです。
優勝はガンバU23戦で決まったので、セレモニーは吹田で行いました。
よかったんじゃないでしょうか、他のJ3チームのスタジアムではなく、立派な吹田で。
秋田にも行きたいなあ…
秋田は、地味な選手ばかりで、サッカーもあえて言えば東京に似ていて、派手さはない。
しっかりした守備(GK田中雄大が素晴らしい)から、素早いトランジション、早い攻撃で確実に得点。
10月の岐阜戦などびっくり仰天。
チームの中心江口選手の、ポポさん流に言えば北海道からのロングシュート二本、やられるGKも特に二本目はアレだけど、決める江口選手すごい!
TDK秋田の頃からご縁があって応援し、にかほまでは行けなかったので、回数は少ないけど江戸川とか、なぜか遠く京都の太陽ヶ丘とかで応援し、天皇杯では2度味スタ東京側で見ました。
前回優勝ではライセンスがなくて昇格できなかった(この制度嫌い)けど、地道に安定した力を蓄え、ここまで来ました。
ブラウブリッツ秋田、優勝おめでとう!
気がついたら困ったことにジェフのライバルになってしまった…
あの骨太の秋田に、今のジェフは勝てるだろうか?
悲喜こもごも。
スウィーツガーデン コパンのマロンパイ
うちは夫の方がわたしより買い物好き。
お店に行かないでもインターネットで、ちょっとポチすると届いちゃう。
時々すでにわたしが買って読んだ本なんかも注文してしまって、これじゃあお金が貯まらないわけね。
などと言いつつ、特に最近は感染リスクを避けるため、スーパーで日用品を買う以外はもっぱらネット注文になってしまいます。
で、入院中にお菓子が食べられなかった…病院でおやつが出るのだけど、美味しくなかった…ので、なんか秋らしいお菓子を…
楽天市場で人気のお取り寄せスウィーツだそうです。
坂戸のお菓子屋さんスウィーツガーデン コパンというお店。
きれいに切れなかった、すまない。
バターたっぷりのパイの中に、マロンクリームの入ったアーモンドペースト、真ん中に渋皮栗が丸ごと。
パイはサクッとしていて、しっとりしたマロンクリームがとても美味しい。
蘇我夫は渋皮栗だけ残して、最後に食べてたけど、一緒に食べた方が美味しいと思うよ〜
これも蘇我夫がいつの間にか注文したのだけど、自分で頼んでおいて、青いハーブティーがちょっとアレだった…って。
赤い方はハイビスカスとローズヒップで「ポンパドール」などにもある普通の酸っぱい味。
青い方は、色はバタフライピーだろうけど、味はレモングラスとローズマリー、フェンネルで、ちょっとクセがある。
でもわたしは嫌いではないので、赤いのは夫、青いのはわたしが飲んでいます。
ただ、マロンパイに合わせるには普通の紅茶が良かったな…
まだ4個あるので、明日のおやつもマロンパイです〜
府中郷土の森博物館、紅葉もきれい。
お昼になってお腹が空いたので、電柱に貼ってあった「古墳天丼」というのも気になったけど、まずは郷土の森へ行ってから、ということに。
分倍河原駅から京王線に乗り換えそうになるのを、おっと今日は違った、と下車。
テクテク歩いて(バスも新田義貞公の前から出ている)郷土の森博物館へ。
門の前にある府中物産店の中の「ことり食堂」でお昼。
いかにも食堂という感じの店です。
お腹を満たして、郷土の森博物館に入ります。
といっても目的は公園を散歩すること。
ちなみに現在博物館は改修工事のため、2階の展示室は見られません。
ここの公園は梅林と紫陽花が見もので、秋に訪れたのは初めて。
武蔵野の秋の景色だろうなと思っていたら、紅葉もきれいでした。
皇帝ダリアも咲いていました。
皇帝ダリア、なんでこんなにデカくなるんだ?
暗くてきれいに撮れなかった…
へっぽこ……
博物館の前から見た景色です。
左が旧府中町役場、右は郵便局。
どちらも可愛い建物。
古い薬屋さんなどの古民家や小学校などが移築されていて、多くはありませんが、建物巡りもできます。
古民家カフェもあり。ことり食堂より高いけど、美味しそうに見える(はいったことはない)。
期待以上に紅葉がきれいだったので満足して、分倍河原駅に戻りました。
途中、お菓子の青木屋で「栗どら」をおやつに買って…
23日には郷土の森工場売店限定の「武蔵野日誌」が販売されるそうです。
小さなバームクーヘンにクリームの入ったお菓子で、昔から府中あたりで手土産にするといったらこれでした。
栗どらは食っちまったから、写真はありません〜
ケーキみたいなどら焼きの生地に栗餡が良く合って、美味しくいただきました。
ちょっとした武蔵野散歩になりました。