久しぶりの多摩動物公園、寝てないコアラ、ひとりぼっちのシャモアなど。
部活以外は塾と週一のピアノしかすることがなくて退屈なコロナ禍の夏休みの中2男子、ほいじゃあ小さい頃から好きだった動物園にでも久しぶりに行ってみるか、ただ行くんじゃつまらないから、写真でも撮ろう。
と、いうことで多摩モノレールに乗って、出かけました。
当然予約制ですが、改装なったライオンバス付きのチケットは、午前中の遅い時間しかなくて断念、ライオンバスなしの入場券にしました。
まあもう「ライオンバス乗れなきゃヤダ〜」というほど赤ちゃんではないので、本人も「あそう、別にいいよ」ということで、雨もよいの日でしたが、デジカメ下げて入園。
ライオン園は綺麗に整備されていました。上の写真はわたしがスマホで撮ったもの。
ライオンのお父さん、大あくび。
フラミンゴ。
アフリカ園全体が整備され、アフリカゾウ舎も新しくなっていました。
チンパンジーの赤ちゃん、チンパンジーも雨は嫌いらしく、降っている間は屋根の下に集まり、止んだらすぐ外に出ていました。
愛想のいいキリンさん。
以上中2男子撮影、ダウンサイズしすぎた…
日曜日のお父さん…赤カンガルー。
ガラスが雨に濡れていますが、可愛いワラビーです。
カンガルーとワラビーとワラルー、なんとなくわかるけどきっちりは区別できない。
オーストラリアといえば、有袋類。
コアラ舎に行きます。
コアラの前にフクロギツネとかフクロネズミだったか、色々いてとても面白く、わたしは好きなのですが、みんな夜行性なので暗くて写真は撮れません。
なかなか見られない起きているコアラ!やっぱり可愛い。
これも中2男子撮影。
たいがい左のような状態。
なんか偉そうな笑いカワセミ。
たいがい笑ってくれず、去ろうとすると後ろから「ケタケタケタ」と笑い声(鳴き声ですが)が聞こえてくる、性格の良い鳥さん。
この日は全く笑わなかった。
中2撮影。
多摩動物園の実はスター、四不像。
繁殖期だそうで、雌雄が一緒にいました。
上の写真は立派なツノでわかる通り、男子です。
女子に横目で目線をチラチラ送っているのが、男子っぽい。
右が女子。
こういう距離感。
雨のため、外で遊んでいなかったレッサーパンダ。
わたしはパンダより可愛いと思うし、動作が激カワなのですが、残念。
たいそう立派なゴールデンターキン。
この隣にはシャモア舎があるのですが、病気のため展示はなし。
シャモアの生態に合わせて作られた絶壁の上に、座っているお尻だけ見えました。
以下、ズーネットの記事です。
一昨年、日本カモシカセンターが2006年11月30日に閉鎖されることになり、多摩動物公園では、2006年10月にシャモア3頭(オス2頭、メス1頭)を引き取りました。このたび施設が整備されたため、2008年5月1日からシャモアを公開しています。シャモア舎は、アジア園のターキン舎のとなりです。
シャモアはヤギにも似たウシ科の動物。ヨーロッパの中部や南部、トルコやカフカスの山岳でくらしています。オスにもメスにも角があります。硬いひづめは岩場の生活に適していて、四肢のバネも強く、ジャンプが得意。通常群れで生活しますが、成熟したオスは繁殖期などを除き、単独でくらします。
この3頭のシャモア、親子だそうで、母親父親が死亡し、残った子ども(と言っても立派な成獣)がたった一頭でかわいそうでしたが、日本の他の動物園にはおらず、捕まえて山岳から運ぶのも動物にストレスがかかるからできないでしょうし、ずっと一頭でいました。
わたしは3頭いた時も、1頭になってしまった時も見ていたけど…
この日、お尻を見たのを最後に、翌日死んでしまったそうです。
かわいそうに…
しかし、動物園の在り方、希少種をどう保護するのか、動物のストレスをどう緩和するかなど、ひとりぼっちのシャモアから考えさせられました。
参考までにシャモアの写真。
なんかヤギみたいで、コアラのような人気は出そうもないけど、命の価値は変わりません…
この日は翌日シャモアがいなくなるなんて思いもよらず、なんだか一人でかわいそうね、というくらいでした。
ところで多摩動物公園は多摩丘陵に造られているので、高低差がかなりあります。
一周すると、わたしのような虚弱者にはかなりの運動量。
綺麗な色合いのツクシガモ。
鳥舎に行く頃は、すっかりバテバテだったわたくし、先に入口近くのズーカフェで休んでいました。
鳥好きなのにね…
中2撮影。
ここで中2男子も坂道を歩くのがめんどくさくなり、もう一度登って昆虫館に「ハキリアリの終焉」を見にいく予定でしたが、取りやめ。
やっぱり先に行っとけばよかった…
で、アイスを食べて帰りました。
国立科学博物館「植物展」と不忍池。
16日に上野の科学博物館へ特別展「植物〜地球を支える仲間たち」を見に行きました。
本当は5日に中学2年男子と一緒に行く予定でしたが、新型コロナの感染者が毎日5000人超える勢いなのに恐れをなし、取りやめにしたのですが、チケット代は払ってしまったので、もったいないからコロナワクチン接種済みの大人だけで行こうと(ワクチン接種しても感染するリスクはありますが、その可能性は低いし、気をつけてかかってしまったら不運としか…)。
予約制なのでそんなに混んでいないかと思いきや、激混みではないにしろ、立派な密状態。
夏休みの自由研究にというような小学生や、そのちっこい妹弟と両親という、1グループが割と嵩高いのでした。
内容は小学校低学年以下には少し難しいのでは、と思いましたが、ぐずる子もおらず、いい子に見ていましたから、展示の仕方が良かったのか、親御さんがしっかりされていたのか。
しかしこの感染状況でお子さんを連れてくるのは、ちょっと心配ではあります。でもまあ長い夏休み、どこも行かないのは退屈でしょうしねえ…かわいそうでもあるし。
会場内は密にならないよう、スタッフが案内していました。
と、本題に入る前に500字近く費やしてしまった…
独立行政法人国立科学博物館(館長:篠田謙一)が主催する特別展「植物 地球を支える仲間たち」が、2021年7月10日(土)に国立科学博物館(東京・上野公園)で開幕しました。
本展は、食虫植物や多肉植物、「○○○すぎる」珍妙な植物といった観点から植物を総合的に紹介する、これまでにない大規模な展覧会です。
最新の研究成果をもとに、標本や実寸大模型、映像、光合成の仕組みを学ぶインスタレーション展示などを活用し、楽しみながら植物の実像や魅力に迫ります。
光合成という、太陽エネルギーから有機物を作り出す能力を手に入れたことで、地球上の生命にとって、なくてはならない存在となった植物。
私たち人間と同じ原始的な生命体から進化し、今や地球上の多種多様な環境に生育する最も成功している生物群と言えます。 ともすれば動物と違い、じっとしていて動きのないイメージがありますが、最先端の科学研究によって、私たちの想像を超えるアクティブな生態が明らかになってきました。
生の植物の展示は少なく、少し物足りなく感じましたが、インスタレーションや映像などはよくできていて、大きな朝顔やモウセンゴケなどの模型もあって小さな子も飽きないようになっています。
展示はざっくりいうと地球上で植物が誕生し、微生物のようなものから光合成をする植物となり、地球上を覆っていくようになる…
その過程でDNAの組み合わせにより、赤い植物、緑の植物、茶色の植物ができる。
ってとこでしょうか、小学生の夏休み自由課題の方がきっとずっとうまくまとめているだろうね…
これは植物がいかにその生息域を広げていったか、その方法の一つを示したもの…だと思う。
これなんだっけ?
左はヨーロッパのくるみだったと思う。
種子植物のなんかだったかな←←ひでえ。
これは「奇想天外」という名前のアフリカナミブ砂漠地方にだけ生息する植物。
神代植物公園の温室にもありますが、これは花みたいのがついているのが珍しい。
2枚の葉がただニョロニョロ伸びていくだけの植物で、古いものは2000年以上の株がある。
葉が2枚以上に見えるのは、2枚が裂けたものだそう。
植物の生き方の多様性。
いやにでかい苔。
遺伝子のABCモデルと椿の花の変異種。
この辺は高校生の頃習って、成績良かったはずなのに、すっからかんに忘れてた〜
遺伝子操作によってできた青いキク。
当然、青いバラの展示もありましたが、ちびっこがケースにへばりついていたので、撮影はやめ。
青いキクって作り物みたいと思っていたけど、作り物だったのね…
また先史時代の化石コーナー。
ひどいピンボケでした…
「ほんとは〇〇の植物」というコーナーもあり、毒を持つトリカブトなどの展示、食虫植物などの展示もあり、うまく興味を惹くようになっています。
でかいハエトリソウの模型。
でかいモウセンゴケの模型。
草間彌生の作品みたい。
くっつき虫の類。
植物の分布の方法。
最後にこの展示に関わった植物学者たちのプロフィールと子どもたちへの言葉が掲げてあり、へええこんな研究している人がいるのか、とか面白く読みました。
なんだか中途半端ですが、混んでたので特に密の場所は避けて、飛ばし気味に回りました。
ゆっくりみたら、とても面白い企画だったろうと思います。
お昼はなるべく密を避けるということで、「精養軒」のテラスで。
雨催いの涼しい日だったので、外でも暑くありません。
左はカニクリームコロッケ、右は双子パンダ誕生おめでとうプレート。
おめでとうプレートの方は、デザートとコーヒー付きでお得。
近くまで来たので、不忍池を散歩。
名残の蓮の花が咲いていました。
右に見える和風の建物は松籟庵だったか、料亭で、その隣のビルが精養軒。
お参りしているおじさまは無関係の人です。
メガネとかいろんな供養塔がありましたが、これは河豚。
有名人の名前が色々あったけど忘れた〜
東京駅で新規開店のパン屋さんでおやつを買って帰りました。
東京駅グランスタもちょっと見ないと変わっていますね。
世界報道写真展2021
世界報道写真展は毎年見ていますが、去年は新型コロナ流行の影響で、開催中止となりました。
今年も中止かと思いましたがなんとか開催され、7月の下旬に行って、いつものように重い記憶が残るので、なかなか記事にできず…
普段は多摩地方で密を避けて暮らしているので、恵比寿へ行くなんて恐る恐る…なのですが、思えば、この頃はまだ感染者数が今よりはずっと少なかったのでした。
写真美術館では、同時に行われていた篠山紀信の写真展は予約制でしたが、報道写真展の方は予約なし。
会場は、密というほど混み合ってはいないけど、そこそこ来場者がありました。
去年から今年にかけては、やはりcovid19が文字通り世界を席巻し、その影響下での写真展でした。
今年の大賞はまさにそれ。
パンフレットにもなっています。
すごいインパクト…
マッズ・ニッセン、デンマークの写真家のもので「初めての抱擁」というタイトル。
ブラジルのサンパウロにある介護施設で、新型コロナ感染防止の「ハグ・カーテン」越しに看護師のアドリアナ・シルヴァーダ・コスタ・ソウザに抱きしめられるローザ・ルシア・ルナルディ(85)。
日本人は身内や恋愛関係以外でハグすることはあまりないけど、この介護施設はハグすることが方針としてあるそうで、コロナのためにそれができず、「ハグ・カーテン」がついてからの「初めての抱擁」ということだそうです。
そのカーテンが、蝶か天使の羽のようにも、仏像の光背のようにも見え、命の輝きのように感じられます。
マスクをしているにも関わらず、看護師の表情も印象的で、とても重くしかし希望も表されて、写真としても美しく、大賞に相応しいものだと思います。
コロナ禍の中で、日本もその厄災に襲われて、他のことにはなかなか目がいかなくなっていますが、世界では紛争も自然災害も犯罪も事故も数知れず起きていることを、この写真展で思い出します。
ピンボケなのは、パンフの写真をわたしがスマホで撮ったものだからで、当然ながら元の写真はきれいです。
衝撃だったのは、パレスチナで長年刑務所に入っている夫の精子で妻が人工授精によって子どもをもうけて、生まれてから一度も父になったことのない子を育てているということ。長期取材の組写真の部1位の写真がそれです。
新婚の時に逮捕され、イスラエル刑務所で40年間も収監されている…他にも長く収監され、人工授精で産んだ夫の子どもを育てている妻の写真が何枚もありました。
パレスチナとイスラエルの紛争は、簡単には言い切れない難しいことが重なっています。
難しい環境の中で、それでも子どもを産む、育てる、というのはなんでしょうか…
考えてしまいます。
毎年トランスジェンダーを報じた写真もあります。
傾向としては、トランスジェンダーの写真は美しいものが多い。
今年のロシアの人の写真もそうです。
当たり前だけど、やはりプロのカメラマンだなと思います。
ものすごいイナゴの大群に襲われた村の村長が、とてもどうにかできそうな数ではないけど、徒手空拳で追い払おうとしている姿。
これもすごい写真でした。
もう木も地面も壁も何もかも、イナゴで真っ黒。
これは写真どうこうより、イナゴの脅威がすごかった…聖書の時代から悩まされているのに、未だに彼らは襲ってくるのね…
東京サポの「蝗」なんて、可愛いものだし、被害に遭っている人からしたら、気を悪くするかも…
他にも考えさせられる写真がたくさんありますが、キリがないので…
重く、時には人間が嫌になったり、時には苦難の中でも深い愛が見えたり(政治犯の釈放を待つ妻…結局釈放されず)、自然破壊の猛威を見たり、しんどいのですが、毎日ボ〜ッと生きているので、年に1度くらいは、少し視野を広く、考えることも必要かと、毎年行くことにしています。
東京、逆転負けしちゃった…
やはり戦術らしい戦術がないのは、相手はやりやすく、相手が変えてきても対応できず、東京は選手を変えるだけ…
あ〜あ、GKもどうにか…
と、わたしこんなことしか考えないじゃないか、やっぱりお馬鹿さんでした…
昭和記念公園のひまわりと鷺草。
うだうだしていたおかげで、もう先々週のとても暑い日のことになります。
あんなに茹だるような暑さだったのに、先週から大雨が降って、今日など22℃の涼しさ。
それにしても、九州地方の大雨の映像を見るだけで恐ろしくなります。
大きな被害がありませんように、と祈るばかりです。
・・・・・・は?
それより今試合やってるやないか?
と?
いいのいいの、蘇我夫と中2男子がパソコンの前で応援してくれているから。
あたしゃ、スタジアムで見る以外はストレス溜まりすぎていけません。
それに今朝方、ガナーズが思った通りにブレントフォードに0−2負けして、もうサッカーは…って気分。ブレントフォードはきちんとやるべきことを遂行していて、いいチームです。アルテタの負け顔はどんなものやら…先シーズンで監督交代した方が良かったように思いますが。
チームがオーガナイズされてないなと…
あ〜〜そんなこと書くんじゃないんだった。
昭和記念公園のひまわりです。
その後来た台風と、大雨の影響でもう枯れてしまったかもしれません。
ひまわりに行く前に、西立川口から入ると、鷺草の鉢植え花壇があります。
清楚な美しい花で、うちの近所でグエグエ〜鳴いている鷺より、ずっと品がいいと思う。
この日は全てスマホで撮りました。
夏スイセンもまだ咲いていました。
みんなの原っぱを抜け東花畑に行くと、ひまわりが見事!
今年もオーロイがいる←ジェフサポでも最近サポになった人にはわからないか…
よく見るとみんな後ろ向き。
近づいて、ぐるっと回ると正面のお顔。
なぜか区画によって顔の向きが違う。
みんな一斉に決まった方角を向いていますが、たまにヘソ曲がりもいて面白い。
お行儀よく整列。
こちらは水鳥の池に咲いている鷺草。
水鳥の池に群生していた花。
可愛いのだけど名前がわかりません。アプリで調べてもヒットしない。
こんなふうに群生しています。
またまたミソハギ。
ガマちゃんの群れ←
ハーブ園にいたトンボ。
昆虫は苦手なので名前知りません。
西立川口に戻るとき、立川口に通じるふれあい橋の近くで見たカノコユリ。
この日は暑かったので、ひまわりを見ただけで帰りました。
川越散歩〜古い街並みとかき氷とコーヒーとうどん。
先週、猛暑の中でしたが、川越の街を歩きました。
川越は、わたしは20年くらいぶり、蘇我夫は当時小学生の中2男子のサッカーの試合の帰りに通過しただけ。
実はその日、中2男子と上野科学博物館の「植物展」に行く予定でしたが、新型コロナ感染者の激増により、やっぱり都心はやめようか…ということで川越へ。
科学博物館は予約制なので、そんなに密になることはないと思われますが、往復の電車と食事が心配…うちはワクチン2回接種終わっているけど、中学生はまだ。
都心へ仕事に行かなきゃいけない人以外は、みんななるべく行かないようにすれば多少は感染拡大を減らせるかと思うのですが。
それはともかく、なぜ川越?といえば、あんまり近場過ぎじゃつまらない、ちょっとだけ遠出で、都心と逆方向で…それに、なんだか行列のできるかき氷屋があるとか、今はネットで順番を取るシステムになっていて、酷暑の中大行列ができることはないのですが…かき氷大好き中学生が俄然乗り気になったわけです。
「これがかき氷」という豪気な名前の店で、HPを見ると、なんかごたいそうなことがつらつら書いてある。
順番をとったら45分前に呼び出すから、ゼッテーこいよ、順番になっていなかったら、もう一生食わせないからな、それから一応順番とっとこ、つうのもやめれ、いいか、うちのかき氷は美味いから食いたいやつが大勢いるんで、迷惑かけんなや。
とはもちろん書いてないけど、意地悪く読むとそう取れるようなちょっと上から目線なおっしゃりよう。
多分身勝手な客に振り回されたかして、懲りたのかもしれない。
それに「これがかき氷」というご立派な店名もあり、わたしのように特別かき氷が好きでもなく、「たかがかき氷」と思ってしまう者には、そのHPのお言葉だけで、戦意阻喪。
しかし、中2男子少しもめげず、スマホでコロナワクチン接種の予約並のスリルを味わいつつ、順番を確保、1時間待ちの順番まで近くの市役所のロビーで涼むという。
蘇我夫とわたしは「ああ順番取れてよかったね、トッショリには氷はお腹に悪いから、コーヒーでも飲んでるよ」と、別行動。
古い街並みを見ながら、食べログで調べた美味しそうな珈琲屋さんへ。
すごい屋根。鬼瓦みたいな大きな瓦、なんていうんでしょう…うだつもある。
「時の鐘」を横に見て、珈琲屋さんへ。
「あぶり珈琲」というお店。
すでに美味しそうな感じの店でしょ。
少し暗くて落ち着く店内。
「今日のコーヒー」コロンビア。
ほんのり甘くて少し酸っぱくて爽やかで美味。
蘇我夫は「この店が近くにあったら、入り浸っちゃうなあ」というくらいお気に入りに。
ただし、禁煙ね。
美味しいコーヒーでくつろいでいると、スマホがぶぶぶ。
中2男子から。
ヤバイ、うまい。のですって。
メロン味の氷、こぼしたところはまだ子どもっぽい〜
隣のは、三温糖白小豆味だそうで、こっちはちょっとだけ羨ましい…
中学生だと昔ながらの街並みなどに興味ないのも仕方ない。
結局彼の川越観光は、
濡れおかき(氷待ってる間)→かき氷→駄菓子横丁→水飴→昼食→団子
となり、駄菓子横丁を散策。
駄菓子横丁の鰻屋さんの前、カメレオンがいた〜
川越は所々にこういう動物がいます。
今気がついたけど、カメレオン、人の指に乗ってるのね。
鰻屋さんの前の水路にはカッパが。
駄菓子横丁で川越名物、お芋のお菓子、揚げたての芋けんぴを買いました。
袋がかわいい。
駄菓子横丁近くのお寺。
そうこうするうちにお昼が近づき、「土麦(つむぎ)」といううどん屋さんで食べようということに。
やはりここも人気店で、すぐには入れず、1時に予約する。
時間があるので(実はそんなになかった)、喜多院へ。
立派な御堂です。
徳川家光生誕の間と、春日局化粧の間が移設されているそうですが、時間がないのでスルー。
五百羅漢がありますが、ここも寺務所を通して開けてもらわなくてはいけないので、柵越しに撮ってしまいました、すみません…
人生相談しているみたいな…
喜多院も興味ない中2は、川越徳川家光記念ラッピングのコーラを購入。
そして、うどんの予約時間ギリギリになり、早足で暑い中歩く。
1時3分にお店に到着、かき氷屋みたいに「時間にこなかったから入れてやんない」と言われたら、「フォーリング・ダウン」のマイケル・ダグラスよろしく「たった3分すぎただけだぞ!」と、機関銃をぶっ放そうかと思っていましたが、そんなことはなく、にこやかに店内に案内されました。
で、これをいただきました。
左から鶏天おろしぶっかけ香味うどん、すだちナントカうどん(忘れた)、梅シラス醤油うどん。
中2男子はこの鶏天ぶっかけうどんを秒殺で平らげてしまって、味わったんだかどうだか。
しかし、このお店は待つだけの価値はあり、とても美味。
コシが強めのうどんですが滑らかで食べやすく、ぶっかけのお出しも大変美味しい。
お店の人も感じがよく、満足でした〜
おみやは天明3年(1783)創業老舗のお菓子屋「亀屋」の豆大福と亀どら焼き。
豆大福は皮もあんこも塩味が強く、豆は美味しかったけど、あまり好みではなかった。
あ〜〜双葉の「豆餅」食べたい〜
亀どら焼きは、皮はケーキのようでしっとり柔らか、餡はやはりちょっと塩が効いていて、皮とよく合い、美味でした。
亀で思い出したけど「亀十」のどら焼きが食べたくなった…皮は同じ傾向のものです。
この後中2男子は昼食の前から食べたがっていた団子にもありつき、満足して帰りました。
泥縄式に川越の歴史を見ると、平安時代に荘園が形成され、川越氏や仙波氏が武蔵武士が勢力を持ち、鎌倉時代に川越氏が幕府の御家人として力を持ち、川越太郎重頼の娘は源義経の正妻になった。義経滅亡の後も一時勢力を取り戻したが、平一揆の乱により滅亡。室町時代には扇ヶ谷上杉氏の支配するところとなり、家臣の太田道真、太田道灌親子に川越城を築城させる。
その後北条氏が収めるが豊臣秀吉によって滅ぼされ、江戸時代に。
それから…
江戸の日本橋から13里(約50キロ)、現在の埼玉県南西部にある川越市を“北の防衛線”と重要視したのが、徳川家康だ。天正18年(1590)に関東に移ると川越藩を設置。藩主には譜代の酒井重忠をはじめ有力な大名が歴任し、川越藩17万石の城下町が整備されていく。商人・職人町、寺町、武家地など、城郭を中心にした町割りの面影は今も色濃く残り、蔵造りの商家が並ぶ「一番街」、藩政時代の政庁が残る「川越城本丸御殿」、徳川家ゆかりの「喜多院」や「千波東照宮」など、エリアごとに町の様子が変わる。
(「たびらい埼玉観光情報」から借りました)
ということで、今回本丸御殿まで行かなかったのはとっても残念だったと、今頃知る←大ボケ
まあいいや、思ったより近かったし、「土麦」と「あぶり珈琲」ならまた行きたいから、次の機会にということで。
青梅市街散歩〜猫看板巡りと「繭蔵」。
月曜日、暑い中でしたが、青梅市街をブラブラ歩きました。
実は同じ多摩地区の住民ながら、青梅市街を歩いたことがなかったのです。
梅林の日向和田、御岳などには行ったことがありますが。
いつものように感染リスクの低い郊外でどこか…ということで、TVなどでたびたび紹介されている「昭和の町」「映画の町」青梅に言ってみよう、と。
しかし月曜日、公立の美術館などは全てお休み。まあ歩くだけだからいいか、とこれもいつものようにテキトー。
青梅は「猫の町」でもあるそうで、飼っているのは小鳥ですが、猫好きとしては興味深い。
まずは常保寺というお寺へ。
室町時代の創建だそうです。
さっそく猫ちゃん登場。
昭和初期、どんつく様(お堂)にあった猫地蔵を廃寺に伴い、常保寺が引き取り、安置したものだそう。
青梅はお寺も多く、お地蔵さんも多いところでした。
旧青梅街道沿いをトコトコ歩くと、映画の看板、猫の看板などがたくさん見られます。
ディズニーランドの「ミッキーを探せ」じゃないけど、探して歩く楽しみもあります。
ミッキーより難易度ずっと低いけど。
タマというと三田選手を思い出す東京サポ。
猫と共に去ってどこへ?
うちが猫映画看板で一番気に入ったのは…
「ニャーン」という単純な洒落がいい。
こっちも単純。
消火栓の上にもいろんな猫が。
左のが可愛いかな。
古い家も所々にあり、確かに昭和の雰囲気のある街並みでした。
津雲邸。
地元出身の衆議院議員津雲国利が接客のために作った邸宅で、昭和9年に完成。
京都の宮大工を招き、青梅の大工との共作だそうで、入母屋造、和洋中の要素を取り入れ、昭和初期の流行の傾向を示す重要な建物だそうです。
公開されているようですが、月曜なので中は見られなかった…うちはいつもそうなの。
小高い丘陵の上に立ち、当時は多摩川からその向こうまで見渡せたでしょう。
近所にはよく似た形式のお宅がありました。
なんじゃこれ?な写真ですが、津雲さんちから降りてきた角に、元は橋がかかっていたそうで、長方形の石はその一部、手前は橋の供養塔です。
とても立派な住吉神社。
本殿への階段がすごい…
無精者で不信心者なので、登りませんでした〜
境内にはまた猫さまが。
なかなか可愛い。
個人のお宅ですが、保存文化財に指定されています。
これは映画館だった建物を修復して、再び映画館としたそうです。
ロビーはおしゃれなカフェになっています。
お昼は「繭蔵」というカフェで。
2階で繭を育てていた蔵を改造したカフェです。
NHK Eテレでやっていた「ハルさんの休日」という古民家カフェを紹介する番組にもでたとか。
わたしはハンガリー風のシチュー、蘇我夫は繭膳をいただきました。
右は繭膳のデザート、梅ゼリーと黒豆茶。
わたしも黒豆茶をいただきました。とても香ばしくて美味。
シチューもわたしもよく作ったハンガリー風、パプリカの甘味と香りが美味しいものでした。
お腹がいっぱいになり、さあ帰るか、と駅に戻ったところ、観光案内の看板に「義賊裏宿七兵衛地蔵」というのが目に入り、寄ってみることに。
ここは梅岩寺。
立派な密教のお寺です。
枝垂れ桜の大きな木があったので、春は綺麗でしょう。
ここにお地蔵さんがあるのかと思ったら、ない。
以下、OMEnabi青梅資料館の記事からお借りしました。
むかし、 青梅の町はずれの裏宿に七兵衛という百姓が住んでいた。 ひるまは、ふつうに百姓をしていたが、 夜になると盗賊に変身した。 七兵衛はまれにみる俊足(しゅんそく)で、 いち夜に十数里を走ることができた。 あまり足が速いので、 笠を胸にあてて走っても落ちず、 1反に布をひいて走っても端が地につかないほどだったという。 ぬすんだ銭は、 貧しい人に分け与えた義賊(ぎぞく)だったという。
だが、 ついに捕らえられ、 処刑された。 笹ノ門でさらし首になったが、 ある夜暴風雨になり、 首は別当沢を流れて宗建寺の近くに着いた。 そこで住職が手厚く葬った。
その後、 七兵衛の屋敷跡では、ふしぎなことが次々におこった。 七兵衛の畑を耕したり家を建てたりすると、病人・事故・事業の失敗など、 悪いことばかり続く。 ついに、 だれも住む人がいなくなって、長いこと空地になっていた。 (現在は七兵衛公園になっている)
また、 青梅図書館のところも七兵衛の畑で、 以前、 郡役所が建てられたが、 何回も悪いことがおこったので、 敷地の一隅に地蔵堂が建てられた。
ということで、図書館脇に七兵衛地蔵があるんですって。
裏宿七兵衛、という名前も義賊っぽくかっこいい感じ。
お墓は初めに行った常保寺近くにあったらしいけど、うちにことですから、例によって知らずにスルーしていました。
ともかく、青梅にも鼠小僧みたいな人がいたということを知りました。
ちょこっと勉強になったところで、青梅線に乗って帰りました。
お土産物屋が資料館とかが休みだったせいか、どこにもなく何も買えなかったのが残念。
繭蔵に行く途中に、「青梅煎餅」の工場と直販所があったのですが、うちの近くのスーパーに売っているんだもの。
てことはここも青梅文化圏というか、やはり多摩文化圏なのですね。
ちなみに、「多摩弁」は、甲州あたりの言葉によく似てて、女性もかなり荒い言葉遣いです。
わたしは大阪生まれの東京調布市育ち、地方直薄い言葉しか持っていませんが。
話が逸れたけど、楽しい青梅市街散歩でした。
もひとつ残念だったのは、猫看板はたくさん見たけど、本物の猫には一度も出会わなかったこと。
(写真追加)
踏切のすぐ向こうにお寺の階段が。
走っているのは青梅線。
久しぶりにうちで映画を〜「エクストリーム・ジョブ」
なんだかんだで映画をゆっくり見る気分にならず、TVで韓流ドラマを見ていたりしました。
それでもたまに見てたのですが、もう忘れた。
2本韓流映画を見たなあ…1本は李氏朝鮮史上最悪の暴君燕山君が飼っていた異形の動物が怪物化して大暴れ、それを冤罪だかなんかで退役していた将軍がやっつける話。燕山君はよくよく暴君だったらしく、フィクションでもとりあえず彼のせいにしとけばいいという、今ではちょっと便利な王様になっているようです。この映画では燕山君の次の時代ですが、その負の遺産で大変なことになるけど、気骨のある将軍が大活躍、悪徳大臣はその怪物に食われてしまう、メデタシメデタシ。
もう1本は…あれ?覚えてない。こういう場合、また見てしまい、途中でこれ見たことある〜と思い出すパターンですな←大ボケ。
で、今回はこれです。
エクストリーム・ジョブ
監督 イ・ビョンホン
今回もメンドクサイから映画.comから借ります。
ひょんなことから大人気フライドチキン店を経営することとなった麻薬捜査班の姿を、「王になった男」のリュ・スンリョン主演で描いたコメディ。忙しく走り回りながらも、思うような実績を積めずに解散の危機を迎えている麻薬班。国際犯罪組織の国内麻薬密搬入情報を入手したコ班長(リュ・スンリョン)は、チャン刑事(イ・ハニ)、マ刑事(チン・ソンギュ)、ヨンホ(イ・ドンフィ)、ジェフン(コンミョン)の4人のチーム員たちとともに潜伏捜査を開始する。24時間監視のため、犯罪組織のアジト前にあるチキン屋を買い取り、麻薬班メンバーによるチキン屋稼業をスタートさせるが、絶対味覚を持つマ刑事の隠れた才能により評判が広まり、チキン屋は捜査にも手が回らないほどの大人気店となってしまう。そんなある日、麻薬班に捜査の絶好の機会が訪れるが……。監督は「二十歳」のイ・ビョンホン。
2019年製作/111分/PG12/韓国
()内は筆者加筆。
ストーリーはよくあるパターン。
ヘマばかりしてウダツの上がらない麻薬班、班長のコは、出世でも後輩に抜かされ、上から目線で見られている。妻にもツンケン当たられる。捜査班解体の危機が訪れるが、ひょんなことから大手柄を立てて、コ班長、班員一同大手柄により、階級特進、後輩の鼻を明かす。
ダメダメだった捜査班が一転お手柄、というのはよくある話ですから、それをどう味付けするか、「ひょんなこと」とはどんなことかが、大事になります。
ダメダメぶりを発揮している間は、クスッと笑える程度のものですが、起死回生の潜入捜査に入り、ギャングの事務所向かいのフライドチキン屋に張り込んだあたりから、作品に引き込まれます。
班長と4人の捜査員たち、それぞれの個性も際立っていて、私生活は妻にツンケンされている班長の様子しか描かれないのですが、他の捜査員は張り込みながら段々強く個性を発揮していきます。
それぞれ得意なことがあり、マ刑事はフライドチキン作りに才能を発揮、お店が大繁盛してしまう。
ウダツの上がらない班長もお店の経営には腕を振るい、チャン刑事はフロア係で頑張る。
若いジェフンもうだうだ言いながら働いて、お店は日本人観光客が食べに来るほど有名に。
このままみんなでフライドチキン屋で大儲け、メデタシになるのかと思うくらいですが…
無論そんなことはなく、ヨンホ一人が店の外で車から、向かいのギャングを見張っていて、これが結局捜査を進展させます。
しかし圧倒的に捜査を進めたのは、「ひょんなこと」で、フライドチキン屋のことやらなんやら上役にばれてコ班長は退職、他の捜査員は停職に追いやられ、もうあかん、というときに大チャンスがやってきて…
あとは、はでな殴り合い、撃ち合いのシーン。
そこでも班員の特別な能力が発揮され、なんだこんな優秀な班員なら今までにも成果があげられたんじゃ?と思う。
結局たまたまマ刑事が料理上手で、しかもものすごい怪力の持ち主だったことで大活躍。
ジェフの監督ユン様のお顔をバランス悪くしたようなマ刑事が、血まみれになりながらギャングを一人また一人とやっつけ、最後には「あんたは顔だけだから(変わった好みだけど悪くないかも)」と言っていたチャン刑事と、血まみれの口のまま、激しくチューをする、なんかすごいシーンが。
そしてやっぱりボス同士の一騎打ちもあり、何度も死にそうになったけど今まで死ななかったコ班長が、当然勝利を収めます。
大筋ではよくある話ですが、味付けが何しろフライドチキン水原キムチ味だし、結末はわかっていてもハラハラさせるし、やはり韓流映画の元気の良さが発揮されていました。
監督のイ・ビョンホンは、あの俳優イ・ビョンホンです。多才な人のようですね。
「白頭山大噴火」だったかしら、これも凄そう。
フライドチキンの油の匂いが漂ってきそうな、濃い作品。
もう十分食べた気分になってしまったので、当分フライドチキンは結構です…