神代植物園のジミな花とハデな花。
わかりにくい言い方で申し訳ないのですが、今週から体調が悪くなる予想で、外出もままならなくなるそうなので、今のうちに〜と、出歩いていました。
そーすると夜は疲れて、今時小学生位でもまだ起きているだろうと思われる早い時間に寝てしまいます。
ということで、またもブログは放置でした。
写真は溜る一方…
ぼちぼち片付けなきゃ…
4月30日に行った都立神代植物園の花です。
まずは水性植物園から。
ここと反対側にある植物多様性センターは入場無料です。
ヤナギバチョウジソウだろうと思います。
ミツガシワ。
コウホネ。
白い地下茎が骨のように見えるので「河骨」と名付けられたそう…
地下茎は生薬として利用されるそうなので、そっちから来た名前かな?
黄色いカワイイ花にはかわいそうな名前のような…
エンコウソウというらしい。
あやめ。
今年は見逃したエゴノキの花が残っていました。
一休庵でお昼にお蕎麦。
とろろ蕎麦と胡麻団子。
夫は山菜とホタルイカの天ぷらそば。
どちらも美味しうございました。
本園に行きます。
至る所に咲いていましたが、デルフィニウムの何とかっていう花のようです…
公園が植えたのではなく、どこかの花壇から広がったみたい。
エビネ。
スズラン。
ピンボケでわかりにくいですが、真ん中のヒョロヒョロした茎の先に紫の花が咲いているのが、マツバウンランのようです←自信ない。
(ちなみにオレンジ色のポピーは日本中の道端や空き地に見られる外来植物です)
山野草園へ…
コヨメナ…だと思う。
この紫色の菊科の花は区別できません〜あ、黄色いのはもっとわからない…
タツナミソウ。
オドリコソウ。
ここから一気にハデな花になります。
牡丹園で。
牡丹は終わりかかり、芍薬は咲き始めでした。
次は芍薬。
藤棚の藤も満開。
バラは咲き始め。
来週あたり見頃になるかしら?
温室のヒスイカズラ。
自然の植物とは思えない色…
ついでに我が家のベランダガーデンも。
これは4月下旬に撮ったものですが、今はもっと咲きまくりすごいことになってます。
このほかになんか名前のわからない撫子みたいなのが4色ほどと、コマチソウ、ブルーデージーなど、何にもしなくても育つたくましい花がいろいろ咲いています。
イビチャ・オシムさん逝去
1日の夜、ジェフの監督であり日本代表監督でもあったイビチャ・オシムさんが亡くなったとのニュースが入り、寝られなくなりました。
ジェフの監督当時は親しみを込めて「おじいちゃん」と呼ぶサポもいました。
愛されつつ畏敬の念を持って、グラーツに帰られてもお理に触れて発せられるその言葉を楽しみに聞いていました。
直近の様子見たんは、はジェフ30周年の記念番組で佐藤勇人がリモートでインタビューした時でした。
ずいぶんお年をとられたなあ、と思いながらもお元気そうに見受けられ、声は少し弱々しかったけど、その言葉には変わらない気概と、ジェフへ、フットボールへの愛が込められていて、感動したものでした。
いろいろなことが思い起こされて、どうにも纏まりません…
2004〜2006年の途中まで(日本代表監督になられたので)のジェフは、東京サポの私には羨ましいチームでした。
オシムさんの哲学に率いられた魅力的な選手たち、ピッチ上に何人いるのか?と思うほど次々に上がってくるアグレッシブさ…
しかしどういうわけか、当時の東京とジェフは点の取り合いになる派手な試合ばかりで、応援する方は楽しいやらハラハラするやら…
以下は2005年11月20日第30節、2−1で東京が勝った試合後のオシムさんのコメントです。
【千葉・オシム監督の会見要旨】「今日はグラウンドも悪かった。どちらもアグレッシブに戦った試合だったが、ジェフはまた同じミスを犯してしまった。今のジェフは何も学んでいない。今日は東京の方がよい内容だった。実際どういうふうに点を取られたかを選手に説明するのは簡単だが、いまのジェフには、選手にもっと大きな要求をした時に、それがストレスになって成長できないという選手が何人かいる。もちろんいまのジェフは観客も、多くの人々も期待している。ただその大きな期待に耐えられない、応えられない選手がいる。そこでどうするかが問題。彼らにビジョンがないとは言わない。人は誰にでも野心がある。しかしあるといってもそれを表に見せていかなければいけない。ジェフはここ4~5試合同じミスを犯している。何かを成し遂げようという人間は同じミスはしない。1度で済むはず。それが2度3度と繰り返されている。そこが問題」
今試合は確か今野選手、コンちゃんが大活躍で、その走りっぷり、奮闘ぶりは、忘れられません。
彼の良さを引き出したのは、ジェフの選手たちであるとも言えるように思います。
このオシムさんの言葉だけでも、オシムさんが並大抵の監督ではなく、選手が単なる戦術を遂行したかどうかではなく、選手としてどういう精神でどういう姿勢で臨むべきかをうかがうことができます。
どこにいても敬愛されていたオシムさん…
もうその言葉は聞けないのかと残念でたまりませんが、彼の残してくれた珠玉のような言葉がたくさんあります。
その言葉を忘れず、大事にしたいと思います。
R.I.P
ありがとうございました、オシムさん。
根津神社のツツジ、根津のたい焼き。
以前から都心の公園も散歩したいと思っていたのですが、新型コロナのこともあり、自分の体調のこともあって、なかなか実現できまぜんでした。
一昨日、天気も良いし、私も一番調子の良い時期なので、根津神社の躑躅を見に行くことに。
ず〜っと以前に1回行ったような記憶がぼんやりあるのですが、ほとんど覚えていないので、初めてと同じ。
塩谷観音寺の方が規模も大きいし、ひとも少ないだろうと予想はしましたけど、何しろ相当の田舎。下町の雰囲気も味わいたいと思っていたので、根津神社へ。
ところが、立川から中央線が遅れるという珍しくもないトラブルに遭遇、JRから地下鉄への乗り換えももたつき、私のような都会に慣れていない田舎オババは既に気分がぐったり。
ようやく根津神社に到着したら、予想以上の人出。
やっぱり都会の名所は人が多いのね…おおむねジジババ、少しの若い不ループやカップル、アジア系外国人の家族や精一杯おしゃれした女子グループなど。
ジジババ夫婦はなぜかケンカしながら(どうしてジジババ夫婦はよく外で言い争うのかな、耳が遠いから大きな声になるのかな)、ババ友グループは世間話や身内自慢や悪口に興じながら、境内の躑躅の群れをめぐっていました。
狭いスペースをものともせず記念写真を撮って渋滞を生じさせるのは、アジア系の人が多いけど、彼らは渋滞させられることにも寛容。
なるべく人が写らないように撮ったので、私の写真からは混雑の様子は伝わらないでしょう。
トリミングしたのですが、この門の下から本殿まで長蛇の列、300円で三十六歌仙の絵を見学できるそうです。
うちは三十六歌仙には興味あるけど、京都で佐竹本を見たし、そんなに並ぶの無理。
躑躅は終わっているのも多く、写真に撮ると茶色い枯れた花が入ってしまいます。
黒船という真紅の躑躅が珍しい種類だそうです。
洋館は弥生正緑館。
明治30年頃の建築。和洋折衷の洋館。輸入生地商を営む渋谷正吉によって建てられ、大倉喜八郎、渋谷栄一などの実業家が訪れていたそうです。
キレンゲ。
見学者(参拝者)の行列と、小規模な伏見稲荷のような赤い鳥居の列。
あやめも咲いていました。
あら、なんか知った人が写っちゃった…
庚申塚。
都内では最古のものだそうです。
園内に入ってすぐ躑躅の丘を見上げるところが一番きれいに見えます。
思った通り塩谷観音寺の方がずっと株数も規模も大きく、ゆったり見られたと思います。
でも神社の躑躅はまた違った趣があり、こちらここれで良いものでした。
しかし、この日は躑躅だけでなく、行列責めの1日なのでした。
まずどうしても食べたかった「根津のたい焼き」
しばらく神社の境内を散歩(躑躅のないところはそんなに混んでない)してからたい焼き屋さんに向かうと、既に20人ほどの列。
売り切れたら暴れる〜〜〜と思っていたけど、待つこと30分以上でありつく。
その場で一匹食べました。
写真は持ち帰った後なので少しへにゃっとしている。
出来立ては今まで食べたたい焼きとは全く違うもの。
パリッとした薄い皮に、尻尾から頭まであんこがたっぷり。
あつあつで舌を火傷しそうになりながらも、美味しくてたまらない。
うちで食べるには、焦げないようにして3〜4分くらい焼くと元の味に近くなります。
あんこもちょうどいいちゃんとした甘さで良い。
さて、たい焼きを前菜に、お昼はお蕎麦と決めていたのですが、どこも行列…
根津神社はあの人出で、お昼になったのですから近所のお蕎麦屋さんが混むのも道理。
少し駅の方に歩いて、そこならそんなに行列はあるまいと思って行った店(蕎心)、やっぱり10人ほどは待っていた…
そこですぐに切り替えて、近くのカフェにすればよかった(オムライスが美味しそうな店もあった)ものを、結局並んでしまった。
元々席数が多くない上に、コロナのせいで相席などできないから、回転が悪い。
ここでも30分くらい待つ羽目に…
ようやくありついたのは、胡麻汁のざるそば。
白胡麻で作られると思っていたので、黒くてびっくり。
すすると口がイカ墨を食べた時のようになります。
少し濃い出汁なので、お蕎麦は半分くらいつけるのがちょうど良い感じ。
夫は鴨汁、鴨肉と焼きねぎが美味だったそうです。
待ち時間より食べる時間はかからない…
まあでも満足。
そこからカヤバ珈琲へ行く予定でしたが、その日は休業。
諦めて帰りました。
やっていても1時間や2時間待たされると後で知って、珈琲屋でそんなに待つってあるのか?ととてもびっくり。ホンマかいな?
珈琲屋というのはまったりと寛ぐところではないのか?
そんなに並んでその店にどのくらいいられるのか、よほどの暇人でないと…
と頭の中は❓だらけ。
どんなに美味しいコーヒーでもそんなに待つのは…
ということで東京都在住の田舎のオババは根津を後にして帰宅。
久々の都会で人疲れしました。
浜離宮公園とか六義園とか行きたいけど、今の私の状態では無理なのかなあと少しがっかり。
農林総合試センターと府中郷土の森博物館の春の花々。
しつこく春の花シリーズ?です。
いえね、私の体調だと来年は写真なんか撮れないかも、と思うので今のうちにとあちこちで撮ってしまうのですよ。
もちろん、冗談じゃありません。
で、4月11日都立総合農林試験センターを散歩した時の写真です。
ここのシャクナゲの生垣はとても見事。
ミツバツツジも満開。
枝垂れ姫リンゴの花。
名前忘れたけど、11日には里桜が見頃でした。
八重桜とシャクナゲ。
毎年ゴージャスに咲く八重桜、ベニユタカという名前だそうです。
これでもかと咲き誇る…
アメリカベニズオウだったかな?
サイフリボク、ラマルキーの花。
4月12日府中郷土の森博物館。
写真は撮っていませんが、ムサシノキスゲが早くも咲きそうでした。
鬱金。
ライラックが咲いていました。
この木だけ満開。京舞妓という名前。
地面にはムラサキゴケの花がいっぱい。
シュンラン。
最後に、雨の日に酔狂にも昭和記念公園を散歩して…
松月。上品な色で、好きな桜の一つです。
この花あたりが、桜の最後を彩るものでしょうか。
駿河台匂も咲いていました。桜餅の匂いそのもの。
というわけで、ムサシノキスゲも見にいきたいし、牡丹も見頃だろうな〜と思うのですが、連休に入ると人出が多くなってコロナの心配だけでなく、人出そのものが苦手なので、いつ行けるやら。
花は待ってくれないしね…
昭和記念公園のチューリップ、桜、チューリップ、菜の花、チューリップ!
これも2週間前、4月8日の昭和記念公園のチューリップです。
7、8分咲きというところでしょうか。
桜も少し残っていました。
ネモフィラの丘の枝垂れ桜。
川面の桜の花びらがきれいです。
白いチューリップとネモフィラ。
右、変わった色のものもあります。
桜とチューリップ。
その年の気候によっては桜は終わっている時も多いので、今年はラッキー。
菜の花と桜。
里桜が咲き始めていました。
これは太白という大輪のとても見事な花。
名前忘れた…
花畑でポピーが咲き始めていました。
ポピーならうちのプランタにも咲いています〜
去年昭和記念公園のアンケートに答えてもらった種を撒いて、その種を今年も巻いて、こんなにきれいに咲きました。
タダの種で2年楽しむ事ができて、昭和記念公園に感謝、ありがとう〜!
昭和記念公園の早春の花々。
3月31日に撮った昭和記念公園の花です。
もう随分前なのですが、まあせっかく撮ったので…お付き合いくだされば嬉しいです。
咲き始めのチューリップ。
紫のムスカリと白がとても清楚な印象。
この時は黄水仙もまだ見頃でした。
早咲きのチューリップ。
これは森の家の近くの上っぱなしの…え〜なんだったかな、小さいチューリップだったかな?
お気に入りの庭です。森の家の近く。
こもれびの丘の麓にはイカリソウが咲いていました。
イカリソウの群生。
薄紫のイカリソウ。
キジムシロかな?
至る所に咲いているかわいいタチツボスミレ。
スミレとニラモドキ?
ヒトリシズカが咲いていました。
この後初夏のような日もあり、春の花は次々に咲いていきました。
やっと3月31日の分をアップできた…まだまだある…
BCJマタイ受難曲:J.Sバッハ
4月16日聖土曜日、東京オペラシティでバッハ・コレギウム・ジャパン第148回定期演奏会でもある、受難節コンサートに行ってきました。
翌日の日曜日は復活節、イースター。
最近日本ではイースターといえば卵を食べる日?、卵型のお菓子やウサギやひよこの形のお菓子を食べる日のようになっていますが、間違いだから。
イエス・キリストが十字架上の死から石の墓を打ち破り、蘇られた記念日ですから。
まあなんでもお菓子が売れれば、お菓子が食べられればいいのでしょうけど。
で、聖土曜日、イエス・キリストがまだ死のうちにある土曜日です。
去年はコロナの影響で、外国からソリストを招聘できませんでしたが、今年は三人のソリストが呼ばれました。
鈴木雅明(指揮)
エヴァンゲリスト(テノール):トマス・ホッブス
ソプラノ:ハナ・ブラシコヴァ、中江早希
アルト:ベンノ・シャハトナー、青木洋也
テノール:櫻田 亮
バス:加耒 徹、渡辺祐介
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱&管弦楽)
加えて、いつもの
中江早希(ソプラノⅡ)、青木洋也(アルトⅡ/商人Ⅰ)、
鈴木優人がチェンバロ。
去年は櫻田さんがエヴァンゲリスト(聖書の伝道者)で奮闘されたのを思い出します。
今回のトマス・ホップスは理性的な感じできっちりとエヴァンゲリストを務めました。
白眉はベンノ・シャハトナーのアルトで、大きな体躯からとても美しい声が出て、上手な上に情感こもっていて、大変聞き応えがありました。
前半のベタニアの女に倣い…のレチタティーヴォからアリアにも惹きつけられました。
「憐れみたまえ」では、毎年聞きながらも(去年は青木さんがアレでしたが)、今年はひとしお泣けてきました。
私の体調から来年は聞きに来ることができないかもしれない。
そしてこの深い深い悔悟の痛み、同時に私もまた憐れみたまえ、と祈るより他はない者なのだと…
痛切に美しい歌声。
もうマスクの下は花粉症と薬の副作用とで鼻水ズルズルなのに、泣いてしまって大変なことに。
加耒徹イエスも素晴らしく、毎回思うのだけどあの小柄な体からあの声が出る不思議さ。
終盤(ついフットボールっぽく言ってしまってすまないすまない)の「夕暮れの涼やかなりし頃・・・」からアリアまで感動的でした。
と、中盤飛ばしてしまったけど、全体にコラールも管弦楽も含めて大変素晴らしい演奏でした。
他のソロの皆さんもなかなか良かったと思います。
バッハのマタイ受難曲は、どこを切り取っても名曲です。
そして、安らかに憩いたまえ、とコラールを聴きながらまたも泣きそうになったのでした。
ちょっと疲れたけどとても心地よく、鼻出しマスクの親父にも少し寛容な気持ちで(でもちゃんとマスクしましょう)いたら、うまい具合に中央線武蔵小金井止まり(中途半端な終点なので空いている)が来て新宿からでも座れました。
この時間新宿から座れるなんて滅多にないのですが。
そしてうまい具合に三鷹で乗り換え、国分寺で中央特快に乗れて、思ったより早く帰宅できました。
感謝感謝。