昭和記念公園、往く春〜シャーレポピー、ブーケガーデン。
早くも5月が終わろうとしています。
なかなかブログ更新できず、多分昭和記念公園のシャーレポピーなんて、昨日の風雨ですっかり花が落ちてしまったでしょう…
今頃ナンですが、5月6日、シャーレポピーがまだ7分咲きくらいのある日の写真です。
この日は風が強くてあまり上手く撮れなかった…
そして、山野草も。
終わりかけ。
オドリコソウ。
ガクウツギ。
左、何かわからない…
右、名残のギンラン。
ホタルカヅラが群生していました。
花畑のブーケガーデン。
5月20日に行った時のブーケガーデンの様子。
ポピーが遅れて咲いて、華やかさが増していました。
毒があるので、ペットや小さいお子さんのいるうちは植えない方が良いそうです。
言われてみれば、ちょっと毒々しい…
さて、ブーケガーデンもほぼ終わっているでしょう。
もう紫陽花も花菖蒲も咲き始めています。
来月には見に行きたいけど、お天気と体調が気になる…
バッハ・コレギウム・ジャパン 昇天祭オラトリオ(第149回定期演奏会)
色々写真も溜まっていますが、まずは直近のことから。
5月22日、日曜日。
初夏のカンタータ〜昇天祭オラトリオ〜
第149回定期演奏会
教会カンタータ・シリーズ vol. 80
2022年 5.22(日)15:00~
東京オペラシティ コンサートホール
J. S. バッハ:
プレリュードとフーガ イ短調 BWV 543*
カンタータ第37番《信じて洗礼(バプテスマ)を受ける者》BWV 37
カンタータ第87番《今までは、あなたがたは私の名によっては何も願わなかった》BWV 87
昇天祭オラトリオ《神を讃えよ、その諸々の国において》BWV 11
指揮:鈴木雅明
ソプラノ:松井亜希
アルト:久保法之
テノール:櫻田 亮
バス:加耒 徹
オルガン:鈴木雅明*
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
初めに鈴木雅明さんのオルガン演奏から。
前奏曲はちょっと入りにくかったけど、フーガになるとこっちの調子も上がり、最後の足鍵盤のソロの重厚な音ですっかり気分は盛り上がり、次のカンタータ第37番へ。
今年の昇天祭は5月26日(木曜日、必ず木曜日に行う)、昇天祭用の2作品37番「信じて洗礼(バプテスマ)を受ける者」、第87番「今までは、あなたがたは私の名によって何も願わなかった」が、今回演奏されました。
ところで昇天祭、なんのこっちゃ?と思う人もいるかもしれません。
教会音楽と言われているものですから、当然聖書に基づいた作品です。
イエス・キリストが十字架につけられ、死んで墓に葬られましたが、旧約聖書から預言され、イエスご自身も預言されていたように、3日目に蘇り、墓を破って、まずは従ってきていた女性たちに、次に弟子たちに、40日にわたってその姿をお見せになりました。ただ幽霊のように見えたというのではなく、十字架で受けた傷も見せ(「触ってみなさい」と言われた)、ともに食事も摂られて、次に来る「聖霊」について預言しました。
復活して40日後にイエスは天に昇ります。
それを祝うのが昇天祭。
鈴木雅明さんも言ってたけど、ペンテコステ(五旬節、聖霊降臨日)のお祭りはなぜないのでしょうかね?
今回のプログラムに雅明さんが面白いことを書いています。
イエスは扁平足ではなかったか?ですって。
私の父が見事な扁平足で、歩き方も走り方もドタドタしててみっともなかったので、扁平足の印象、悪いんですけど。
プログラムにあるデューラーの「イエスの昇天」、イエスはすでに天に登ろうとしていて脛から下くらいしか見えません。
岩の上にある足跡を見ると、確かに土踏まずがない…
天に上げられ、もう土を踏む必要のなくなったイエスの足は、赤ん坊のように扁平で柔らかいのでは、という言葉で雅明さんは文を終えています。
なるほど〜
肝心の音楽について書く前にまた長々と…
「信じて洗礼を受ける者」、復元されたバイオリンのソロが素敵でした。
聖書の物語というより、全体に信仰告白の言える歌詞です。
バスのアリアでは、加耒徹さんの相変わらず良い声を聞きながら、頭のどこかで「5失点、5失点」と聞こえてきた(たいていの人はわからない)…というのはナイショ。
ワタクシ、切り替え下手なので。
「今まではあなたがたは私の名によっては何も願わなかった」、アルトの久保法之さんが透明感のある素晴らしいアリア。天上に届くような…
この日は久保さん大活躍。
休憩を挟んて
「昇天祭オラトリオ『神を讃えよ、その諸々の国において』」
夢中で聴いていたら、あっという間に終わってしまいました…
トランペット、ティンパニが入ってとても賑々しく、祝祭的な音に。
楽しい。
しかしイエスと別れなければならない弟子たちの悲しみも、バスのレチタティーヴォで、歌われます。
続いてアルトのアリアで…別離の悲しみが深く迫ります。
テノールのエヴァンゲリストが復活のイエスに会い、昇天を見て将来の希望を知り、喜びに満ちた弟子たちについて語り、ついで歌われるソプラノのアリアも美しいものでした。
最後は再び來たもうイエスに強く期待して、このオラトリオは終わります。
満足して拍手しながら、また
5点も取られて、お金払って、拍手するのもちょっとばかりシャク…とチラッと頭に浮かぶも、バッハ・コレギウム・ジャパンだから。
アビスパ・コレギウム・ジャパンじゃないから、致し方ない。
なんてね。
雅明さんがおっしゃったように、楽しく良い気分で帰路についたのでした。
府中郷土の森博物館のムサシノキスゲと府中市美術館の「ふつうの系譜」
これも先月末から今月初めに撮ったもの。
府中市の二つの散歩場所です。
ムサシノキスゲは、本当は府中の浅間山にだけ自生する植物ですが、郷土の森博物館の庭に移植した株が、ちょうど見頃でした。
浅間山の環境を再現しているようです。
ムサシノキスゲとシラン。
ピンボケですが、キンランとギンラン。
とてもデリケートな植物で、環境が変わるとすぐに消えてしまうそうです。
絶滅危惧種なので、こことか昭和記念公園とか神代植物公園とかで守っています。
ヒトツバタゴ。
ナンジャモンジャの木ともいいます。
郷土の森博物館は梅と紫陽花の季節以外は空いていて、良い散歩スポットです。
それに何もないようで、いろんな花が咲いているし。
日を変えて、東府中にある府中市美術館へ行きました。
郷土の森博物館は分倍河原下車、こちらは東府中下車です。
早速ですが、いきなりランチ。
展示の「ふつうの系譜」にちなんで、ふつうのランチです。
公園の景色を見ながら外で食べられるのが気持ちいい。
ちなみに、うちのテーブルは「フェルメール」。画家の名前の頭文字が、テーブルの番号になっています。オシャレ。
今回の催しは「ふつうの系譜」
いつも企画が面白い。
作品は大和絵だったり、狩野派だったりの、確かに「ふつうの絵」でした。
岸駒派のようにふつうだけどちょっとはみ出したのもあり。
展示の最初にはふつうでない、奇想と言われる岩佐又兵衛や曾我蕭白などのエグい絵が、比較のために掲げられていました。
どっちも面白いと思う。
敦賀市博物館所蔵の「ふつうの絵」が多く出品されていました。
土佐光起なんて、つまらないと言えば言えなくもないけど、好感の持てる絵だと思います。
狩野派の作品も多く出ていますが、探幽はやはり別格。
ふつうというより、天才の絵です。
他の狩野派の絵師は、狩野派の流儀を継承する義務があるので、きっちりとした作品を残しています。
そして、絵が上手といえば円山応挙。
かわいいワンコの絵も出ていました。
本当に子犬の愛らしさがよく出ている…
しかし普通と普通でないものの線引きなどはきっちりできるものではなく、普通と見えるものの中にも何かちょっと異なものが感じられたりします。
そんなテーマで面白く、一見平凡な絵も楽しく見られる催しでした。
定番の「たんけんたい」に参加して、参加賞の絵葉書をいただきました。
でも中国美女の絵葉書、誰に出すんだろう…
あと、目と鼻と口のスタンプで作った応挙のワンコちゃんの栞。
間伸びした顔になっちゃった…
こうやって色々楽しませてくれます。
エントランスにエゴノキが咲いていました。
帰りに倉式珈琲で、コーヒーと抹茶パフェを。
家で映画を〜「世界の涯の鼓動」
サッカーのシーズン中はJリーグ(J1、J2、J3も)、イングランドPLリーグ(来季からどうなっちゃうのかしら?)、セリエAを見たりチェックしたりするのに忙しく、映画を見るような時間がありません。
夜見ればいいのだけど、前回も書いたように、すぐ眠くなってしまうから夕食後の時間は旅番組などをボーッと見るのが精一杯。
しかし、JリーグもプレミアもセリエAも応援しているチームが全敗だったりすると、全部見る気力はなく、時間があくのです。
応援なんかしないで、ただフットボールを楽しめばいい?そんなの無理。一度試合を見始めたら、どちらかをつい応援してしまいます。それは草サッカーでも幼稚園サッカーでも。
そのおかげで、FC東京とジェフとノースロンドンの2チームもリーズもサッスオーロも負けると、見る気力な〜し。
そんなある日。
それじゃ映画を見ようということで、以前に録画していたヴィム・ヴェンダースの「世界の涯の鼓動」を。
「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」の巨匠ビム・ベンダース監督、「リリーのすべて」のアリシア・ビカンダー、「X-MEN」シリーズのジェームズ・マカボイ主演による恋愛サスペンス。フランス・ノルマンディーの海辺にあるホテルで出会ったダニーとジェームズは、わずか5日間で情熱的な恋に落ち、互いが生涯の相手であることに気付くが、生物数学者であるダニーにはグリーンランドの深海に潜り地球上の生命の起源を解明する調査、そしてMI-6の諜報員であるジェームズには南ソマリアに潜入して爆弾テロを阻止する任務が待っていた。互いの務めを果たすため別れた2人だったが、やがてダニーは潜水艇が海底で操縦停止となる事態に遭遇し、ジェームズはジハード戦士に拘束されてしまうという、それぞれが極限の死地に立たされてしまう。
2017年製作/112分/G/ドイツ・フランス・スペイン・アメリカ合作
原題:Submergence
配給:キノフィルムズ
いつものように映画.comから拝借。
「ロードムービー3部作」や「パリ、テキサス」などを熱狂的に支持していた人たちには、その後のヴェンダースの作品はガッカリさせるものであったようです。
「ベルリン・天使のうた」も私は好きだけど、御大になったしまった彼を嘆く向きもありました。
「ランド・オブ・プレンティ」のような小品にかつてのヴェンダースの残滓を見られるとも言えるでしょう。
ただ私には年月を経て、低迷期もあるにはあったけど、ヴェンダースはヴェンダース、やはり良いと思われます。
この作品の前年作られた「アランフェスの麗しき日々」という、もう彼の全編彼の好きなように撮った作品を見ました。
ここでソフィー・セミンを相手に、幼い日の性的目覚めや、愛について、そして詩を、詠い語るレダ・カティブが、本作品では南ソマリアの過激派になっていたのには少しびっくり。でも彼の容貌といい名前といい、もしかすると中東かそっちの方の出身なのかもしれない。
と、余談から入ってしまった。
やっぱりこれもヴェンダースらしい美しい映画でした。
今回は「水」がダニーとジェームズを繋ぎ、水によって彼らは引き離され、水によって遠く離れているのに、まるで一緒に入水したようなエンディングを迎えます。
冒頭にダニーが潜水服を着て、深海に潜るシーンがあり(最後の深海探索のための訓練)、ちょっとヴェンダースにしてはいつもと違うような入り方でしたが、そのうちにジェームズと出会い、恋に落ちるところあたりから、やっぱりヴェンダースでした。
ヴェンダースがあまり撮らないと自分で言っていた、二人が見つめ合うシーン、少し小津さんぽいけど、小津さんは二人の視線が微妙にずれる。ここでは一瞬彼らの視線はカメラを通してこっちを見つめながら、しっかりと交わる。
深く愛し合いながら共に過ごした時間は僅かで、二人はそれぞれの使命のために任地に赴きます。
それにしてもMI-6にしちゃ、入国してすぐにバレて拘束されてしまうの、どうなのかしら?
で、後半はほとんどイスラム過激派に投獄され、いたぶられ、何度も殺されそうになるシーンが続きます。
ソマリアの無法なそして原理主義的な過激派の描き方が強烈で、ヴェンダースは宗教のために死も厭わず、殺人も簡単に行うことへの嫌悪感を語っています。これもテーマの一つなのでしょうが、少しその部分が長くて、印象が強すぎてしまったのはどうなのかな?
ダニーは潜水訓練と深海生物かなんかのサンプルの研究などをしながらも、ジェームズへの渇望に悩まされます。
ジェームズは肉体的にも水への渇きと、ダニーへの愛の渇望に苦しみます。それでも生きて合うために、ふつーなら4、5回は死んでたと思うけど、何とか生きながらえ、スパイとしての使命も全うします。
愛のもどかしさ、というのはヴェンダースにしばしば見られるものではないかと思います。
「パリ、テキサス」でもそうだったし…
二人の最後はどう見たらいいか、それは観客に委ねられます。
ハッピーエンドが好きな人は彼らの窮地から誰かが救い出してくれて、ノルマンディーのホテルで感激の抱擁、でも良いでしょう…
でも、渇望は水によって癒され、彼らはそこで遠く離れていながら、共に生涯を閉じる方がロマンティックではないかと。
「人間は水でできている」と、ジェームズ。
こうして「水」がつなぎ、「水」が隔てた作品は終わり・・・
これも映画.comのユーザーにはあまり評判がよろしくないようですが、私はやっぱりヴェンダースだなと、納得した作品でした。
神代植物園のジミな花とハデな花。
わかりにくい言い方で申し訳ないのですが、今週から体調が悪くなる予想で、外出もままならなくなるそうなので、今のうちに〜と、出歩いていました。
そーすると夜は疲れて、今時小学生位でもまだ起きているだろうと思われる早い時間に寝てしまいます。
ということで、またもブログは放置でした。
写真は溜る一方…
ぼちぼち片付けなきゃ…
4月30日に行った都立神代植物園の花です。
まずは水性植物園から。
ここと反対側にある植物多様性センターは入場無料です。
ヤナギバチョウジソウだろうと思います。
ミツガシワ。
コウホネ。
白い地下茎が骨のように見えるので「河骨」と名付けられたそう…
地下茎は生薬として利用されるそうなので、そっちから来た名前かな?
黄色いカワイイ花にはかわいそうな名前のような…
エンコウソウというらしい。
あやめ。
今年は見逃したエゴノキの花が残っていました。
一休庵でお昼にお蕎麦。
とろろ蕎麦と胡麻団子。
夫は山菜とホタルイカの天ぷらそば。
どちらも美味しうございました。
本園に行きます。
至る所に咲いていましたが、デルフィニウムの何とかっていう花のようです…
公園が植えたのではなく、どこかの花壇から広がったみたい。
エビネ。
スズラン。
ピンボケでわかりにくいですが、真ん中のヒョロヒョロした茎の先に紫の花が咲いているのが、マツバウンランのようです←自信ない。
(ちなみにオレンジ色のポピーは日本中の道端や空き地に見られる外来植物です)
山野草園へ…
コヨメナ…だと思う。
この紫色の菊科の花は区別できません〜あ、黄色いのはもっとわからない…
タツナミソウ。
オドリコソウ。
ここから一気にハデな花になります。
牡丹園で。
牡丹は終わりかかり、芍薬は咲き始めでした。
次は芍薬。
藤棚の藤も満開。
バラは咲き始め。
来週あたり見頃になるかしら?
温室のヒスイカズラ。
自然の植物とは思えない色…
ついでに我が家のベランダガーデンも。
これは4月下旬に撮ったものですが、今はもっと咲きまくりすごいことになってます。
このほかになんか名前のわからない撫子みたいなのが4色ほどと、コマチソウ、ブルーデージーなど、何にもしなくても育つたくましい花がいろいろ咲いています。
イビチャ・オシムさん逝去
1日の夜、ジェフの監督であり日本代表監督でもあったイビチャ・オシムさんが亡くなったとのニュースが入り、寝られなくなりました。
ジェフの監督当時は親しみを込めて「おじいちゃん」と呼ぶサポもいました。
愛されつつ畏敬の念を持って、グラーツに帰られてもお理に触れて発せられるその言葉を楽しみに聞いていました。
直近の様子見たんは、はジェフ30周年の記念番組で佐藤勇人がリモートでインタビューした時でした。
ずいぶんお年をとられたなあ、と思いながらもお元気そうに見受けられ、声は少し弱々しかったけど、その言葉には変わらない気概と、ジェフへ、フットボールへの愛が込められていて、感動したものでした。
いろいろなことが思い起こされて、どうにも纏まりません…
2004〜2006年の途中まで(日本代表監督になられたので)のジェフは、東京サポの私には羨ましいチームでした。
オシムさんの哲学に率いられた魅力的な選手たち、ピッチ上に何人いるのか?と思うほど次々に上がってくるアグレッシブさ…
しかしどういうわけか、当時の東京とジェフは点の取り合いになる派手な試合ばかりで、応援する方は楽しいやらハラハラするやら…
以下は2005年11月20日第30節、2−1で東京が勝った試合後のオシムさんのコメントです。
【千葉・オシム監督の会見要旨】「今日はグラウンドも悪かった。どちらもアグレッシブに戦った試合だったが、ジェフはまた同じミスを犯してしまった。今のジェフは何も学んでいない。今日は東京の方がよい内容だった。実際どういうふうに点を取られたかを選手に説明するのは簡単だが、いまのジェフには、選手にもっと大きな要求をした時に、それがストレスになって成長できないという選手が何人かいる。もちろんいまのジェフは観客も、多くの人々も期待している。ただその大きな期待に耐えられない、応えられない選手がいる。そこでどうするかが問題。彼らにビジョンがないとは言わない。人は誰にでも野心がある。しかしあるといってもそれを表に見せていかなければいけない。ジェフはここ4~5試合同じミスを犯している。何かを成し遂げようという人間は同じミスはしない。1度で済むはず。それが2度3度と繰り返されている。そこが問題」
今試合は確か今野選手、コンちゃんが大活躍で、その走りっぷり、奮闘ぶりは、忘れられません。
彼の良さを引き出したのは、ジェフの選手たちであるとも言えるように思います。
このオシムさんの言葉だけでも、オシムさんが並大抵の監督ではなく、選手が単なる戦術を遂行したかどうかではなく、選手としてどういう精神でどういう姿勢で臨むべきかをうかがうことができます。
どこにいても敬愛されていたオシムさん…
もうその言葉は聞けないのかと残念でたまりませんが、彼の残してくれた珠玉のような言葉がたくさんあります。
その言葉を忘れず、大事にしたいと思います。
R.I.P
ありがとうございました、オシムさん。
根津神社のツツジ、根津のたい焼き。
以前から都心の公園も散歩したいと思っていたのですが、新型コロナのこともあり、自分の体調のこともあって、なかなか実現できまぜんでした。
一昨日、天気も良いし、私も一番調子の良い時期なので、根津神社の躑躅を見に行くことに。
ず〜っと以前に1回行ったような記憶がぼんやりあるのですが、ほとんど覚えていないので、初めてと同じ。
塩谷観音寺の方が規模も大きいし、ひとも少ないだろうと予想はしましたけど、何しろ相当の田舎。下町の雰囲気も味わいたいと思っていたので、根津神社へ。
ところが、立川から中央線が遅れるという珍しくもないトラブルに遭遇、JRから地下鉄への乗り換えももたつき、私のような都会に慣れていない田舎オババは既に気分がぐったり。
ようやく根津神社に到着したら、予想以上の人出。
やっぱり都会の名所は人が多いのね…おおむねジジババ、少しの若い不ループやカップル、アジア系外国人の家族や精一杯おしゃれした女子グループなど。
ジジババ夫婦はなぜかケンカしながら(どうしてジジババ夫婦はよく外で言い争うのかな、耳が遠いから大きな声になるのかな)、ババ友グループは世間話や身内自慢や悪口に興じながら、境内の躑躅の群れをめぐっていました。
狭いスペースをものともせず記念写真を撮って渋滞を生じさせるのは、アジア系の人が多いけど、彼らは渋滞させられることにも寛容。
なるべく人が写らないように撮ったので、私の写真からは混雑の様子は伝わらないでしょう。
トリミングしたのですが、この門の下から本殿まで長蛇の列、300円で三十六歌仙の絵を見学できるそうです。
うちは三十六歌仙には興味あるけど、京都で佐竹本を見たし、そんなに並ぶの無理。
躑躅は終わっているのも多く、写真に撮ると茶色い枯れた花が入ってしまいます。
黒船という真紅の躑躅が珍しい種類だそうです。
洋館は弥生正緑館。
明治30年頃の建築。和洋折衷の洋館。輸入生地商を営む渋谷正吉によって建てられ、大倉喜八郎、渋谷栄一などの実業家が訪れていたそうです。
キレンゲ。
見学者(参拝者)の行列と、小規模な伏見稲荷のような赤い鳥居の列。
あやめも咲いていました。
あら、なんか知った人が写っちゃった…
庚申塚。
都内では最古のものだそうです。
園内に入ってすぐ躑躅の丘を見上げるところが一番きれいに見えます。
思った通り塩谷観音寺の方がずっと株数も規模も大きく、ゆったり見られたと思います。
でも神社の躑躅はまた違った趣があり、こちらここれで良いものでした。
しかし、この日は躑躅だけでなく、行列責めの1日なのでした。
まずどうしても食べたかった「根津のたい焼き」
しばらく神社の境内を散歩(躑躅のないところはそんなに混んでない)してからたい焼き屋さんに向かうと、既に20人ほどの列。
売り切れたら暴れる〜〜〜と思っていたけど、待つこと30分以上でありつく。
その場で一匹食べました。
写真は持ち帰った後なので少しへにゃっとしている。
出来立ては今まで食べたたい焼きとは全く違うもの。
パリッとした薄い皮に、尻尾から頭まであんこがたっぷり。
あつあつで舌を火傷しそうになりながらも、美味しくてたまらない。
うちで食べるには、焦げないようにして3〜4分くらい焼くと元の味に近くなります。
あんこもちょうどいいちゃんとした甘さで良い。
さて、たい焼きを前菜に、お昼はお蕎麦と決めていたのですが、どこも行列…
根津神社はあの人出で、お昼になったのですから近所のお蕎麦屋さんが混むのも道理。
少し駅の方に歩いて、そこならそんなに行列はあるまいと思って行った店(蕎心)、やっぱり10人ほどは待っていた…
そこですぐに切り替えて、近くのカフェにすればよかった(オムライスが美味しそうな店もあった)ものを、結局並んでしまった。
元々席数が多くない上に、コロナのせいで相席などできないから、回転が悪い。
ここでも30分くらい待つ羽目に…
ようやくありついたのは、胡麻汁のざるそば。
白胡麻で作られると思っていたので、黒くてびっくり。
すすると口がイカ墨を食べた時のようになります。
少し濃い出汁なので、お蕎麦は半分くらいつけるのがちょうど良い感じ。
夫は鴨汁、鴨肉と焼きねぎが美味だったそうです。
待ち時間より食べる時間はかからない…
まあでも満足。
そこからカヤバ珈琲へ行く予定でしたが、その日は休業。
諦めて帰りました。
やっていても1時間や2時間待たされると後で知って、珈琲屋でそんなに待つってあるのか?ととてもびっくり。ホンマかいな?
珈琲屋というのはまったりと寛ぐところではないのか?
そんなに並んでその店にどのくらいいられるのか、よほどの暇人でないと…
と頭の中は❓だらけ。
どんなに美味しいコーヒーでもそんなに待つのは…
ということで東京都在住の田舎のオババは根津を後にして帰宅。
久々の都会で人疲れしました。
浜離宮公園とか六義園とか行きたいけど、今の私の状態では無理なのかなあと少しがっかり。