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吉備津神社にちなんで「吉備津の釜」ふうちゃんP4版(備忘録)~怨霊のオフサイドトラップの巻。

ここまで来たら、終わらせてしまわないとね。 正太郎、亡き妻の幽霊に出くわし・・・というか、自分で会いに行ったのだけど、恐怖のあまり気絶。 これで終われば、正太郎、まだラッキーと言えるけど。 しばらくしてから、正太郎は息を吹き返した。目を細く開…

吉備津神社にちなんで「吉備津の釜」ふうちゃんP4版(備忘録)~浮気心が難を呼ぶの巻。

いやもう誰も読まないってことは重々承知してはいますけど、やりかけたからほっておくのも気持ち悪くて。 なんて、誰に言い訳しとるんじゃ。 え~~上田秋成「吉備津の釜」、ふうちゃんP4ふうに訳してみたら、思ったより長くて3回目。 バカ息子正太郎は、女…

吉備津神社にちなんで「吉備津の釜」ふうちゃんP4版(備忘録)~女房騙して駆け落ちしたが、の巻。

何を思ってこんなこと始めたんだか、自分でもよくわからないけど、ともかく続き。 結婚してからの正太郎と磯良がどうなったか。 香央(かさだ)の娘磯良は、嫁いでから、朝早く起き、夜遅く寝て、常に舅姑の傍らにいて、夫の性格を察して、心を尽くして仕えた…

吉備津神社にちなんで「吉備津の釜」ふうちゃんP4版(備忘録)~結婚はよーく考えての巻。

まあ誰も読まないだろうから、ワタクシ流にテキトーな意訳をしておこうっと。 作者は上田秋成、安永5年(1776)刊行の「雨月物語」所収。 「吉備津の釜」は、冒頭いきなり ヤキモチ焼き女房は、ウザくてたまらんが、年取ると、ありがたみがわかるってか。 みた…

ここんとこ読んだ本、まとめて。

本の書庫が全然お留守で、書庫名通りホコリまみれ。 備忘録として、ここ最近読んだ本を書いて置こっと。 忘れちゃたのもあると思うけど、まあそれはそういう内容だったってことでしょう。 読んだ時期は、もう順不同。 リョサおじいさんの妄想炸裂「悪い娘の…

植民地シリーズ「チボの狂宴」「飢えのリトルネロ」「生命の樹」

例によってややこしいこと書いてますので、スルーして下さいな。 前にも書いたけど、トシはとりたくないもの、体力気力が低下して、読書なぞしなくなったに等しいのですが、それでもチビチビと読んできた数冊。 「中南米・植民地シリーズ」と勝手に銘打って…

「舞踏会へ向かう三人の農夫」「幻影の書」「短くて恐ろしいフィルの時代」など

トシをとるとなんですな、目は悪くなる、頭は悪くなる、従って記憶力理解力は低下、しかもトシをとると鈍感力が増すため、感受性らしきものはどんどん薄れてきます。 文字を読むということもメンタルのみならずフィジカルでもヘタになり・・・ と、愚痴から…

「顔のない軍隊」エベリオ・ロセーロ

コロンビア、というと何を思い出すか。 コーヒー。と言うのが、日本人の答えでは一番多そう。 あとは? バルデラマ。アスプリージャ。 エスコバル。 サッカー選手ばかりだわ。 エスコバルはアメリカW杯、背水の陣のアメリカ戦でオウンゴールを献上、グループ…

「われらが歌う時」リチャード・パワーズ著 豊穣な音が文字になる

最近急速に読書力がフィジカル(視力)メンタル(気力)ともに低下して、まともな本がなかなか読めません。 それでもノロノロと、味スタにもフクアリにも持ち歩いてようやく読了したのがこれ。 500ページほどの上下2巻。 なかなかの読み応えでした。その量…

カラキョウとはオレラのことかとアリョーシャ言い

お寒うございます。 しかしアレですな、他チームは着々と加入選手の発表があるのに、 わがFC東京はどうなっているんでしょう? 岡田監督どうも東京の選手が気になるらしく、今野、長友の常連に加え、 徳永、石川、さらにはヒラヤマを招集。この顔ぶれでリ…

戦争に代わる最良の代替物

2016年オリンピック開催地はブラジル、リオデジャネイロに決定しました。 FC東京のサポーターは2016年東京開催を後押しする断幕を出していたので、 きっとがっかりしている人も少なくないのでしょう・・・と、他人事のように書いているのでは、それほ…

オルハン・パムク「わたしの名は紅」

とんでもなく時間をかけて読了。(写真はクリックしても開きません) 家庭のジジョーによりあちこちのウチに置きっぱなしになり、なかなか読み進めませんでした。 「雪」があまりにも面白かったので、この「わたしの名は紅(あか)」もすぐに入手してました。…

ここでW杯やるのか・・・J.M.クッツェー「マイケル・K」

日本がはやばやとFIFAワールドカップ、南アフリカ大会出場を決めました。 岡田監督は、ベスト4進出という豪気な目標を打ち立てています。 目標ですから・・・よろしいのじゃないでしょうか。 で、みなさん。 南アフリカについて、どのくらいの知識をお持ちでし…

ポール・オースターの2作品

やっちゃった~ 例によって長々とした感想を書いて、あとちょっと・・・ってとこでDelete押して、 その後また何か触って・・・消えました。 体調くて頭痛いから、もうやめなくては・・・ そうそう、まずお断り。面白くないからスルーしてくだされ。 ポール・オースター…

オルハン・パムク「雪」

トルコというと・・・何を思い出す? この小説の作者オルハン・パムクという名前を見て、イルハンを思い出したのはわたしだけ? ほかには?ハカン・ヤキン、ムラト・ヤキン兄弟・・・ 小雨降る中、日本人をがっかりさせた人々・・・ ほかには?トゥンジャイ・・・って、フ…

SPEAKING WITH THE ANGEL

ニック・ホーンビイ編によるこのアンソロジーは、2001年に単行本が、2002年11月に文庫本として出版されました。日本では「乳首のイエス様」という、ニック・ホーンビイの作品が表題となっています。ちょっと困ったタイトルなので、わたしのブログで…

小川国夫の思い出

今月初めに小川国夫が亡くなりました。 ウチには古い単行本が何冊もあるのだけど、重いので、 文庫で読み直そうと本屋に行ってみたら、なんとないのですね。 新潮あたりにはあるかと思ったのですが・・・ 仕方なく、黄色く変色した単行本のうち、「流域」を引っ…

コレラの時代の愛

51年と4ヶ月、女を愛し待ち続けたという男の長大な小説、ガルシア・マルケスの1985年の作品。 いつものマルケスとは文体などがちょっと違う(らしい)けど、面白く読みました。 実は去年読み終わったのですが、感想を書いてなかったので、今頃思い出しながら・…