フットボール雑感〜VARキライ!
ダラダラとお正月も過ぎ、体調はイマイチのまま、日常生活が戻ってきました。
こっちのブログに何書こうか、どっち(FC2とFacebookもある)を本拠としようか、迷う、というよりわからない。
お正月の記事みたいに両方に載せる手もあるけど…
と、困っていますが、とりあえず。
今年初のサッカー記事。
一応これからも書くかもしれないから「フットボール雑感」と通しタイトルをつけてみたけど、これっきりかもね。
今季からJ1リーグではVARを導入するそうです。
昨季、誤審が続いたことから、導入を早めたらしい。
東京もアウェイ鳥栖戦で誤審によって勝ち点を失ったので、賛成の人の方が多いかもしれません。
でも、わたしはVARがキライ。
Jリーグはシーズンオフだし、欧州も年末年始はたいがいのリーグがお休みだったけど、イングランドだけは、過酷な日程でリーグ戦もあればカップ戦もありました。
うちはノースロンドンのライバルチームを両方応援しているのだけど、どっちも不調で面白い試合をしてくれない。
ボーンマスも好きだけど、こちらも今や絶不調。
さらに、黄色つながりで、ノリッジ・シティを応援しています。ノリッジの今季のユニは、ジェフの何年か前のユニにそっくり。
特にお気に入りの選手は、
Todd Cantwell.
1998年生まれだそうです。
運動量豊富(なかなかフル出場できない)、技術もあり、ポジショニングも良く、得点力もある(ここが東京サポとしては羨ましい)MFです。
どうもマンUが狙っているらしい。
そして、ノリッジは残留が難しそうなので、クラブも彼を高く売れるところがあれば、手放すでしょう。
マンU行ったら応援しないからね…
話が逸れまくり。
このノリッジが、VARに泣かされた。
特にかわいそうだったのは、スパーズ戦でした。ちなみに、キャントウェルはベンチ。
この試合、ノリッジはとても良い入り方をして小気味よくパスをつないでいたのに対して、スパーズはこの後の試合もそうだったようにパスがずれてうまくいかず、フォイスのミスからボールを奪ったヴラニッチがゴール。いつも序盤は勢いがあり、得点するノリッジです。課題は2点目が取れず、追いつかれ逆転負けすること。
しかし、この日は33分に2点目が入った…はずでした。
ヴラニッチのロングパスにFWプッキがうまく抜け出て、ゴール。
したかに見えたら、VARですと。
そして、ほ〜〜〜〜んの数センチちょび〜〜〜っと出てたということで、ゴール取り消し。
後半にスパーズはエリクセンがFKを直接決め追いつき、その後も気落ちせず攻めたノリッジは、いかにもやりそうなオーリエのオウンゴールによりまた勝ち越し、しかしいつものように後半60分過ぎから動けなくなり、ケインが絶対外さないPKを決めて2得点。
ノリッジは勝ち点3を逃し、スパーズは辛くもドローに。
オフサイドになったプッキのゴールですが、目視では絶対にわかりません。
VARだと髪の毛1本でも出てたらダメ、とでもいうような厳しさで、目視ではわからず、これまでなら「微妙なところですね〜」などと言っていた部分がなくなります。
イングランドの適用法ではこうです。
この試合だけでなく、他の試合でもこういう数センチのオフサイドを取る例がありました。
イタリアでは多少主審の解釈が入るような気がするけど、よく見てはいません。
ブンデスリーガは見ないので知りません。
で、Jリーグは?
アウェイ鳥栖戦のような、湘南・浦和戦のような誤審は防げるかもしれない。
それでも、わたしはVARはイヤだ。
去年のルヴァンカップでもありましたが、まずプレーが止まって、興を削ぐ。
場合によってはずいぶん長く止まる。
昨季の、たとえば永井ケンちゃんのゴールだって、今季だったらいくつか取り消しにならないとも限らない。ギリギリで飛び出すような勝負が、否定されてしまう。
さらに、ファウルの判定になると、ビデオを見てわたしがファウルではないな、と思ったのを、主審はファウルにするとかその逆とか、主審の解釈が入るので、結局判定への不満が解消することはありません。
もちろん審判はリスペクトされるべきだと思いますが。
JリーグがVARをどのように使うのか、先行例を見て、懸命な方法を考えてほしいと思います。
VAR室にS藤R治さんとかがいても、東京サポは納得するだろうか?
イングランドのようにVAR第一、審判が機械の判断を伝えるだけの人になってしまうと、サッカーの魅力も失われてしまいます。
なにしろ人間のやることなので、プレーにもミスはあり、判定にもミスがあり、少々の誤差は「微妙なところ」として認めるようでないと、とても窮屈なつまらないものになりそうです。
というわけで、わたしはたとえ鳥栖戦のような誤審があっても、VARなんぞなくてよろしい、ゴールラインテクノロジーだけにして、と思うのです。