ACL第2戦 東京xパース・グローリー

マリノス、神戸が連勝したので、東京だけがなんだかちょっと…特にマリの圧倒的な強さに、もうリーグ戦が始まらないうちにタジタジとなっています。

とはいえ、CSを解約してしまったので、東京のホームゲーム以外は見ていません。

ただ、4年前のことですが、東京がまったく歯が立たなかった全北現代に勝ち、なんかパースより強そうな(根拠なし)シドニーFCには圧勝したのだから、マリが相当強いことは間違いないでしょう。

 

まあヒトサマのことはいいや。

 

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東京のスタメンは、蔚山戦と同じ。

まったく、長谷川健太さんは、選手を変えない人ですなあ。

リーグ戦もこのまま行くのだろうか。すると、タマとかサンホとかは早くもピンチなのかしら?

 

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パースよりお越しの?あるいは日本在住オーストラリア人?

 

パース・グローリーは、5バックというか、攻撃時には3バックのような4バックのような形。

マッチデープログラムにあったように、堅い守備とサイド攻撃が持ち味というのは、よくわかりました。

バックスはかなり長身で、セットプレーはこわいな、と思いました。

実際先に触られたことが多かった。

そして東京の左サイドから再三攻撃してきました。

相手の決定的なシーンはほとんどなかったけど、前半は安部柊斗もリョウヤも苦戦していたように見えました。

東京は、特に前半慎重すぎたようで、去年のシーズン終盤にあったような、ホームに帰ってからアグレッシブさが出せない傾向が出たのかと気になりました。

パースも最後のところの精度と選択がもう一つよくなかったので、助けられたところもあったと思います。

守備的ではありますが、サイドの上がり方とか、特に前半の序盤を過ぎてからは、ここぞという時には人数をかけて攻撃してくるあたり、今の戦術というか、シェフィールドユナイテッドほど鋭くはないけど、ちょっと似た感じ。

東京もシュートを打てなかったわけではないですが、なかなか枠には飛ばないし、簡単なクロスはパースのデカいDFにはねかえされてしまいます。

パースが引いているので、前のブラジル人3人のスピードはほとんど活かせない。

そうなると、残念ながら良いスルーパスとかサイドを深くえぐってしかけるとかいうプレーが少ないので、ブロックを崩すことができない。ムロやんは大雨の方がいいのだろうか?

難しい試合になったなあ…というのが前半を終わっての感想。

 

後半もそんな感じで、パースは初戦だしアウェイだし勝ち点1ならOKだろうから、慌てない様子。

しかし、東京は徐々に圧力を強めていったように見えました。高萩のゴール前のシーンなどは一番得点に近づいたところでした。

流れがはっきりと変わったのは、アダイウトンに代わって、紺野和也が出場してからでした。

大学生の時から、そのドリブルには定評がありましたし、J3で見た時も面白い選手だと思いました。

実際、押し込みながらもなかなか崩しきれないところに、細かいドリブルで入って行く、ワンツーを繰り返しながら逆サイドまで行くとか、楽しいプレーを見せてくれました。

たぶん、パースの選手にしたら、小さくて捕まえにくく、嫌だったでしょう。

疲れの出始める時間帯に、うまく入ったと思います。

それもあり、前半苦戦していたアベシューも、動きやすくなったようで、レアンドロへパス…それがエリアの外でしたが、レアンドロのシュートは綺麗な弧を描いて、パースのゴールへ。

崩せなくても個人技が…

とも言えるけど、伏線には紺野くんが入ってかなり掻き回したことがある。

 

そして健太監督、怠りなく守備をかため時間を使う選手交代でクリーンシート。

 

しかし、課題の少なくない試合ではありました。

 

林は、あれくらいのプレスであんなにキックが不安定になっては困る。

ほとんどまともなゴールキックがなかったような…相手にとられるかラインを割るか。

もともと林からビルドアップするのは得意ではないと思うけど、あれではリズムも出ない。苦戦の一因だったように思います。

パースのリアム・レディーというGKは、キックの質が良く、前線のFWにきっちりあわせ、競り合う東京の選手は、必ずファウルを取られていました。これもマズい。

ファウルを取られなかったのは1回か2回?相手が上手いのか、こちらがいけないのか。

攻撃は、引いた相手に苦戦するという、以前からの課題がそのまま。

4−3−3だろうか4−4−2だろうが変わらなかった…

たいがい引いた相手でも平気なのは、去年のマンC、今年のレッズくらいで難しいものではあるのでしょうけど…

ただ、紺野がいることで、流れが変えられることがわかって良かったと思います。

ブラジル人トリオも、もう少し時間をかければさらに息が合ってくるでしょうし、タマやサンホや、他の選手も、もっと試合に絡んでほしい。というか、健太さん、他の選手も使ってみたらどうでしょう?

この試合ケントと高萩もイマイチの出来だったように思います(と言っても洋次郎様は一度は必ず面白いプレーしてくれる、この試合も)が、彼らはきっと次には修正できるはず。あたしゃ今季ケントのユニにしたのだよ、頼みます。

 

リーグ戦に向けて、なんだか心配の方が大きくなってしまった試合でした。

まあ勝ったんだけどね。

 

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いかにも内気そうなレアンドロ

 

 

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勝利のユルネバ

 

 

インタビューの後、ゴール裏の仲間のところに一目散に走っていったレアンドロが微笑ましかったことでした。

そして、ディエゴに教えてもらって、初シャー。

 

まあいいや、勝ったんだわ。

 

リーグ戦までそんなに時間ないけど、しっかり修正してね。

 

リーグ開幕戦の清水には行けないので、29日のホーム開幕戦がわたしのリーグ開幕戦になります。

相手はマリだよう…昨季の最終戦みたいにやられるのはいやだよう…