第4節 東京アウェイマリノス戦

イヤダイヤダ負けるに決まってる、見ない〜と無意味にゴテながら、キックオフ前には当然TVのDAZNをつけておりました…

夫は「大丈夫だよ、マリは川崎ほど強くないよ」と言うのですが、そうだとしてもあんなに緩い守備したら、マリにも失点してしまう〜

いつもなら日産は近いから普通に出かけていくのですが、うちで見ると余計にネガネガになってしまう。

理由はわからないのだけど、TV観戦って苦手なのです。スタジアムへ行っても基本的にネガティブなことに変わりないけどね。

 

 

 

スタメンは

GK林、DF室屋、剛、森重、帆高、

MF東、ケント、アルトゥール・シウバ

FWディエゴ、永井、田川

 

と、公式の発表ではこうなっています。

ケントがいてこその4−3−3だと思うのですが、この試合を含めて2試合でいなくなるので、2ボランチで模索しているようです。

マリ戦でもケントとアルトゥールのボランチ、ディエゴ、永井の2トップで、亨介と東はサイドハーフというDAZNの紹介が実際のフォーメーションでした。

せっかくブラジル人トリオがいるので、3トップにしたいであろうとは思いますが、「守備がはまらない課題」が、川崎戦のように酷い形で示されると、やはり考え所です。

少し意外だったのは、帆高を今度は左SBで先発させたこと。

前節の川崎戦でほとんど通用しなかったので、もうしばらく出番はないかしらと思ったのですが。

しかし考えてみたら、東京の選手、誰も通用しなかったと言えるので、帆高だけダメだったのではありません。

そして、待望のケンちゃん復帰!

 

 

マリの方は、前節から7人だか、ごっそり替えてきました。

こちらさんはたっぷり入ったお財布で、2チーム変わらないクオリティで作れるくらいの選手層があるので、それも可能でしょう。

アドがFWで出てた。出世したねえ。

東京は、ベンチ外でなぜ使わないかな〜と不思議なのはタマくらいで、慎重な健太監督が使う選手はそう多くありません。

使わないから成長しないのか、それはわからないけど、去年は夫が「東京は選手が交代するたびにクオリティが下がる」と評したような状態でした。

今年は若手にもう少し頑張ってもらわないと、日程が厳しいし、サンホやケントの後の補強もないとすると、大変です。

 

試合は。

開始早々、帆高のマズい守備から、水沼にクロスを入れられ、右サイドに振られ、走り込んだ遠藤にあっけなくゴールを決められた。

あちらはマンCばりのサイドから逆サイドの背中をとってノーマークで決める、というのをおやりになる。わかっていたはずですが、易々と決められてしまいました。

 

あ〜もうだめだ、やっぱり帆高だめじゃん、セイムロヤもだめじゃん、ここまで入らせちゃ。

 

と、開始4分にして負けたかのように嘆くワタクシ←アホだからほっといてね。

 

 

しかし、スタジアムにいるとわかる時があるのですが、失点して選手が一斉にがっかりすると、本当にガクッ!という音が聞こえて来る時があるのです。

無論、ドリフのコントじゃないのだから、みんなでガクッと声を出しているはずはないのですが、それくらいガッカリしたのが伝わることがある。

川崎戦なんかおそらくそうだったと思うのですが、このマリ戦の良かったところは、ガッカリする時間があったら点取り返そう、というポジティブさ、アグレッシブさ。

 

前節4発殴られてボ〜ッとしていたのが、この1発でお目々醒めたのかも。

 

全体に川崎戦では見られなかった球際の強さや粘り、切り替えの速さが戻ってきました。

(あとでダイジェストで川崎・柏を見たら、柏も緩い守備をしていたのですが、だから川崎は相手を剥がす技術とスピードがすごいのだと再認識。緩くさせてしまうのでしょう)

 

室屋の正確なクロスから、亨介が抜け出して、絶好機を作るかと思いきや、チアゴ・マルチンスにエリア内で倒され、PKゲット。決定機阻止でレッドかと思いましたが、普通のファウルでエリア内だからPKということらしい。しかし、この時にキョウスケは腕を脱臼したようで、無念の負傷退場となりました。キョウスケ、なかなかいい動きを見せていたので、残念、気の毒。

 

ただ、代わりに入ったレアンドロが大活躍でした。

 

で、そのPKをディエゴがきっちり決めて同点。

 

もうここまで生きた心地もなく大騒ぎのワタクシ←ですからほっといてね。

 

東京とマリといえば、塩試合になるのが定番でしたが、最近はあちらが華麗なサッカーをおやりになるので、東京も泥臭いながらもアグレッシブになります。

シュートまで行くことは少ないけど、お互いにガンガン来る。

29分にディエゴに決定機があったけど、これはGKに止められた。

しかし、東京はもう少しパスをつないで欲しいなあ…試合後健太さんもそう言ってたけど、あれは本心だろうか?

 

前半終盤、またも室屋からロングフィード、抜け出たディエゴをマリGKがエリアの外で止めようとしてディエゴを倒した。

これは解説の岩政さんも言ってたし、どう見てもレッドカードだと思うのだけど。

なぜか東城さんはイエローに留めた、また「ジャッジリプレイ」案件だな。

ともかく、それで得たFKを、レアンドロがきれいに壁の頭を超えて、ストンと決めました。

イングランドPLの解説をしているベン・メイブリーさんが言っていたけど、新型コロナによる中断明け、FKが直接入ることが多い。うちで練習できるのってそれくらいだから、せっせと練習したのでは?というのですが、そんな気がする。J2でもJ3でもFKが直接入ったシーンを見ました。

 

 

で、PKとFKで逆転だぜ。

 

流れから得点がないのが少しアレだけど、相手の広大な「裏」を取って崩したのだからいいのです。

 

そしたら、後半早々に一応流れから?取った。

林のキックが永井ケンちゃんにピッタリ、少し持ち出してDF畠中をかわして、逆サイドに走るレアンドロへ、見事なパス。芸術的。

レアンドロ、ボレーでぶち込む。

流れと言うには3人しか関わってないけど、FKでもPKでもない。

マリのようなサッカーは、つけ込みどころをみつけると、面白いように決まるものらしい。

 

この3点目は助かりました。

1点差ではストレスも溜まるところですが、かなりの余裕が持てました。

ケンちゃんはこれまでと同じように、前からスプリントを切り返し、プレスをかけ続け、前からの守備を励行。

まだ本調子ではないという話でしたが、上出来で、59分にアダイウトンと交代。

アダイウトンは、ACLや第1節では期待通りでしたが、どうも体が重いように見えます。

 

ここから、東京は徐々に専守の姿勢になっていきます。

マリの方は次々に攻撃的な選手を入れてくる。

こっちは永井の交代と同時に頑張ってたアルトゥールに替えて安部シュウト、これは普通の交代だと思う。

77分にディエゴに替えてオマリ、足がつった東に替えて洋次郎様。

これで5バックに。

返って相手を呼び込むことになるのでは、と、心配になりますが、それでもあえてそうして守れ、ということらしい。

意外と雨霰とシュートが降ってくる、というほどマリもシュートが打てず、危ないシーンもあったけど、かろうじて守り倒しました。

こういうの心臓に悪いからやめてもらいたいのだけど、夫は今季のジェフが守り倒すのは慣れなくてドキドキするけど、東京のは見慣れているから平気なんだって。

わたしはやはり相手陣内でボールを保持してほしい。

 

剛も立ち上がりはマリの攻撃に手こずったようでしたが、だんだん安定し、顔面で相手のFKをクリアするような強気の姿勢を見せました。

ケントはやっぱり彼がいなくなったらこういうところ、どうするんだろう、と思うプレーが幾度も。

室屋が技術もメンタルも素晴らしく、彼もまた海外へ行ってしまうと…でも、ともかくいる間はう〜んとたくさんこういうプレーを見せて欲しい。

東も足をつるくらいがんばり、アルトゥールも川崎戦からはずっと良くなりました。

ディエゴと永井はいうまでもなく、2点を決めたレアンドロも素晴らしい。

 

 

一番驚かされたのは帆高で、選手って90分間で成長することがあるんだ〜と。

立ち上がりは川崎戦の頼りなさと変わりなかったのに、徐々に落ち着き、後半は見違えるよう。

気迫あふれるスライディングタックルも見せたし、最後まで運動量を落とすことなく、攻め上がるところも見せました。

健太監督も彼本来の能力を発揮すれば、このくらいはできると判断したのでしょう。

試合後の晴れやかな表情が印象的でした。

 

 

ということで。

無駄に汗をかいて見ましたが、終わってみれば3−1でした。

試合スタッツで見ると、おおよそ勝ったようには見えず、ただシュート数がマリ9本、東京7本というのは東京ペースだったのだろうと思われる。

気持ちのこもったプレーとか、気迫とかは数字には出ないということか。

しかし健太監督のコメントが本当なら、もう少しパスをつないでほしいものです。

東京の選手はマリの選手より下手なのだろうか?と試合の途中に思ってしまった…もちろんサッカーのやり方の違いもあり、簡単には言えませんが。

 

 

 

次はホームですが相手は鬼門、赤です。

いろいろ考えて、うちで見るのは大嫌いですが、味スタへ行くのは我慢。

勝って欲しい…相手も好調だそうですが…勝たないと。