今更だけどプレミアリーグ、セリエAなどまとめて…
おそらくワタクシ、世界一暇人だろうと思うのですが、体力気力エネルギーが平均の半分くらいしかないので、なかなかブログなど書くのもままなりません。
それでつい写真を編集して貼っつけるだけのお花の記事でやっつけてしまうので、実は一番時間を費やしている、ヨーロッパサッカーのことはほとんどかけないまま、20/21シーズンが終わってしまいました。
そうこうするうち、あーた、昨夜からユーロが始まっちゃったじゃないですか。
まずはオープニングマッチ、トルコ・イタリア。
古来のアズーリから、見違えるような楽しいアズーリになったチームにわたしの好きなサッスオーロのベラルディとロカテッリ、ベンチにラスパドーリがいるときちゃ、応援するに決まってますな(インテルはあまり好きじゃないけどバレッラは好き、ユーベは嫌いだけどキエーザはフィオレンティーナの頃応援してた)。
トルコも予選を見ていたらなかなか強い、フィジカルも技術も備えたチームと見ていましたが(コワイCBソユンジュもいるし)、前半は意地でも守ってやるっていうトルコと、意地でも繋いで崩してやるというアズーリの戦いは面白かった。
しかし後半になると、あれだけボールを持たれPA周辺で守らされたトルコが、流石に集中が続かなくなったか、またアズーリもプレスを一段強めたので、スペースはできてきて、完全にアズーリのペースに。
オウンゴール、イカルディ、インシーニェの3ゴールで勝ちました。
ロカテッリもよかったし、ベラルディも良かったけど、怪我が心配です。
と、もうリーグは終わったのに忙しいんですよ、うちは〜
で、ざ〜っくりとプレミアを振り返ると。
結局上位はいつもの通り、あまり面白くもない順位になりましたが。
マンCの強さは可愛くないけど、サッカーは面白いし…どこぞのJリーグのトップをぶっちぎりで走っておられる川向こうの皆さんのサッカーも、まあすごいレベルで、ちょとしたマンCみたいな?
もうどこ見ても羨ましくなる今日この頃の東京サポ…
話が逸れた。
順位はともかく、20/21シーズンはとても面白いリーグ戦でした。
まずは靴下の短いグリーリッシュ擁するヴィラが走り、そしておそらく最も意外だったのは、モイーズ率いるウエストハムの躍進でしょう。
でもわたしはモイモイはそんなにダメな監督ではないと思っていました。
ファーガソンのすぐ後に任されたのは荷が重かったのでしょうが、タフィーズの頃はいい監督だと見ていました。
果たして、ソウチェク、ライスの中盤が強く、後半から入ったリンガードが大当たりで、リーグを面白くしてくれました。
ソウチェク、東京に来ないかな〜ライスの方がいいかな〜
無論カンテでもジョルジーニョでもいいけどさ〜
でも、なんといってもリーグをたまらなく面白くしたのはこの人です。
エル・ロコ、ビエルサ監督。
シーズン中にリーズでつまらなかった試合は数えるほど。
リーグ前半は大敗する試合もありましたが、開幕戦からレッズに一歩も引かずに渡り合い、マンC戦ではポゼッションで上回り、とにかく見ていて面白い。
ビエルサは塩試合で勝つより、フットボールの面白さ楽しさをチームで体現する方に価値を置いているようです。
2度目のマンC戦はシュート二本で勝ってしまったけど、塩試合という印象はなかった。
試合後の会見でビエルサが勝っちゃったねえ、マンCが勝つべき試合だったねえ、ふへへへへ、と笑っていたのが印象的。
そのためにはおそらくものすごい練習をしているはずで、彼らのハードワークに比べれば、どこぞの首都圏チームなどお散歩していると言われても仕方ない。
しかも、お金がそんなにないから、チャンピオンシップの時とほとんど変わらない選手でやっていて、それがリーグ戦が進むにつれ、上手くなっていって、自信をもって繋いでいるからすごい。
マンツーマンといっても少し変則的だし、なんかわたしのようなオバチャンにはよくわからない戦術ですが、ミックスと呼ばれるポジション(といってもミックスだから走り回る)とか、
ハードワークに支えられ、勤勉なプレスと長短のパスとで相手を上回る。
ワクワクするプレーを見せる。
最終戦にはチームを去るパブロ・エルナンデスとベラルディを出場させ、最後はみんなとハグして別れを告げるという、もう泣いちゃうシーンもありました。
ビエルサさん、素敵。
お馴染みのポーズ。
それに引き換え、ノースロンドンの2チームといったら。
ケインとソンフンミンがいて、あの順位とはねえ…
ただガナーズには楽しみな若い選手もいるので、来季はもうちょっと…アルテタは続けるんだろうか…
さて、イタリアの方は。
ありゃもう時間ないわ。
さらにざっくり。
サッスオーロのデ・ゼルビが今季限りで辞めてしまって、ウクライナのシャフタールの監督になるのだとか。
シャフタールじゃELかCLに出てこないと見られないわ…
アズーリにベラルディ、ロカテッリ、ラスパドーリと選ばれたように、今のセリエのポゼッションサッカーを象徴するようなチームだったのですが。
ベラルディやロカテッリは移籍してしまうかもしれないし、来季はどうなるのか…
最終戦、ローマの上に行ける可能性もあったのですが、勝ったけど及ばず。
シーズン半ばに勝てない試合が続いたから…
ゼルビの元でヨーロッパに行くのが、おそらくクラブとしても目標だったのだろうと思います。
それが果たせず、ゼルビは「もうこのチームではやり尽くした」ということかしら。
しかし、リーズとはまた違う、面白いサッカーを見せてくれました。
リーズとはリーグの違いもあり、それほどスピード感はないけど、攻撃的で常に前を向く姿勢が好き。
ポコポコ点は取られても終盤に逆転してしまう試合の面白さ、がっかりな試合もあったけど、
セリエAでは一番好きなチームです。
ゼルビがいなくなってどうなるかはわかりませんが、こういうサッカーを続けてほしいな…
代表でもイケメンだったベラルディ。
背中の写っているボガも良かったな〜
最終戦で、こちらも勝ったのですが、試合終了とともに、ピッチに背中を向けて何か一瞬思いを馳せていたようなデ・ゼルビが、男前でした。
シャフタールでも頑張って。
というわけで、優勝争いなどにはあまり興味がなく、愛すべき2つのチームを、特に見ていました。
Jリーグでも優勝争いには興味ないのさ。
残留争いの 方は、今季は嫌でも気にしなくちゃいけないようだけど。
それはともかく、今季のPLもセリエAも面白かった、と思います。
追記
ユーロのオープニングセレモニーも面白かった。
当代人気の歌手アンドレア・ボチェッリの「誰も寝てはならぬ」は、9時キックオフの前にふさわしいものでした。イタリアはいい音楽をいっぱい持っているな〜と改めて思いました。
さらに嬉しかったのは、バーチャルとはいえ、ボノとエッジが見られたこと。
U2は現役のミュージシャンで一番好きなバンドなので、思いがけなく楽しいオープニングセレモニーでした。