神代植物公園、ショクダイオオコンニャク開花!
都内の公園のTwitterをフォローしているので、なかなか行く機会のない公園の様子もわかるし、近隣の昭和記念公園や神代植物公園のニュースも入ってきます。
で、ニュースといえばこれですよ、
ショクダイオオコンニャク‼︎
ショクダイオオコンニャクは、インドネシア・スマトラ島原産のサトイモ科コンニャク属の植物。開花時に強烈な悪臭を放つことやその大きさから「死体花」「お化け花」と呼ばれることもあるという。
イギリスの王立園芸協会では2009年に「世界一醜い花」に認定したそうです。
先週見にいった時はこんな状態。
それから毎日、ショクダイオオコンニャクの成長の様子がTwitterに挙げられ、一日10センチも伸びていて、開花は今週中の見込み、とのお知らせ。
うちのショクダイオオコンニャクサポ(←?)の夫が、楽しみにしていました。
そして、24日木曜日の夜、いよいよ開花した、とのニュース。
午後9時のニュースでは、屋外にも悪臭が立ち込めているとか。
ショクダイオオコンニャクサポをワクワクさせる言葉が踊っている〜
しかしあたしゃ、お腹の具合がよろしくないんですよ。
そんな悪臭嗅いだら・・・・・・
ところが、このショクダイオオコンニャクの花は非常に短命らしく、翌朝には周りのプリーツスカートみたいな部分、仏炎苞が閉じてきて、匂いも薄くなってきたと。
この花は夜咲くもののようです。
ショクダイオオコンニャクの開花クライマックスを味わえるのは、公園のスタッフだけらしい。
あたしは羨ましくないけどね。
ともかく、何はさておき、一刻も早く、そのショクダイオオコンニャクの花を見にいかなくちゃ、ということになり、予約を取って夫はいそいそと神代植物公園へ出かけました。
わたしの体調もまあまあというところだったので、臭かったらすぐ外に出るつもりで一緒に。
ホントは植物多様性センターに寄りたかったけど、今回はまっすく大温室へ。
おお〜
250センチくらいに成長し、威容を見せている…
温室の中ではこんな感じ。
今回わたしはカメラを持っていかなかったので、夫が撮ったショクダイオオコンニャクの姿を。
う〜ん、植物には見えない…
実は花はこのプリーツスカートみたいなものの中。
この根元に雄花と雌花がびっしり詰まっていて、、シデムシなどの虫を呼び、受粉させるそうです。
その後、この棒状の「附属体」は崩れ落ち、虫がワラワラと…と、オゾマシイことになるらしい。
神代植物公園でもらったパンフレット。
スタッフが持っている巨大な芋を見ると、コンニャクに似ていますね。
ところで。
みんなが楽しみにしていた悪臭ですが。
残念ながら、そこはかとなくゴミ臭いかな〜というくらいで、耐えられないような強烈さは消えていました。
そうなると、本当はどのくらい臭かったのか気になる…
怖いもの見たさの一種でしょうか。
最後にちょっと温室で咲いていた普通に見える花を。
花が水の上に落ちていて綺麗でした。
上の2枚は小笠原諸島の花。
名前はわからないけど、これもショクダイオオコンニャクと同じように希少種だそうです。
野生のキキョウなども希少種になっているようですし、デカくてインパクトがあろうが綺麗だろうかジミだろうが、自然界の植物は日に日に滅んでいっている。
どうにかできないかと思うけど…