国立科学博物館「植物展」と不忍池。

16日に上野の科学博物館へ特別展「植物〜地球を支える仲間たち」を見に行きました。

本当は5日に中学2年男子と一緒に行く予定でしたが、新型コロナの感染者が毎日5000人超える勢いなのに恐れをなし、取りやめにしたのですが、チケット代は払ってしまったので、もったいないからコロナワクチン接種済みの大人だけで行こうと(ワクチン接種しても感染するリスクはありますが、その可能性は低いし、気をつけてかかってしまったら不運としか…)。

予約制なのでそんなに混んでいないかと思いきや、激混みではないにしろ、立派な密状態。

夏休みの自由研究にというような小学生や、そのちっこい妹弟と両親という、1グループが割と嵩高いのでした。

内容は小学校低学年以下には少し難しいのでは、と思いましたが、ぐずる子もおらず、いい子に見ていましたから、展示の仕方が良かったのか、親御さんがしっかりされていたのか。

しかしこの感染状況でお子さんを連れてくるのは、ちょっと心配ではあります。でもまあ長い夏休み、どこも行かないのは退屈でしょうしねえ…かわいそうでもあるし。

会場内は密にならないよう、スタッフが案内していました。

 

と、本題に入る前に500字近く費やしてしまった…

 

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 独立行政法人国立科学博物館(館長:篠田謙一)が主催する特別展「植物 地球を支える仲間たち」が、2021年7月10日(土)に国立科学博物館(東京・上野公園)で開幕しました。
 本展は、食虫植物や多肉植物、「○○○すぎる」珍妙な植物といった観点から植物を総合的に紹介する、これまでにない大規模な展覧会です。
 最新の研究成果をもとに、標本や実寸大模型、映像、光合成の仕組みを学ぶインスタレーション展示などを活用し、楽しみながら植物の実像や魅力に迫ります。 

 

 

光合成という、太陽エネルギーから有機物を作り出す能力を手に入れたことで、地球上の生命にとって、なくてはならない存在となった植物。
私たち人間と同じ原始的な生命体から進化し、今や地球上の多種多様な環境に生育する最も成功している生物群と言えます。 ともすれば動物と違い、じっとしていて動きのないイメージがありますが、最先端の科学研究によって、私たちの想像を超えるアクティブな生態が明らかになってきました。

 

 

生の植物の展示は少なく、少し物足りなく感じましたが、インスタレーションや映像などはよくできていて、大きな朝顔モウセンゴケなどの模型もあって小さな子も飽きないようになっています。

展示はざっくりいうと地球上で植物が誕生し、微生物のようなものから光合成をする植物となり、地球上を覆っていくようになる…

その過程でDNAの組み合わせにより、赤い植物、緑の植物、茶色の植物ができる。

ってとこでしょうか、小学生の夏休み自由課題の方がきっとずっとうまくまとめているだろうね…

 

 

 

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これは植物がいかにその生息域を広げていったか、その方法の一つを示したもの…だと思う。

 

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これなんだっけ?

左はヨーロッパのくるみだったと思う。

種子植物のなんかだったかな←←ひでえ。

 

 

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これは「奇想天外」という名前のアフリカナミブ砂漠地方にだけ生息する植物。

神代植物公園の温室にもありますが、これは花みたいのがついているのが珍しい。

2枚の葉がただニョロニョロ伸びていくだけの植物で、古いものは2000年以上の株がある。

葉が2枚以上に見えるのは、2枚が裂けたものだそう。

植物の生き方の多様性。

 

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いやにでかい苔。

 

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遺伝子のABCモデルと椿の花の変異種。

この辺は高校生の頃習って、成績良かったはずなのに、すっからかんに忘れてた〜

 

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遺伝子操作によってできた青いキク。

当然、青いバラの展示もありましたが、ちびっこがケースにへばりついていたので、撮影はやめ。

青いキクって作り物みたいと思っていたけど、作り物だったのね…

 

 

また先史時代の化石コーナー。

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ひどいピンボケでした…

 

 

「ほんとは〇〇の植物」というコーナーもあり、毒を持つトリカブトなどの展示、食虫植物などの展示もあり、うまく興味を惹くようになっています。

 

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でかいハエトリソウの模型。

 

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でかいモウセンゴケの模型。

草間彌生の作品みたい。

 

 

 

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くっつき虫の類。

植物の分布の方法。

 

最後にこの展示に関わった植物学者たちのプロフィールと子どもたちへの言葉が掲げてあり、へええこんな研究している人がいるのか、とか面白く読みました。

なんだか中途半端ですが、混んでたので特に密の場所は避けて、飛ばし気味に回りました。

ゆっくりみたら、とても面白い企画だったろうと思います。

 

 

お昼はなるべく密を避けるということで、「精養軒」のテラスで。

雨催いの涼しい日だったので、外でも暑くありません。

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左はカニクリームコロッケ、右は双子パンダ誕生おめでとうプレート。

おめでとうプレートの方は、デザートとコーヒー付きでお得。

 

近くまで来たので、不忍池を散歩。

 

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名残の蓮の花が咲いていました。

右に見える和風の建物は松籟庵だったか、料亭で、その隣のビルが精養軒。

 

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お参りしているおじさまは無関係の人です。

 

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メガネとかいろんな供養塔がありましたが、これは河豚。

有名人の名前が色々あったけど忘れた〜

 

 

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東京駅で新規開店のパン屋さんでおやつを買って帰りました。

東京駅グランスタもちょっと見ないと変わっていますね。