W杯欧州予選〜アンドラvsサンマリノ〜とりあえずアンドラ公国について。
DAZNは気に入らないことも多いのだけど(注目試合しかダイジェストがないとか)、W杯欧州予選を全部やってくれるのは、大変に嬉しいことです。
あ、日本代表の試合もHAともにやってくれるのでしたね、すまんがオマーン戦は見てないけど。
日本代表にFC東京の選手が選ばれていないので、エゴなサポのわたしは興味が湧かなくて…
リョウヤでも呼ばれていれば見たけどね(実際のところリョウヤはまだ代表レベルではないように思う)。
で、欧州予選ですが、普段なかなか見ることのできない国の試合が見られるなんて、楽しいではないですか。
ただ、全試合を90分見るのはしんどいし、そこまで立派な暇人でもないので、ダイジェストがあるのはそっちを見ることが多い。
90分見たのはイングランド、イタリア(難しい試合にしてもうた。ブルガリアの強かさに唸る)、なぜかアイスランドなど。
ダイジェストすら見ていないのは、リヒテンシュタイン・ドイツ。
あら、0−2なのか。もっとリヒテンシュタインを蹂躙したかと思ってた。
さて。
今節の注目カードは、
アンドラ・サンマリノ
ヨーロッパをよく旅行されている人ならご存知かもしれませんが、わたしには全く未知の両国。
先に試合のことを書くと、2−0でアンドラの勝利。
マルク・バレスというごっついキャプテンのセットプレーからの2得点で、後半猛追するサンマリノを抑えて、勝ちました。
サンマリノにも絶好機が3、4回はあったけど、得点ならず、前半24分までの2失点が重かった。
でも、2チームとも3連敗で迎え、お互い勝ち点3を狙って、アグレッシブないい試合でした。
少し以前の情報ですがFIFAランキング、203位と202位の試合とは思えない。
どちらも予選では他の国に勝ち点3と得失点差を供給する国ではありますが、レベルは低くない。守備は強豪国に当たると厳しいかもしれないけど。
ヨーロッパサッカーのレベルの高さを感じます。
そしてアフリカのネイションズカップでもそうだったけど、よく知らない国をちょっとだけ調べてみる機会になります。
イバリア半島にあり、フランスとスペインに挟まれたカタルーニャ地域に属します。公用語もカタルーニャ語。
UEFA加盟国で5番目に小さな国です。
遺跡から1万年前には定住が行われ、ポリュビオス「歴史」によればポエニ戦争時にカルタゴ軍がピレネー山脈越えをした際に、アンドラの谷に先住民がおり、「アンドシンス」と呼ばれたいたという記述が文献上最古のアンドラ。
外務省による基礎データの略史には
- (1)10世紀頃、宗主のウルヘル司教と、司教から封土としてアンドラを与えられていたフォア伯爵との間で統治権をめぐる争いが発生。その後、1278年に対等の封建領主権(徴税権、裁判権、徴兵権)を共有する「対等の宗主契約」を結び、両者はアンドラの共同領主となった。
- (2)共同領主の地位は、司教側では現在に至るまで代々ウルヘル司教に引き継がれているが、フォア伯爵側では当時のフォア伯爵がフランス王(ブルボン朝初代のアンリ4世)として即位して以来、フランス国王に引き継がれ、フランス共和国となった後はフランスの国家元首(大統領)に継承されている。
- (3)1993年2月、新憲法がアンドラ国会で可決、同年3月に住民投票で承認され、アンドラは国家として独立した。フランス及びスペインは同年6月1日に、アンドラ公国を主権国家として明示的に承認した。ただし、アンドラの国家元首は引続きフランス大統領とウルヘル司教(共同元首)。また、同年7月には、アンドラの国連加盟が加盟国の全会一致で認められた。
とあります。
国旗。
近代では世界大戦でドイツ軍と戦い(国として参戦したのではなさそう)、苦難を味わったようです。
消費税がなかったので、脱税目的の外国からの預金が相次いたので、税制改革により、2018年にタックスヘイブンの監視機関の「グレイリスト」から外されたということです。
一眼でわかるダリのモニュメント。
サン・エステバ教会。
(「地球の歩き方」HPから借りました)
人口は約77500人。
サンマリノの人口は33500人くらいなので、人口の差が点差に出たのかな…
渓谷地方が世界遺産に登録されてます。
サッカー事情は、FCアンドラがリーガ・エスパニョールに参加しているそうですが、山岳ばかりで設備が進まず、レベルは高くない(と、Wikiは言ってる)。
選手の多くはスペインでプレーしていて、4部相当のクラブにいる選手が多いそうです。
みんなアマチュア。
でも、サンマリノ戦の試合ぶり、ただの草サッカー選手と思っては大間違い。
あら、サンマリノまで行かないうちに1900字超えてしまった…
とりあえず、アンドラの巻おしまい。