ミケル・バルセロ展
どっか美術館行きたいねえ…でもやっぱりコロナ感染が怖いねえ…
と、相変わらず臆病な夫婦です。
で、初台のオペラシティにある美術館なら空いてそうだし、新宿まで特快なら早いし…
それにHPをみたらとても興味惹かれる作品展なので、でかけました。
立川を出たら早々に人身事故で中央線がストップ、西武線で遠回り、少しでも時間をかけないようにしようという目論見はすっかり外れましたが、予想通りオペラシティは人出まばら。
さてそのミケル…といえばアルテタ、とか言いたくなるけど、バルセロです。
ミケル・バルセロ(1957- )は、長きにわたり欧州を中心に精力的な活動をおこない、現代芸術を牽引する美術家の一人として評価されてきました。バルセロの作品において、海と大地、動植物、歴史、宗教、肖像といったテーマは大きな位置を占めています。さまざまな素材や物質との格闘を経てもたらされるその原初的なイメージは、人間の生の営み、その根源への問いを投げかけるとともに、絵画のいまだ知られぬ力を語りかけてやみません。
1982年、ドイツ・カッセルで開催された国際美術展「ドクメンタ7」で鮮烈なデビューを果たして以来、バルセロは生地スペイン・マジョルカ島をはじめ、パリ、アフリカのマリ、そしてヒマラヤなど世界各地に活動の場をひろげ、各地の歴史、風土と対峙するなかで制作をつづけてきました。その活動は、絵画を中心に、彫刻、陶芸、パフォーマンスなど領域を越えてひろがり、近年ではマジョルカ島のパルマ大聖堂の内部装飾や、スイス・ジュネーブの国連欧州本部人権理事会の大会議場天井画など、壮大な建築的プロジェクトにも結実しています。
本展は、日本初の美術館での個展として、バルセロの初期から現在にいたる活動を、巨大なスケールをもつ絵画作品を中心に、彫刻、陶芸、映像などを加えた約90点で紹介します。
現役バリバリの作家です。
展示された作品のほとんど、写真を撮っても構わないという太っ腹。
明るく生命力に満ちたフルーツ…
アボカドかと思ったら、冬のメロン、緑のマロン、熟したメロンでした。
既にその色彩に心惹かれます。
タイトル忘れた…
魚たちの縦に並んだ様子がとても面白い。
タコ!
絡み合った造形がヌルヌルした感じで面白い。
バルセロはマジョルカ島の出身で、タコをたくさんとっていたとか。
食べてたんでしょうね、オリーブオイルかけたりして美味しそう。
「時を前にして」という作品。
大変美しい色彩の「幼生」。
海に引き込まれそうな…
どことなく不気味な…
バルセロは闘牛も大好きだそうで、これは槍が刺さった闘牛。
「カピロテを被る雄山羊」
マッチ棒らしい・・・・・・
後ろの闘牛場の絵も見事です。
生命力溢れる筆致。
カサゴの壺!
ルーブル美術館です。
色彩溢れる絵を加来人が、ここはモノクロ。
でも、ルーブルそのものですね(行ったことないけど)
硬い頭の動物たちとかいうの。
今はお馴染み次亜塩素酸を使ったもの。
誰のポートレイトだったか?
アフリカ滞在中のスケッチも面白い。
何気なく描いても絵が上手な人ですなあ…
ノートの最後=最新の方にある、コロナについての記述。
「コロナの時代の作家」ということを改めて思います。
骨太の生命力溢れる作品群、生き物、自然への愛と畏敬に満ちた表現。
会場で映し出されていたパフォーマンスにも!!!でした。
ゆっくりみられてとっても充実した時間を過ごしました。