根津神社のツツジ、根津のたい焼き。

以前から都心の公園も散歩したいと思っていたのですが、新型コロナのこともあり、自分の体調のこともあって、なかなか実現できまぜんでした。

一昨日、天気も良いし、私も一番調子の良い時期なので、根津神社躑躅を見に行くことに。

ず〜っと以前に1回行ったような記憶がぼんやりあるのですが、ほとんど覚えていないので、初めてと同じ。

塩谷観音寺の方が規模も大きいし、ひとも少ないだろうと予想はしましたけど、何しろ相当の田舎。下町の雰囲気も味わいたいと思っていたので、根津神社へ。

ところが、立川から中央線が遅れるという珍しくもないトラブルに遭遇、JRから地下鉄への乗り換えももたつき、私のような都会に慣れていない田舎オババは既に気分がぐったり。

ようやく根津神社に到着したら、予想以上の人出。

やっぱり都会の名所は人が多いのね…おおむねジジババ、少しの若い不ループやカップル、アジア系外国人の家族や精一杯おしゃれした女子グループなど。

ジジババ夫婦はなぜかケンカしながら(どうしてジジババ夫婦はよく外で言い争うのかな、耳が遠いから大きな声になるのかな)、ババ友グループは世間話や身内自慢や悪口に興じながら、境内の躑躅の群れをめぐっていました。

狭いスペースをものともせず記念写真を撮って渋滞を生じさせるのは、アジア系の人が多いけど、彼らは渋滞させられることにも寛容。

 

なるべく人が写らないように撮ったので、私の写真からは混雑の様子は伝わらないでしょう。

 

 

 

トリミングしたのですが、この門の下から本殿まで長蛇の列、300円で三十六歌仙の絵を見学できるそうです。

うちは三十六歌仙には興味あるけど、京都で佐竹本を見たし、そんなに並ぶの無理。

 

 

 

 

 

躑躅は終わっているのも多く、写真に撮ると茶色い枯れた花が入ってしまいます。

 

 

黒船という真紅の躑躅が珍しい種類だそうです。

 

 



 

 

 

 

 

洋館は弥生正緑館。

明治30年頃の建築。和洋折衷の洋館。輸入生地商を営む渋谷正吉によって建てられ、大倉喜八郎、渋谷栄一などの実業家が訪れていたそうです。

 

 

キレンゲ。

 

 

 

 

見学者(参拝者)の行列と、小規模な伏見稲荷のような赤い鳥居の列。

 

 



あやめも咲いていました。

 

あら、なんか知った人が写っちゃった…

 

 

庚申塚。

都内では最古のものだそうです。

 

 

 

園内に入ってすぐ躑躅の丘を見上げるところが一番きれいに見えます。

 

思った通り塩谷観音寺の方がずっと株数も規模も大きく、ゆったり見られたと思います。

でも神社の躑躅はまた違った趣があり、こちらここれで良いものでした。

 

 

しかし、この日は躑躅だけでなく、行列責めの1日なのでした。

 

 

 

 

まずどうしても食べたかった「根津のたい焼き」

しばらく神社の境内を散歩(躑躅のないところはそんなに混んでない)してからたい焼き屋さんに向かうと、既に20人ほどの列。

売り切れたら暴れる〜〜〜と思っていたけど、待つこと30分以上でありつく。

 

 



 

その場で一匹食べました。

写真は持ち帰った後なので少しへにゃっとしている。

出来立ては今まで食べたたい焼きとは全く違うもの。

パリッとした薄い皮に、尻尾から頭まであんこがたっぷり。

あつあつで舌を火傷しそうになりながらも、美味しくてたまらない。

 

うちで食べるには、焦げないようにして3〜4分くらい焼くと元の味に近くなります。

あんこもちょうどいいちゃんとした甘さで良い。

 

 

さて、たい焼きを前菜に、お昼はお蕎麦と決めていたのですが、どこも行列…

根津神社はあの人出で、お昼になったのですから近所のお蕎麦屋さんが混むのも道理。

少し駅の方に歩いて、そこならそんなに行列はあるまいと思って行った店(蕎心)、やっぱり10人ほどは待っていた…

そこですぐに切り替えて、近くのカフェにすればよかった(オムライスが美味しそうな店もあった)ものを、結局並んでしまった。

元々席数が多くない上に、コロナのせいで相席などできないから、回転が悪い。

 

ここでも30分くらい待つ羽目に…

 

ようやくありついたのは、胡麻汁のざるそば。

 

胡麻で作られると思っていたので、黒くてびっくり。

すすると口がイカ墨を食べた時のようになります。

少し濃い出汁なので、お蕎麦は半分くらいつけるのがちょうど良い感じ。

夫は鴨汁、鴨肉と焼きねぎが美味だったそうです。

 

待ち時間より食べる時間はかからない…

まあでも満足。

 

そこからカヤバ珈琲へ行く予定でしたが、その日は休業。

諦めて帰りました。

やっていても1時間や2時間待たされると後で知って、珈琲屋でそんなに待つってあるのか?ととてもびっくり。ホンマかいな?

珈琲屋というのはまったりと寛ぐところではないのか?

そんなに並んでその店にどのくらいいられるのか、よほどの暇人でないと…

 

と頭の中は❓だらけ。

どんなに美味しいコーヒーでもそんなに待つのは…

ということで東京都在住の田舎のオババは根津を後にして帰宅。

 

久々の都会で人疲れしました。

浜離宮公園とか六義園とか行きたいけど、今の私の状態では無理なのかなあと少しがっかり。