続 2008年・わたしの見たフットボール

昨日このエントリーを書いてみたら、トシヨリの常で最近の記憶がなかなか残らないのですが、
次々に色んなことを思い出しました。

今日はジェフ編。わたしは味スタの試合も含めて、スタジアムでたぶん7試合見ています。

シーズン初めに話を戻します。
FC東京は城福さんという、Jリーグチームの指揮は未経験である人を監督に招きました。
U-17監督として、とても魅力的なサッカーを見せていたので、わたしも期待していましたが、
Jリーグの監督としては未知数でした。
そういう意味では、クゼさんのほうがある程度期待できたはず・・・なのでしたが・・・・


一昨年末ジェフ千葉は主力選手の大流出と言う事態になり、
社長に辞任を求める声が巻き起こっていました。
いまさら何ですが、前社長はあまり語彙の豊富な人でないらしく、
それを自覚して黙っていればいいのに、結構良く口の滑る人で、
ますます選手とサポの怒りを買う・・・という悪いパターン。
残念ながら出て行ったのは選手の判断なのですが、サポの怒りの矛先はフロントに。
もちろん、フロントの責任は重大ではあります。
しかし、何とかサポと話し合おうとしていた姿勢であるように見えました。
というか、前社長も企業人なのでしょう、自分がカメみたいに首をすくめて
サポの怒りを受け止めていれば、そのうちガスは抜けてしまう・・・そう考えていたのでは?

オシムさんが選手を啓蒙し、まず阿部勇樹が移籍した。その穴はいまだに埋まっていません。
そしてジェフにはふってわいたような災難となったオシムさん代表監督就任。
この経緯も協会、○淵さんのお粗末ぶりを見せられました。
そして、アマル・オシム監督がパパの後を襲ったわけですが、あまり良い結果ではなく、
なぜか人望もなかった。サポもアマルには冷淡だったように見えました。
そんな流れで、アマルの後なかなか監督が決らず、「監督なしで試合するの~?」と、
わたしも夫に言ったくらいでしたが、やっとクゼさんが監督に決った時には
サポも歓迎ムードだったと思います。
夫も「クゼさん、良く来てくれたよ」と言っていたのを、わたしは聞き逃しませんでした・・・

さて、開幕戦は東京はホームで引き分け。勝てなかったけど、新鮮なプレーが垣間見えて、
期待の膨らむ始まりでした。
ジェフはアウェーでガンバとの開幕戦。こちらも引き分け。
夫が言うには「開幕戦でガンバ相手に引き分けたのが、よくなかった。これでいいと思っちゃった」
ホーム開幕戦は確か清水。東京から移籍したユータが先発するも、
全く機能せず、前半20分程で交代。敗戦。
結局ジェフは11試合で勝ち点2という、稀に見る速さの降格ペースでした。
クゼさんはどういうサッカーをしたいのか、よくわからないまま。
下村の空回りぶり、焦りが見ていても伝わってきました(彼は最終戦途中から大泣き)。
選手起用もどう見ても思いつきのような・・・そして更迭。
しかしここからジェフ新フロントの、かつてのジェフのスカウティング力を思い出させる働きが。
アレックス・ミラーさんと澤入コーチの就任です。

東京が勝てなくて苦しんでいた頃、ジェフはある程度勝てるようになってきていました。
まったくもう!ってタイミングで味スタにジェフを迎える。
今野の退場と佐原のケガで一時ピッチをアウトして9人の間に同点。
(それなのに次の味スタ緑戦では0-3で負け。)
とにかく、ミラーさんが就任した時から、もう負けられない状態だったのでした。
23節でジュビロに引き分けてから7戦負けなし。
その後大宮に負けなければ、最終戦にあんな騒ぎにはならなかったのに・・・

シーズン当初、「お互いに残留をかけて最終戦、ってのはやめようね」と夫に言っていたのですが
彼は最終戦までもつれそうな気がしていたそうです。

夫が選んだジェフのベストゲームはホーム浦和戦。
終戦ではないそうです。わたしに気を遣っているのか?
でも、浦和戦が良い試合だったことは間違いありません。

シーズン後半に限って言えば、ジェフは勝ち越しています。
今年はミラーさんも降格の心配をしながらの指揮ではなく、キャンプから好きなようにできます。
彼の本当のサッカーを見るのは、今年から。
楽しみです。