日曜映画散歩

FC東京天皇杯は昨日11月15日をもって、早くも終了しました。
草津戦を見て、この結果を予想した人は少なくなかったでしょう。
が、こうまでひどい負けっぷりとは・・・負けたことより、それにショックを受けています。

あれ?サッカーのことを書くのではなかったわ。

そんなもんで、昨夜はニュースは避けて、ぼんやりTVを眺めて過ごしました。
結局始めの3分で「天地人」に退屈し、CSで映画を探したら、これをやっていました↓



1965年、江崎実生監督、吉永小百合主演の青春ドラマ
共演は三田明、中尾彬山内賢・・・このあたりが青春ものの常連か、
脇役に頭師佳孝(子役)、金子信雄伊藤雄之助花沢徳衛など。
吉永小百合が意気盛んな保健婦として、頑迷固陋、無知蒙昧な農民の意識改革に挑み、
挫折しつつも、最後は村人に受け入れられ、惜しまれつつ去る・・・という話。
この農民たちがなかなかすごくてめちゃくちゃで、"TRICK"に出て来る村人みたい。
思わず笑っちゃうのですが、仲間由紀恵と違って、この映画のヒロインは
吉永小百合様なのです
そんな江戸時代の村人みたいな連中にも真正面から立ち向かい、説得しようとするのです。
白いブラウスを着たけなげな小百合さん、当時の多くの男子が憧れたのでしょう。

この小百合さんの恋人役が、なんと若き日の中尾彬
結構イケメンなのです、今の南総里見八犬伝蒲田蟇六役が似合いそうな風貌とはやや違う。
三田明は主題歌をデュエットしているだけで、映画では添え物。
歌手三田明の役です。
某ブロガーM姉さんが指摘されたように、確かにミランのブラジル代表某選手に似ています。(確かそうでした?)

お話は大変都合良く、村人が突然改心して小百合さんを支持し、悪いヤツはいなくなり、
役目を終えた小百合さんは、シェーンよろしく少年(頭師)を後にして帰京。
鼻の長いバスが山道を走るラストシーンに主題歌がかぶさっておしまい。

65年、まだ赤痢がコワイ時代だったのか。

可憐で果敢な娘役の小百合さん、多分こういうのが魅力なんでしょう。

しかし、わたしはキューポラのある街吉永小百合以上のものはないと思います。
それ以降の彼女はこういうアイドルとしての主演映画もわるくはないけど、
あまり好きではありません。


その後、またCSの別のチャンネルでアン・リー監督「いつか晴れた日にをぼんやり見る。
ジェーン・オースティン原作「分別と多感」
わたしはこのオースティンって作家が苦手で・・・
オバ人気は大変に高い作家ですが、わたしはなんだかダメです。
この映画も心の中で悪口を言いながら見ていました←陰湿。
エマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレット、ヒュー・グラントと、いかにもな出演者。
結婚は人生において重要なことだとは思いますが、そればかりで大騒ぎするところが?
たいていちょっとした誤解がへっ?というあっけなさで解けて、めでたしめでたし。
でもぼんやり見るにはキレイなので、最後までじっくり鑑賞。

さらにスポーツニュースを避けつつチャンネルをポチポチしていると、なんと!
NHKBSでU2のライブが始まったではありませんか!
このDVD持っているのですが、諸事情により今は見られないので久しぶり。
急に目が覚めて、最後まで楽しく見ました。
この"VERTIGO"ツアー埼玉アリーナ公演には、夫と行きました。
埼玉だからアウェーだね、と意味不明なことを言い、夫はジェフのわたしは東京のチケットホルダーにチケットを入れて行ったら、会場には大宮アルディージャサポ3人がユニ、マフラーの正装で来ていて、びっくりしました。
わたしの大好き?b>"Sometimes You Can't Make It On Your Own"
を聞きながら
またまたその日の昼、東京がひどい負け方をしたことを思い出しました・・・

結局終わったら1時。
そしていろいろ考えて眠れなくなったのでした。