当たり前の生活

被災地の人たちの大変なご苦労を思えば、停電なんてたいしたことないと思います。
今のところ東京都ではあまり実施されず、他県の人にブーイングされそう・・・と、思ったらどうやら現在東京の一部で停電しているようです。
ウチは早朝のグループだったので、早起きして備えましたが、他県のみで実施。
しかし、夫の赴任先はとうとう夜停電しました。
その時間までに大急ぎで帰って、夕食、入浴してすぐに電気が消えたそうです。
PCもダメ・・・iPodで音楽聴いてもう寝ると。
 
人間この程度の順応性は持ち合わせているようで、今日は電車の運行もまずまず、
うんと時間に余裕をもってでかけたら、30分も早く目的地に到着しました。
停電も相変わらずわかりにくいけど、まぁ消えたら消えたときだ~という気分。
 
びっくりしたのは、どこのスーパーもすごい人で、レジには長蛇の列。
懐中電灯、電池、カップヌードル、飲料水、使い捨てカイロ、米、ローソクなどが売り切れ。
オムツ、生理用品なども少なくなっていました。
のんきに煎茶とお蕎麦を買いに行ったワタクシ、ついつられて使い捨てカイロを購入しました。
これは節電対策でヒーターを使わないようにするため。
しかし、被災地でもないのにこの買いあさりは・・・品不足になるかもしれないという予想でしょうか。
新生児や介護の必要な人がいない一般家庭ならば、3時間の停電は我慢できそうだと思いますが・・・懐中電灯なんかそのうち中国あたりから機を見るに敏な人が大量に買って来そうな。
 
と、生存競争に始めから参加していないような管理人です。
しかし、人は持っているから守ろうとするのですね。
被災地の方々には、東京の人間が買いあさっているすべての物が不足しているわけです。
むろんだから買わないようにしなさいというつもりではありません。かくいうワタクシも地震の翌日には電池と懐中電灯は買いに行きました(売り切れだったけど)。
ただ既に一応の生活レベルはあるのに、さらに備蓄して安心したいというのが人間なのですね。
各家庭に備蓄された物資を被災地に送れば、少しは助けになろうかと思いますが、まず輸送手段の確保から考えなくては。
 
できることはほんとに何もなく、募金くらいです。
 
むしろいまできることは、当たり前の生活ができることに感謝して、なるべく動揺せずに、電気のみならずすべて無駄遣いしないことかもしれません。
 
いま極限の苦難に遭っている人たちがいらっしゃるのに、こんなのんきなことを言うのは無神経かもしれませんが・・・
「悲しむ者とともに悲しむ」心は持ちつつ、今までの生活を見直していく良い機会としたいと思います。
 
というわけで、節電のため早寝します。
ちなみに当方明日の停電は18:20~22:00という一番嬉しくない時間帯です。
ではお休みなさい。