松田直樹選手を思う・・・
松田直樹選手が、昨日みんなの願いも空しく、逝ってしまいました。
彼について、一番に思い出すのは・・・
東京はガーロ監督の時、うまくいかない試合が続いた中、この試合の東京はわりと良かったのですが・・・後半、ボールを奪われ、松田に走られて土肥の頭越えのすばらしいループ気味のミドルシュートを決められたのでした。
あのきれいな軌道を描いたシュートは忘れられません。
もちろん、つい最近までマリノスのDFとして東京の攻撃を何度も阻止した厄介な相手でした。
でも東京サポーターにはもっと新しい松田選手の姿が目に焼き付いています。
忘れられないのは、平山からだったでしょうか、厳しいプレーでボールを奪ってそのまま地響きをたてそうな勢いでドリブル。
東京の選手はつていけず、一人で東京のアタッキングサードまで持ち込んでしまいました。
得点にはならなかったけど、松田直樹ここにあり、というプレーでした。
神さまのなさることは、時にわかりません・・・
こんなに若く情熱に満ちた人の命が、こんなに早く失われていいものか・・・
しかし、わたしのように馬齢を重ねてきた者は思います。
人生のすばらしさは必ずしもその長さだけでは語れない・・・
松田選手の人生は短いながらも、誰にもひけをとらす充実したものであっただろうと・・・
松田選手のサッカー界に残した足跡は、語り続けられるでしょう。
もっと長く活躍して、とてもすばらしいサポーターのいる松本山雅をJリーグにあげて欲しかった・・・とは思います。
松本山雅の選手やサポはなおさらでしょう。
マツの思いに応えて、松本山雅がJリーグに上がってくる日を待っています。
松田選手のご家族に天来の慰めがありますように。
ご冥福をお祈りします。