天皇杯2回戦 東京×FCKAGOSHIMA 「うちの方がミスが少し多かった」
天皇杯、Jリーグ勢の初戦。
勝って当たり前なのですが、苦戦することも多く、やはり落とすところも現れるわけです。
横浜FCのような。
東京の対戦相手はFCKAGOSHIMA。これアルファベットで表記するのが正式名称なのでしょうか?なんかこうグローバルな感じに?。今回も地域リーグのチームが多く勝ち上がり、多くは11月行われる全国地域サッカーリーグ決勝大会に出場を決めて、JFL参入を目指しています。この決勝大会がものすごい大会のようですね。わたしは見に行ったことがありませんが、決勝まで確か3日間ぶっ通しで試合をしなくてはならない過酷な日程。
このFCKAGOSHIMA・・・もう鹿児島で許してね・・・も、JFL参入、さらにはJリーグ入りを目指しているそうです。驚いたのは創立が2010年・・・ベースになる前身はあったにしてもわずか2年のうちに成長してきた勢いは、試合でも感じられました。
しかも東京在住の人も多いのでしょうが、遠く鹿児島からお越しのサポのみなさんもそれなりに大勢。激励会も行ってたいそうな意気込み。
エンブレムの色合いは新潟に似ています。
なかなかカッコイイスローガンですな。
しかし、この真っ赤なゆるキャラはなんでしょう・・・90分以上この姿での応援はかなり辛かったでしょう。後半へたれていたようにも見えましたが?
まん丸い黒い目がそれなりにかわいいのですが、なかなかこっちを向いてくれませんでした。
FC KAGOSHIMAの円陣。これはアウェイユニなのでしょうね。
ホームのユニが見たかった・・・
試合開始。
あれ?5バックか・・・と、ドシロウトのわたしも気がつく。
開始からずっとラインぎりぎりで声を出していた大熊監督。
後でコメントを読んだら、やはり相手が5バックだったことへの対応を指示じていたそうです。
これはやっとベンチに下がるところ。
J2で見慣れたような展開のうちに、14分ヤザのゴールで先制。
さらに中央突破から梶山が倒されPK獲得。
普段はどんな相手でも余裕などないノミの心臓のわたしも、珍しく余裕でPKの瞬間を撮ろうと・・・
ルーコンがPK失敗の瞬間を撮っちゃいました・・・慣れないことするものじゃありません。
カメラなんか構えなかったら、入ったかも・・・
ここでたたみかけるように2点目が入ったら、ちょっと違う展開になっていたかとも思います。
でも、鹿児島の選手は最後まで果敢に攻めてきたし、走っていたから、早い時間帯で2点差にされてもめげなかったかもしれません。
それでも30分、あらそこにモリゲいたの?ヘッドが決まって2点目。
そんなことでめげない鹿児島、前半の終盤には良い攻撃を見せました。
田上選手は評判通り上手いし、展開力もあります。
鹿児島も繋ぐところは繋ぐ、良いサッカーを最後までやり通したと思います。
後半、ナオ投入。ナオのCK.(もう少し後、北斗のクロス?失敗にサポがブーイングしたら、ナオが手で制するシーンも)
後半も何度かカウンターでやられそうになりました。
ただなかなかシュートまでは打たせなかったのであまり失点する気はしませんでした。
東京は攻めあぐね、相手のやる気は失われず。東京はボールを保持するだけ、コネコネ、ドリドリするだけそのうちに引っかけられカウンター、という良くない時のパターンも見せました。
好みもありましょうが、わたしはやっぱり北斗とかセザーとか評価しにくい。
(でも試合後の北斗のコメントには共感しました)
彼らとソウタン、梶山とでコネ始めるとどうも不毛な感じがします。
鹿児島の集中力も高かったので、ポゼッションを取りながらスペースを探すこと自体は悪くないのですが。
ともかくやっとルーカスとヤザ2点目のゴールで4-0.
試合終了後、鹿児島サポのみなさんから、「FC TOKYO」コールを頂きました。
東京の選手が鹿児島サポにあいさつ。
最前列になだれこんできて、手を振る鹿児島のみなさん。天皇杯ならではの光景でしょう。
鹿児島サポのみなさん、ありがとうございました。
FC KAGOSHIMAのぶんまでがんばります。
遠慮がちに?東京のG裏へ挨拶にきた鹿児島の選手たち。
良いサッカーしました。
ヤザ2得点。
ゴールパフォーマンスの「テーマは白鳥」って・・・やっぱりヘンだわ。
ほんとのパフォーマンスはリーグ戦でゴールして、今ちゃんとやってくれるそうです。楽しみ。
この試合、代表戦のため今ちゃんと権田くんが不在。
ノースも柳楽も大熊さんの信頼を得ることはできないのか、吉本君はまだ怪我から復調しないのか、結局徳永とモリゲのCB。北斗が右SB、むっくんが左SBと入れ替わり。
セザーは怪我する前にはやっと少し球離れも良くなってきたかな?と思っていたら、今日はまたいつものセザーでした。でも、4点目は彼がしぶしぶ?坂田に渡したから生まれた得点。坂田はもっと早くパスすれば自分がシュート打てたと・・・ごもっとも。
田上選手が「東京のミスよりうちのミスが少し多かった」とコメントしていましたが、実際「少し多かった」です。東京のミスも少なくなかったということでしょう。
天皇杯の初戦ってこんな試合になりがちですが、勝たなくては進めないのでまずは良かった。
リーグ戦にはしっかり気を引き締めて勝ってください。