「竜頭蛇尾」で今年は終戦、天皇杯パル戦

17日、天皇杯4回戦に進んだジェフの試合、蘇我夫のレポと写真です。
 
快晴の日本平での天皇杯パル戦です。
勝たなければ、これで今年最後の試合となり、林、村井、太田、ゲッセル、
茶野のJEFでの見納めです。
ここ最近のゲーム同様、前半はボールも繋がり、サイドからの攻撃や中盤の
プレスも決まり、JEFのペースで進みます。ただ、米倉のワントップはやは
り、ちょっとフィジカル的にも苦しくて、下がったり、左右に開いてボール
を受けたりで攻め直す形になり、これはこれで悪くはないんですが、ゴール
からは距離が開いてしまいます。右サイド深井はいつものように頑張ります
が、これもいつものように山口が上がらないので孤軍奮闘となります。
左サイドは林が早めに中に入るので、こちらも圭二が一人で引き受ける形に。
結局攻めてはいるもののあまり決定機は作れずに、またパルの守備のレベル
J2とは違うことで、無得点で折り返し。
後半に入るとパルがサイドを修正し、また早めに高原に入れ、伊藤翔や大前を
走らせるやり方を徹底してきます。このくらいの相手でも今のJEFの守備陣で
は手を焼いてしまいます。例によって時間と共に運動量が落ち、ミスからばた
ばたと2失点、2011年シーズン終了となってしまいました。
1失点目の岡本はどうしたのでしょうか、ちょっと考えられない失点でした。 
また、これはいつも思うのですが、攻撃の起点としてのGKからのボールが、
リズム、キックともにワンパターンで、もうちょっと何とかしないとどうにも
なりません。米倉にロングボール入れても全く勝てないのは開始直後に解った
でしょうに最後までこればっかり。
それでもこの日は勇人が積極的に前に絡み、相手CBボランチの間に侵入す
る場面が何回か見られました。オフサイド?になったけど後半の勇人の侵入か
らのシュートにはワクワクしました。井出君も短い時間ながら、ボールを持っ
た時の姿勢がよろしくて、大人の試合に慣れてくればそこそこやれそうです。
CKなども蹴っていましたが、楽しみです。
それから、パルのサポーターはやっぱりレベルが高いなと改めて感心しました。
例の難しいサンバの応援もそうですが、サッカーを良く知ってますな。
バクスタで私の隣に座っていた全身オレンジフル装備の大学生風三人組、良い
プレーには敵味方問わずに「おっ、上手い」、怪しいジャッジにも同様に「ありゃ
ないなあ」。この辺の反応が自然に出るところがさすが清水と感心です。
終了後「フクアリに行きたいので来年頑張ってください」と励まされました。
負けたけどすっかり良い気分になってアウスタを後にしたのでした。
 
イメージ 1 アウスタから見る富士山と清水港
 
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 2年ぶり清水見参
 
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    今年最後のAll You Need Is Football
 
イメージ 4   エディ元気です。一昨年ガンバ最終戦の後、関空で会って以来だ。
 
イメージ 5   今日の圭二は珍しいヘディングです。
 
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ヨネのシュート、力なし。
 
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エディのFK、あれっ、巻こうとしてるよ。違うんじゃないかなあ。
 
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ヨネが突破からクロス。慣れないポジションで頑張ったけど、ちょっと違ったね
 
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井出君のCKからミルジーヘッドも力なく
 
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この日最大の見せ場、勇人がダッシュで入り込んでのシュートもオフサイド