ACL 東京アウェイ北京国安戦 本当のアジア体験

キリンチャレンジカップなでしこ×ブラジルの試合を見ながら・・・
「エリカ」って知り合いのお嬢さんと同じ名前だ~
 
と、それはともかく。
昨夜行われたACLアウェイの北京国安戦。
リアルタイムでは見られず、今日録画を見たら・・・
不勉強にも知らなかったのですが、北京ったらじゃないですか~ああヤダヤダ。
 
しかしいきなり本題からそれますが、わたしが北京に旅行したのはン10年前・・・人民服に赤いほっぺの集団が天安門広場で集団行動していたのを見て、案内してくれた北京ッ子が「あれは田舎の人です」と、言い訳していたのを覚えています。当の北京ッ子たちはかなりオシャレになっていましたが、日本人女性のファッションとはずいぶん違ってハッキリ言ってダサい人が多かったのですが・・・TVの画面に映し出された「北京国安サポ」のお嬢さんたちは、日本や韓国のお嬢さんとなんら違わず、緑のマフラーやユニを身にまとい、ゆる巻きのつややかな髪に緑のリボンやカチューシャをつけたかわいいお姿。ピッチで展開されている武張ったサッカーとはちょっと違和感がありましたが(きっとGKくんとか人気あるんだろうな)。
そりゃねえ、もう日本など及びもつかない国力をお持ちの中華人民共和国ですもの、当たり前といえば当たり前ですが、なにしろ女子サポまで同じような(Jリーグのそれよりやや派手な子が映ってたけど)格好で集まっているとは、今更ながら隔世の感を覚えました。
 
と、それはともかく。
3万人もの緑色に囲まれた、たった300人の青赤サポのみなさま。
さぞかしいろいろと大変だったでしょう、でもその300人のおかげで選手はずいぶん励まされたでしょう。お疲れ様でした。
 
何より怪我人なく、できれば勝ち点3を、でも勝ち点1持ち帰りでもOK、と試合前に願っていたことでした。
しかしやはりというべきか、試合後にはポポヴィッチ監督が怒っていたように、相手は激しく当たってきました。羽生の怪我が心配です。
加賀が怪退場したのは、ハムストリングの負傷のように見えましたから、しばらく出られないかもしれません。モリゲとのCBコンビもやっとリーグ戦で4試合こなしたところだったのに、これも痛い。加賀が負傷退場したところでPKを献上してしまいました。あの時間はうまくやり過ごしたかったところです。PKを取られたところはシミュレーションに見えましたが、エリア内で手を使ったプレーには今季は厳しいようです。
東京の選手がボールを持つとブーイング、北京の選手がボールを持てば歓声、東京のエリアに近づくと大歓声の中、東京はあまり良いフットボールはできませんでした。
ただミスが多かったのは前節も同じだったので、スタジアムの雰囲気のせいだけではないでしょう。
44分のアーリアの同点ゴールは、北京のスタジアムを静かにさせるにじゅうぶんなきれいなシュートでした。その前の徳永→ナオ→アーリアのパスもすばらしく、こういうふうに繋がれば得点できるという形でした。
 
今季の東京は立ち上がりにビッグチャンスがあるようで、この試合も後半の立ち上がりのチャンスを得点にできれば良かったのですが・・・結局シュート5本では勝ち越すのは難しいですね。
後半は東京も北京もどちらが良いとも言えず、ジリジリ押し合うような試合になりました。
羽生やナオへのラフプレーと見えたのもファウルをとってもらえず、あるいは警告になりませんでした。30代(見た目20代)二人は本当に頑張っていました。
終盤は疲れかすっかり押し込まれましたが、権田も落ち着いているし、ゴールを割られることはなくドローで終了。
急遽チャン・ヒョンスくんが入って失点しなかったことは、彼のためにも加賀くんのためにも良かったと思います。
 
東京はブリスベンへは行きましたが、オーストラリアがアジアってのはわたしなぞが見ると反則じゃないの~と思います(ケネディのどこがアジア人なのさ?)。今現在はどうか知りませんが、フットボールは熱狂的に支持されているというほどではなかったし、ワライカセミのスタジアムも空席が多かったようです。
昨夜の北京工人体育場で、Jリーグに比べて荒っぽい北京のチームと対戦して初めてACLを実感したと思います。
これはなかなかに得難い経験でしょう。
やはりやってみるものです。
怪我人続出、代償も小さくはありません。勝ってほしかったとは思いますし、北京が強かったとは思えないのですが、東京のこの内容で勝つのは簡単ではないので、負けなかったことは良かったと思います。
こういう相手に勝つことは次への課題です。
広島のような相手に勝つことも宿題。
まだまだ東京は強くはない、経験を重ねながら強くなっていってほしいと思います。
 
 
それにしてもなでしこはきっちり4点取りましたな。