第13節 東京×浦和 勝ちたかったけど妥当な結果

それまでは結構勝っていたのに、04年ホームでルーカスのヘディングゴールによる勝利以来、東京は浦和に勝っていません。
04年の試合は良く覚えています。
それから勝ってない・・・ヒドイ。ジェフは埼スタでも勝っているのに・・・
試合のたび、負けるたびに浦和サポから嫌がらせのフラッグが出され、忘れもしない一昨季は「J2でダービー」とかなんとかいうものでした。
おめおめとその通りになってしまって、悔しいやら情けないやら・・・
2年ぶりの今季、また何かいや~な思いをさせられるのか?
ついまたネガティブになります。が、勝ってほしい気持ちはものすごく強い。
夫も一緒に応援してくれました。(写真は夫が撮ったものです)
 
毎年コッソリホーム席に紛れ込んで応援するふざけた浦和サポを目撃したものですが、席割りが変わったこともありますし、今年はアウェイ席が完売しなかったのでしょう、そういうヤカラはいませんでした。
ホームでも観客動員数が落ちているらしい浦和ですが、さすがにG裏はいっぱいにしてきました。
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ブーイング合戦になった選手紹介。
この22番が、もしまだレスターかどこかでやっててくれたら、この試合東京は勝てたかもしれません。
 
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東京のG裏。
33,836人の観客。
これまでは応援も浦和に気圧され気味だったような気がしていましたが、この日の応援は良かったと思います。浦和の応援もなんとなく変わったような・・・
 
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試合開始前、ピッチに走る選手たち。
頼みますよ~
 
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ナオのFK。
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千真のヘッド外れる。
 
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たぶんむっくんのシュート。
 
応援する方も疲れた試合でした。
両チームの監督が試合後もプライドの火花を散らしていたように、結局東京は惜しいシュートのどれかが入って勝てたかもしれないけど、負けたかもしれない試合でした。
まずネガティブなことを言えば、前節もそうだったけどチャン・ヒョンスくんのSBは難しい。
ナオのパフォーマンスもあまりよくはなかったけど、それはSBが不安定だったとことと無関係ではないでしょう。
ヒョンスは前半何度か無茶なパスを出してピンチを招き、後半は自信のなさそうな消極的なプレーに終始したように見えました。
千真について、わたしは札幌戦の彼が不満だったけど、この試合もやはりもう少し頑張ってほしかった。動きだしも遅い。
ルーカスをサイドにすると、ルーカスからいいボールが出ても、受ける方は踏ん張れない千真。
そして、梶山はやっぱり梶山でした。
阿部勇樹を嫌がって?ひんぱんにポジションを代えていたようですが、阿部にくっつかれた時はボールを取られていました。どの選手も戦う姿勢は見せたと思うし、梶山も何とかしようとしたのでしょうが、阿部とガツガツやり合うところも見せてほしかった。
 
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前半の途中から浦和の決定機が2度ほどあり、ヒヤヒヤさせられる。
しかし権田が落ち着いてセーブ。
タフな試合で、お互いにミスも出て、そのミスに乗じて攻め合う展開でした。
スコアレスで後半へ。
 
 
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後半の攻撃。
東京のポゼッションを取ってPA近くまでは運べていました。
 
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競り合うナオと槇野。
この二人、試合中にナオが自分との接触で痛んだ槇野を起こしたり、激しくやり合いながらもゲームを楽しんでいるようでした。
 
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これもナオのクロスか?
東京の3連続シュートなど入ってもおかしくないシーンがある一方、浦和にも決定機があってやはり一進一退。
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このままスコアレスドローかな?
などと思ってはいかんのです。
上の写真はむっくんが飛び込んだ所かと思いますが、失点はむっくんのサイドからでした。
むっくんは果敢に攻め上がり、決定機も作っていたので、この失点だけを責めるはフェアでないと思いますが、あやうく引き分けが妥当な試合を落として、浦和サポに味スタが占拠されて、長々と凱歌を上げられるところでした。
ルシオにやすやすと躱されたことは、深く反省してほしいと思います。
しかし、スローインからマルシオ、柏木、原口、マルシオのゴールまでのプレーは見事でした。
ほめたくないけど、本当のことだからシブシブ認める。
 
ああ、また負けるのか。
苦手ってことはこなものか・・・プレミアでは何十年ぶりの勝利なんてのが珍しくないから、まあ04年から未勝利なんかたいしたことないか・・・などとまたネガりましたが・・・
 
 
やはり諦めてはいかんのです。
 
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ACLをにらんででしょうか、まったく動く気配のなかったポポ監督でしたが、失点してようやく徳永を右SBに。
(なんでもう少し早くこうしなかったのかな~ヒョンスくんもあれでは可哀想です。)
 
東京の攻撃に迫力が出たところでCKを取り、ここから同点弾が。
 
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喜ぶモリゲ
 
夫も興奮したらしく、肝心のモリゲゴールの写真が撮れていません。
その後はみんな立ち上がってしまったから、撮れなかったし・・・
一応かろうじて、控え選手と喜び合うところをパシャ。
 
スタッツを見ると、CKは東京6,浦和1.
数が多いから良いというものでもありませんが、確率から言えば悪くはありません。
J1ではかなり警戒されているモリゲですが、このほとんど最後のチャンスと思われた(気がつきませんでしたが、すでにアディショナルタイムに入っていたのですね)時の彼の集中力はすばらしい。
失点の時も足を出してあとちょっとで防げそうだったので、悔しかったでしょう。
そんなこんなのエネルギーを注ぎ込んで、競り合った槇野の頭を超えて、高い弧を描いて一歩も動けないGKも超えてゴール!
狂喜乱舞のスタンド。
 
しかし浦和も諦めず、絶対にコヤツに決められたくないぞ~と思っていた原口のシュートがポストに当たるカツン!という音でキモが冷えた次の瞬間、長いホイッスルが。
 
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ゴール前でへたばっているのは徳永。ファーでへんな座り方しているのは柏木(ウチの夫は彼のことを『男川澄』と呼びます)
騒然としていたので「え?試合、終わったの?」って感じ。
 
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槇野に手を貸すナオ。
 
加賀の復帰は嬉しいですし、短い時間でしたが林君リーグ戦デビューも良かったです。
 
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どうして河野くん、出さなかったのかな?
ACLもあるので、やりくりは大変ですが・・・失点しなければまったく交代ナシでいくつもりだったのかしら?
 
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夫に言わせれば「広大なスペースをカバーせざるを得ない」秀人。
それで代表監督にも評価されちゃったのか?
 
引き分けならば06年ホーム最終戦、浦和の目前での胴上げを阻止できた試合がありました。あのときも選手たちの気持ちが表れた良い試合でしたが、今季の試合の方が実力拮抗していて見応えがあっただろうと思います。
今までだって近年は力の差が出たというよりは、なぜか1,2度の決定機をものにされて負けた試合が続いていました。
今回も勝てなかったことは悔しい。
シュートも13本、ただ決定機を確実にものにできないと勝てないのは当たり前・・・
それでも凱歌を聞かせられないですんだことは、嬉しい。
そして埼スタ(名前変わったらしいけど)で、「眠らない街」が歌えたら、それはそれは嬉しいでしょう。
 
 
ACL広州戦はとても難しいとは思いますが、賢く厳しく試合をして勝ってくれたらな~