J2第30節 甲府×山形 小瀬でJFKとJEFを考えた。

水曜日に行われたJ2第30節、わたしはTVでジェフのアウェイ岐阜戦を見ましたが、蘇我夫は現在の居住場所に一番近い小瀬の試合を観戦。
ジェフVS岐阜戦については、3-4-3のシステム変更にびっくり。前半悪くはないけど、良くもない。慎重と言えば言えるけど、後半勝負で大丈夫か?と、心配したら案の定、後半はジェフの選手の足が止まり、破産寸前(今日かろうじて回避できそうだと報道あり)の岐阜にもチャンスが増えてしまいました。双方最後の精度を欠いてスコアレスドロー。ちなみにこの日のヤザーはフィットせず。ボールロストも再三でした。
むむ~ジェフは1,2位でプレーオフなしで昇格、とのワタクシの予想でしたが、5,6位でPOに回ると下方修正しなきゃいけないか・・・
で、以下、小瀬での夫のレポと写真です。
 
 
 
甲府vs.山形、小瀬でJFKとJEFを考えた。
 
岐阜に行くのは断念、小瀬に偵察に行ってきました。
 当然順位の近い山形には負けて欲しいので、甲府側メインでの観戦です。
 水曜の暑い夜というのに1万人を越えるお客さんが観戦。 ここの雰囲気はいつものことですが、良くも悪くもけっこう温い。 味方のミスで相手に際どいシュートを打たれても、外れさえすればとりあえず拍手、ブーイングはほぼ絶対に起こりません。 駐車場の混雑嫌ってか、同点でも後半30分過ぎると帰る人が増えてきます。 フクアリバクスタの阿鼻叫喚、罵詈讒謗とはえらい違いですが、夏休みの家族連れや年配の客も多く、それなりにサッカー観戦が娯楽として根付き始めている感じです。
 
 試合の方は両軍とにかく負けたくない、との消極的戦い方で、正直面白いものではありませんでした。 山形はとにかく大型のFW2人目掛けて蹴りこんで、そこから上手な外人の個人技でなんとかしようという攻め手だけ。
 甲府も4-3-3でサイドを使いますが、基本的に個人技で前進して、結局はダヴィに預けてなんとかしてね、という戦い方。 その分両軍とも守備は徹底していてお互いにチャンスの数の少ないゲームとなりました。 甲府としては、ダヴィの隙間から進出してシュートした井澤君の前半の2本がなんとかなっていれば、ぐらいでしょうか。
 山形の方が外人さんからの展開で惜しいシュートが少しは多かったかな。 CBとGK荻君が頑張りました。
 上位直接対決としては、連戦と暑さもあってか、寂しいゲームでしたけど、逆に言えば現実的な戦い方だったとも言えるでしょう。
 甲府は、単なる印象ですが、シュートの数が少なくなって勝点を稼ぎ始めたような気がします。 基本的に相手の攻撃の長所を組織的に消すことを第一に考え、攻撃はダヴィを中心とした個人技でと、あまり面白くはないけれど破綻しない現実的なサッカーです。 このJFKの変化を成長と見るか、変質と見るか、私には解りませんが、チーム力に大きな差のない今年のJ2で昇格を果たすには理にかなった戦術でしょうね。 甲府は間違いなく昇格すると思いますが、このサッカーでJ1に通じないことは百も承知のJFKでしょうから、この先の一歩をどうするのか考えているとも思います。 やっぱり目の離せないコーチです。
 数年前の「らしさ」に拘泥した自爆的降格、去年の「らしさ」を無視した「手も足も出さない甲羅戦法」による自殺的降格、とクラブも敗戦から着実に学んでいるのが窺えます。
 
 岐阜方面の試合はTVもなにも見ていないのですが、聞くところでは3バックにして選手も入れ替え、結局リーグライセンス確保も危うい相手に無得点で引き分けですか。 新システムで得るところがあるとかないとか、今頃なにやってんだろう、というのが正直な感想ですが、前向きの変化が必要なのも事実。 サッカーを見る楽しみだとか、理想と現実だとか、クラブや監督の覚悟のあり方などなど、色々と考えさせてくれる小瀬ではありました。
 
 それはそれとして、岐阜相手に無得点と聞いたとたん、発狂して最終節徳島行きの日帰り予約しちゃいました。 当日帰りの便はすでにほとんど満席でしたよ。 プレイオフも含めてまだまだ諦めるわけにはいかないものね。
 
望遠なしのPENだから写真はちっこい。
1.    甲府サポ、開始前はこんなものでしたが、10分ほどでほぼ満席になりました。
2.    フェルのキープですが、変な黄色もきっちり対応。
3.    ダヴィの突進、サポートなく潰される。今日は昔のイライラ男に戻ってました。
4.    CKは久々登場の片桐君ですが空回り。
5.    スコアレスドローに何考えるJFK.
 
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わたしも甲府におけるJFKの采配には興味があります。
蘇我夫も書いているように、甲府はこのサッカーで昇格を決めてしまうとしても、J1でこのままでは無理だろうとJFKも考えているでしょう。しっかりした守備をすることは、実は一昨年の東京でも目指したのですが、すると最近の甲府のようにゴールが遠く、結局持ちこたえられずに失点するパターンに陥りました。これから城福さんがどういうチームにしていくか、楽しみではあります。
なんて東京ものんきなことは言えない~今年も降格ラインが高くなるはずなので、あと少なくとも3試合は勝たなくちゃ。