「ローマ法王の休日」
真偽の程はわかりませんが。
ウッディ・アレンは、食わず嫌いというかそれ以上にまったく食指の動かされない映画監督です。
たまにTVで垣間見てもやっぱりどこが良いのかさっぱりわからない。
しかし、ナンニ・モレッティの「親愛なる日記」は好きでした。ほかにはたぶん見ていないので、この映画の印象しかありませんが、愛すべき小品といった感じでした。
夏休みのある日、久しぶりに映画を見に行こうということになりましたが、そうなると最近は見たいと思うものがなくて困ります。
ミッシェル・ピコリの演技を見るだけでもチケット代は取れます。
選ばれたミッシェル・ピコリ扮するネルヴィル枢機卿は困惑の末、失踪してしまう
他の枢機卿たちも大困惑。
実際にこんな結末では全世界のカトリック教会と信者が困って大混乱に陥ってしまうでしょう。
でもこんな人がペテロの鍵を受け継いで下さってもいいな・・・と思わないでもない、愛すべき人間像をナンニ・モレッティとミッシェル・ピコリは描いています。