三國連太郎逝去

DVDのパッケージの写真。携帯で検索、投稿た時には、これが三国蓮太郎かと思いましたが、PCで見たら河原崎長一郎だった～ちなみに、女性は沖山秀子「トリ子」という役を怪演。ウチではこの映画にちなんで、耳がかゆいときはトリ子の真似をして「ミミかいミミかい」と言うことになっています←おバカ。

 

こちらが三国連太郎。女優は「ウマ」役の松井康子だろうと思います。

 

先日亡くなった俳優三國連太郎。
享年90歳だそうですから、天寿を全うされたと言えるでしょう。
それでも惜別の念は深いものがあります。

世間ではおそらく「釣りバカ日誌」の社長役で知られているのでしょう。TVで垣間見たことはあっても、あまり好きではない作品なので、すーさんとしての三國連太郎の記憶はありません。
多くの作品に出られましたが、今まず思い出すのは今村昌平「神々の深き欲望」です。
内田吐夢「飢餓海峡」も忘れられません。

「神々…」は沖縄の人が見たら気を悪くされそうな作品ですが、これは現実の沖縄と言うより、ある神話的な舞台と見た方が良いと思います。
三國が演じたのも、野卑な生命力と滅びゆくものの弱さを持った神話的な役でした。

ずいぶん前に見たので、もう一度見直したいと思います。

数々の個性的な役を演じられ、さらにはどうでもよさそうな役まで引き受ける役者魂のある人でした。

惜しむらくは、最近の日本映画が彼にさらに良い作品を用意できなかったことです。

ご冥福を祈ります。