「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物」とマリオ・ジャコメッリ展

スタジアム以外の人混みが嫌いなワタクシども夫婦・・・
どこか出かけるにしても空いていそうなところを選びます。
結局また恵比寿の東京都写真美術館へ。
ここは静かでいいですよ~
 
観たのは、まず映画「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物」
 
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ポスターをちらっと見ると、不要品収集癖のある高齢者夫婦の話みたいですが、さにあらず。
彼らの後ろにある品々は、立派な美術品です。
解説によると、
 
独自のルールにのっとり5000点以上のアート作品を収集してきたニューヨークの夫婦を追ったドキュメンタリー「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」(2008)の続編。ニューヨークの小さなアパートに住み、自分たちの給料で買える値段であること、そしてアパートに収まるサイズであることを条件に、アート作品の収集を続けてきた郵便局員のハーブと図書館司書のドロシー夫妻。半世紀で5000点以上もの作品を集めた2人は、国立美術館で収蔵しきれなかった作品を全米50州の美術館に寄贈するプロジェクトを計画。コレクションを受け取った全米各地の美術館の反応や2人の人生のその後にスポットを当てる。
 
正編の方をわたしは見ていないのですが、これだけでもじゅうぶん彼らのすばらしい生き方がわかります。
1DKのマンションにぎっしりと、でも美しく詰め込まれた美術品の数々。
郵便局員の給料で買える美術品ですから、当時はまださほど有名でない作家の作品が多く、彼らの目利きぶりにも驚きます。
ただ好きだから買ったという、純粋な美術愛。←こんなことばあった?
短いカットで紹介される作品の、どれも魅力的なこと。
何より彼らの人生の充実ぶりに感動します。
何が人生を充実させるか、考えさせられます。
 
次に同じ写真美術館で「マリオ・ジャコメッリ展」を。
これは2008年にも観て、ささやかな記事をアップしました↓
 
 
一番有名な写真はこれでしょう。
 
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なんとも美しい写真です。
美しいだけでなく恐ろしい写真も多い。
イタリアと言っても寒そうな感じ・・・ギリシャでも「旅芸人の記録」が寒そうだったことにも繋がるようです。
 
向かいの三越でコーヒーを飲んでゲージツ的休日はおしまい。