BABEの夏休み~サッカーと人生の苦さを知る(--;)

人生もフットボールも思い通りにはならないもの。
たいがい願いとは裏腹な結果になってしまう。その証拠に今季始めたtotoなんて、わたくしパーフェクトに外した節がありました。「普通イヤでも一個くらい当たるもんなのにね」と、家人に笑われた・・・
むろん、当てにいってるのではなく、単に好き嫌いと利害で選んだ結果。
 
そんなことはわかっていたのですが、先週第21節などは、完膚なきまでに打ちのめされ、マリファンの弟からは「お疲れ~。ごちそうさま(^0^)v」などというメールまで届き、やっぱり悔しい。
しかもその試合、ウチの6歳児TOKYO BABEくんが参戦していたのです。
BABEのスタジアム観戦は去年のフクアリ北九州戦以来。
あの試合もジェフが完膚なきまでにやられて、3-0負け。サッカーを始めたばかりのBABEには「負ける」ということが受け入れ難く、最初の失点で号泣してしまって、エライことに。
それから恐ろしくてしばらくスタジアム観戦には連れていけなかったのですが、その後自分でもサッカーの苦さを知ることとなり、それでは、とマリ戦に連れていったのでした。
昨年とは打って変わって、試合をそれなりに一生懸命見て、タマのシュートが外れると残念がり、負けても「楽しかったよ」とオトナを気遣うケナゲな少年に成長していました。
 
というのも、この夏休みの始めに、BABEはデビュー戦で大惨敗していたのです。
BABEが参加したのは、地域のスポーツクラブに属する幼稚園対抗サッカー大会。
その日になってBABEの幼稚園のエースストライカーMくんが不参加。
BABEのパスからMくんのシュートが得点源だったのに、夏風邪で来られないと!
BABEはドリブルはそこそこ上手い方ですが、なにしろ喘息持ちのため外遊びで体を鍛える機会が少ないので、キック力がつかない。
ふだんはチームの中盤(なんてものは幼稚園サッカーにはないけど汗)にいて、ボール奪取とパス出しを得意としています(って、ホントか?笑)。
まあ幼稚園児のわりにはスペースを見つけられることは確か。
 
で、ストライカー不在の中、4試合しました。
 
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ビブスを着るBABE.
笑顔です。ワクワクしています。
 
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背番号9。
オー千真、オー千真、千真千真千真・・・に、あやかりたかったけど。
 
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BABE、ドリブル。
 
で、これが一番マシなスコア。
 
あとは惨敗しました。
他のチームには、体格も技術もすばらしく恵まれている子が何人かいました。
 
気の毒だったのは優しいコーチ。
父母の鋭い非難の視線にさらされ(というのも同じ幼稚園の年中組は別のコーチで全勝)、何より教え子が惨敗で激しくションボリ。
子どもたちもションボリしていましたが、コーチの落ち込みようはそれ以上。
でも、彼のおかげで、どんな子も今までやめないで楽しくやっている。
幼稚園児のサッカーは、まず好きになること、続けられることが大事でしょう。
ちょっとドンくさいS子ちゃんだって、今までやめないで続けられた。それでいいと思うのですが。
 
しかし、「サッカーは子どもを大人にする」とは、よく言ったものです。
翌日も練習があったのですが、子どもたちの取り組む姿勢が今までとはまったく違う。
誰もが熱心に練習していました。
親に言われたのかもしれませんが、子どもなりに感じたこともあったでしょう。
チーム内の試合ではありましたが、BABEはドリブルから課題のシュートを決めて、
「何かがスッキリした」
と、胸を張って言いました。
 
こうして、サッカーの苦さを知ったBABEは、FC東京マリノスに惨敗しても、「楽しかったよ。また見に来たい」と、連れてきた大人を気遣うようになっていたのでした。
それにたぶん、負けてもサッカーには楽しさがあることを知ったのかも。
 
今度はホントに楽しい試合に連れて行きたい!
頼みますよ、東京の選手たち!!!