第24節 東京アウェイ広島戦 ガチンコ勝負の醍醐味

イメージ 8
 
新潟→山形ツアーに続き、広島→福岡遠征も勝ち点6を持ち帰りました!
昨日は一日観光して(去年台風で行けなかった吉野ヶ里遺跡にリベンジ)、夜遅くに帰宅したので、今頃東京戦のアップです。
 
モタモタしているうちにもう24節。
たぶん勝っても昨季と同じような厳しい試合になるだろうな、と思っていました。
東京のこの試合後の総得点はリーグ4位、失点はリーグ6位。それなのに10位。もうちょっと上にいてもいいはずですが、いかに試合下手か・・・
それはともかく、この広島戦。
 
エディオンスタジアム初参戦でした。
話には聞いていたけど、すいぶん山の中に入っていくのね~町田野津田を大きく立派にしたような・・・
 
イメージ 1
 
スタジアムの前で、「広島に見やすくて便利なスタジアムを」というキャンペーンだか署名運動だかをやっていましたが、なるほど。この電光掲示板は・・・サブメンバーも全部一緒に出ています。
 
スタンド前列の席だったので、確かにとても見辛い。
 
イメージ 2
 
こんなふう。
わたしたちの目の前に東京のベンチがあって、ゴール前がよく見えない。
夫が「どう撮ってもポポの頭が写る~」と言ってました(汗)。
で、千真のゴールシーンは撮れていません。前半の写真はなし。
 
さて、試合は。
予想通り、東京は広島のフォーメーションに当てて、3-4-2-1の布陣で。
わたしもまずは一対一のガチンコ勝負をやってほしい、と思っていました。
そして、守備意識の強い試合序盤となりましたが、クリアボールがポストに跳ね返ったのや、10分過ぎ、裏を取られて石原選手に飛び出されたのが得点になっていたら、勝ち目は薄かったでしょう。
でも勝つときは少しの運が味方するものだし、この試合は、今季いまいちな権ちゃんもきちんとセービングしてくれて、結局石原選手を試合を通して押さえられなかったけど、最後のところで失点を防ぎました。
調子を落としているとはいえ、広島はレベルが高く強いと思いました。
 
夫は広島ゴール裏の「中島浩司」「水本裕貴」「山岸智」と並んでいるゲーフラの写真を撮っていましたが(ボツ)、この3人と佐藤寿人もジェフ出身です。
寿人はともかくこの3人はオシムさんの教え子。
夫は特に山岸が移籍の時に不誠実だったので必ずブーイングしますが、今この広島にいることは(怪我で欠場ですが)、納得できないでもありません。
石原を押さえきれなかったのも、攻撃の時には次々に選手が上がってくるからで、昔のジェフ(残念ながら今のジェフは違う)を思い出します。
ファン・ソッコ選手とかイヤ~な選手がイヤなクロスやパスを入れるし、ミキッチがいないだけマシでしたが、本当に良いチームだと思います。
 
それに対して、東京は個々の対応では負けないように頑張っていました。
期待以上のガチンコ勝負。
相手に裏を取られたり、抜かれたりもありましたが、試合は相手の強さや出来の良さで良い試合になるもの。
 
この広島戦は、今季ベストゲームと言ってもいいと思います。
アウェイだったのがちょっと残念ですが、東京から応援に行った甲斐はおおいにありました。
 
鳥栖戦でもちょっとのところで、一対一で、あと一歩頑張れれば負けなかったと思うのですが、この試合ではそれが実行できていました。
 
前半は、千真のゴールで1-0.
広島DF千葉くんのミスをついたゴールでした。たぶん雨でスリッピーなピッチにボールコントロールを誤ったのでしょう。いかにもゴールゲッターらしいゴールでした。
前半終了間際にも、惜しくも少し枠を逸れましたが、ファン・ペルシーっぽいシュートが。このヒト、J1でなら一番ロビンっぽいと思うのだけど、ただ本家ほどは入らない・・・
この試合の千真は運動量豊富、攻守に亘って大健闘。
ベンチに退く時には、「良くやった!」と拍手しました。
 
後半、立ち上がりは東京も有効な攻撃がありましたが、60分過ぎに味スタでにっくきFKを決めたあのパク・ヒョンジンが投入されてから、なんかイヤな感じに。
イヤな感じの相手の時間帯にCKを与え、そこからパク→ファンと繋がれ、寿人に押し込まれました。
佐藤寿人はさすがです。
試合前に300試合出場記念で花束をご家族から贈呈されていましたが、東京サポからも大きな拍手がありました。
東京サポ、前節大不評だったから良い子にしていたというばかりではなく、やはり寿人選手の人徳でしょう。
と、彼の人格はよくてもゴールを許しちゃいけなかった・・・CKまでの流れが悪かった。
 
しかしこの試合の東京は、同点にされてもガッカリもせず、あわてもせず、それまでとぶれることなく、個々の局面で負けないようにしていました。
勢い付いた広島にポゼッションはされましたが、落ち着いてガマンができていたのは、よかったと思います。
 
イメージ 9
「選手生命長く」が目標か、最近は楽なプレーが多い徳さんでしたが、この日はよく上がって走っていました。
 
イメージ 10
東の惜しいシュート。
この試合では、いつになく長い距離を戻って守備したり、いつになくシュートも枠には飛んでいました。でももうちょっと攻守に厳しくマッチアップしている相手と当たってくれたら、守備の選手が楽になるはずですが。
 
 
 
イメージ 11
ルーカスに代わって入ったナオのシュート。
ちょっと強引でした・・・カウンターでナオが生きる試合だと思いましたが、大きな見せ場はなく・・・
 
そして、この日走りまくっていたモリゲが、80分過ぎにインターセプトからドリブル。
 
イメージ 12
東にパス。
 
イメージ 13
東は千真にパス。
ヨネちゃんが後で行ったようにミスパスで、千真にはちょっと届かない・・・
 
イメージ 14
千真がつぶれたような形になり、走り込んでいたヨネちゃんに。
DFは千真に引き寄せられています。
ヨネちゃん、フリーで打つと・・・
 
イメージ 15
 
イメージ 16
 
イメージ 3
 
イメージ 4
浅利さんから受け継いだ「7番」を示すヨネちゃん。
09年ナビスコ決勝以来のゴールでした。
 
その後も危ないシーンがありましたが、この日は終始落ち着いていた権ちゃんのセーブで守りきり、勝ちました!
 
イメージ 5
サポのみなさん、お疲れ様。
バモバモバモ東京・・・おおおおおおお東京♪が耳についちゃった・・・
 
イメージ 6
スタンドを回るときの、モリゲのさわやかな笑顔がとてもステキでした。
 
イメージ 7
ヨネちゃん、よかったね!
ありがとう!
こうやって頑張りが報われると、嬉しいね。
 
と言うわけで、大熊さんの言葉を借りるなら、サッカーの本質が両チーム共に存分に表現されたシビレル試合でした。
試合後ポポさんも言っていましたが、フォーメーションもサッカーのスタイルも必要なものではあっても、一番面白く一番大事なのは個々の勝負と、個々の繋がりではないかと思います。
この結果を受けてカウンターの方が東京に合っているとか、パスサッカーじゃダメとかいう話ではありません。
こういう個々の頑張りが基本にあって、そこから自分たちのスタイルを貫いてほしいと・・・相手のあることですから、繋げないときはカウンターも(というかカウンターも大きく繋いているのですが)できるし、繋げるときはパスで崩しきってゴールも楽しい。
この試合でできた守備の共通意識を持つことは、継続してほしいと思います。
細かく言えば穴もかなり空いていましたが、試合全体を見れば上々の出来でした。
 
やればできる。
次もやってくだされ。