第25節 東京×浦和 赤オヤジにリベンジ。

リーグ戦では対浦和、9年ぶりの勝利だそうです。
9年も勝てなかったなんて、自慢にならないなぁ。
 
 
この赤戦、実はワタクシ個人的にもリベンジの試合でした。
夏休みにうちのBABEが参加した某地区幼稚園対抗サッカー大会。大勢の親御さんが応援に来ていましたが、その中になんと、赤いユニに赤いタオマフを首に巻いたオヤジが。
わたしもリュックにドロンパはつけていますが、戦闘服あるいは正装で、子どもの試合に来るヤツ。さすが赤サポです。赤サポオヤジ、コーチを無視して、「おい!○○(子どもの名前)、前行け前!」「そのデカイやつマークしろ!」「かわせかわせ!右出せ!」とかまあ、うるさいのなんの。
わたしのドロンパを見つけたか、意味もなく?うちの幼稚園を目の敵にする。
ゴール脇にでーんと立って大声で命令するので、おとなしいうちの園児たちは怖がって萎縮してしまいました。
 
負けた悔しさもあるけど、何よりその挙動の大人げなさに呆れ返り、ますます赤が嫌いに。
なんとしてもあの赤オヤジにリベンジしたい~
 
さて、試合オープニング。
 
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パラリンピック陸上の佐藤真海選手がご来場、オリンピック招致協力への感謝を。
 
9年も勝ってないと言っても、この3試合は負けてもいない。
正直まだ勝てるような気がしない、悔しいけどコンプレックスが染みついている自分が情けない。
 
選手入場、赤が緑を着てる。
オ、オエ~ッ。嫌がらせかしら?
 
最近は3バックのチームに対して東京も3バックで臨むように、この試合も同じ3-4-2-1のフォーメーションで開始。
ところが、キックオフの瞬間に「なにこれ?」と首をひねる。
浦和は中盤には誰もいない、キックオフ時点では3-0-7みたいに見えました。
エルゴラには5-0-5と書いてありましたが、とにかく中盤に人がいないで、誰かが下りてきてボールを受けたり、誰かが上がって来たり。
ナビスコの川崎戦でもそんなことをやったらしいのですが、こちらもうナビには関係ないからどんなだったか知りません。
ともかく、マンツーマンで当たれば東京もそこそこの自信はあるはずですが、マンツーマンにならず数的不利ができてしまう。
夫に言わせれば「BABEのサッカー」(点を取りたいので前に子どもが密集)、でも上手い連中なので難しい試合になりそう・・・
と、思ったら。
相手のファウルでFKゲット。宏介くんが蹴ります。
 
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ヒョンスのヘッド。
 
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8分に先制。しまった~って感じの赤緑の連中。
FKやCKは、いつも期待はずれだったので、ちょっとビックリ。
ヒョンスはご家族を招待していたとか、得点できて試合にも勝って良かったね。
 
先制するも試合は浦和ペースで苦しい感じ。
ただ、東京の選手たちが落ち着いていたのが良かったです。
20分に4バックに戻したそうです・・・気がついたのはもうちょっと後でしたが。
少しポゼッションできるように。
30分くらいにルーカスと東、ルーカス千真とワンツーからシュートまでいった攻撃は良かったです。
 
追加点はやはりFKから。ルーカスは2度、得点に繋がるファウルを受けたことで勝利に貢献。
今度は東が蹴ります。
 
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モリゲのヘッド。
ドフリーでした。
 
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喜ぶモリゲと秀人。
モリゲは安定していたし、秀人も頑張りました。彼のミスから失点したけど、あれは仕方ない。
 
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相手にボールを持たれたところもガマンして、FKから2発、東京にしては効率よくリードしてHT.
でも、この相手、ただじゃすまないような予感はおそらく多くの東京サポにあったでしょう・・・あっちのサポにもね、たぶん。
 
後半早々カウンターをモリゲが止めたのをファウルとされる。これはファウルじゃないと思いますが。こんなのをファウルにすると、日本のサッカーが当たりに強くなれないと思うけど?
そのFKから、ヒョンスだと思うけど槇野をフリーにして失点。激しくやりあっていたのですが、ヒョンスが一瞬ひるんだ隙に跳びこまれたようです。
 
ここが東京の悪い所、落ち着く暇もなく続けてクロスから那須にヘッドで決められてしまいました。
 
たちまち失点。
いやが上にも盛り上がる赤サポのみなさん。
60分には原口に抜け出されて決定機を作られましたが、権ちゃんセーブ。危ない危ない。
すぐ後に東もGKと一対一になったのに、やっぱりこのひとシュートがヘタ・・・
 
広島戦に続き同点にされた東京ですが、ここで踏ん張ることはできました。
しかも、後半20分も過ぎると、浦和の運動量が少しずつ落ちていきました。
ご無体なほどの上下運動をしていた宇賀神の足が攣り始めたり・・・
前半は嫌らしいパスを出していた阿部勇樹(元黄色)も、動けなくなってきました。
それに前後するようにポポさん、平山とナオを投入。
入ってしばらくの平山はトラップ失敗したり反応が鈍かったりで、いまいちでしたが、それでもナオとGKとCBに厳しくプレスをかけて、前から迫力ある守備をしていました。
 
勝ち越し点は思いがけない感じでした。
ハーフェーラインを越えたあたりでFKゲット、なぜFKだったかも覚えていません。
宏介が長いFKを蹴り、ボールは正確に平山へ。
平山が体を倒すのが見えました。
 
 
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入った!!!
 
今は残念ながら緑になっている元ジェフの巻みたいなヘッド。
こういう泥くさいゴール、大好き。
 
ゴールを決めた平山、ゴール裏にダッシュ
軽々とスタンドに上って、サポに背番号13を指し示す。
 
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(サポのみなさん、お顔出しちゃって申し訳ありませんが、もうメディアにも画像が出ているのでご勘弁を。)
興奮最高潮の青赤サポ。
赤サポの応援に音量では負けていましたが、応援の質は決して負けてなかったと思います。
(アチラ、相手を威圧する応援ですが、東京は試合を盛り上げる応援ですね)
 
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9年ぶりのリーグ浦和戦勝利は、5ゴールすべてヘッドというJリーグ新記録のおまけもつきました。
 
 
試合を振りかえると、やはり緊迫感が強くクオリティも高いものだったと思います。
2点追いつかれたのはよろしくありませんし、浦和もセットプレーの守備がビックリなほど酷かったのですが、球際の争いも、お互いの技術のしのぎ合いもすばらしくて良い試合でした。
その中では東とか千真とかにはもっと頑張ってもらいたかったとは思います。特に東は、きれいにやろうとしすぎなのか、厳しい当たりを避けるところが彼の成長を妨げているように思います。
ヨネちゃんは苦戦した時間帯もありましたが、後半は特に彼らしさが出ました。
 
鳥栖に負けたあと、わたしが次の楽しみとしてあげたヒラヤマゴールが、天皇杯に続いて見られたことが、そして、彼がゴールの後、まずサポと喜びを分かち合ったことが、この上なく嬉しくて感動しました。
 
やっと勝った。
 
こんな嬉しいことはない。
そのうち、「また勝ったわ。思った通り。」というようになってやる~
などと思いつつ、信濃町駅へ。
すると、赤サポ集団の中に、先日幼稚園サッカー大会にいた赤オヤジ発見!渋い顔している。
あまりの気分よさに、鼻血が出そうでした。