第27節 東京アウェイ大宮戦 ルーカスの日。

行って来ました、NACK5スタジアム大宮。
ここでは悪い思い出がない、と思ったら、東京はここで無敗無失点だったのですね。
この日はバック指定という席にしたのですが、これで3500円は高い~
去年よりゴール裏寄りで、視線のまっすぐ向こうはこんなふう。
 
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ゴール裏のサポ席を真横に見る感じ。
これじゃホーム側のコーナーは全く見えず。アウェイ自由で、ゴール裏の上階にすればよかった。
 
 
でも、ピッチが近くて、ぎゅうぎゅう詰めの席も久しぶり、前の人(背番号4ユニ)たち3人組は試合が進むにつれて酔いが回ってくるし、フットボールらしい熱気に溢れていました。
夫は「秀人が立つから写真撮れない~」と言ってましたが、試合も雰囲気も楽しめました。
そんなわけで試合の写真はほとんどボツです。
特に前半は良く見えなかったので、ルーカスの1点目も入ったのがわかった程度。
 
大宮は傍目には不可解なベルデニック監督解任劇で、その後就任した小倉監督の元ではまだ1勝しかしていない。
事情はよくわかりませんが、6連敗したくらいであれだけの結果を出した監督を更迭するとは、こんなチームには負けたくないと思います。
 
で、試合です。
 
アーリアは前節からのトップ下で、お構いなしに行く本領発揮、ルーカスの先制点をアシストしましたし、同点ゴールもアーリアが強引に飛び込んで得たCKから。心配なプレーも(お構いなしだからヘタするとまた退場とかしそう)ありますが、彼の良さが発揮された試合でした。
 
先制点がちょっと早いかな、と贅沢な不安を持っていたら、やはり大宮ペースに。
千真のお兄さん大剛に同点にされました。チョ・ヨンチョルの速いこと、徳さん簡単に抜かれる。
徳永は良くも悪くも安定していて、前半は大宮のサイド攻撃に後手に回っていましたが、後半大宮が疲れてくると、前半と代わらないパフォーマンスで相手を上回る・・・
でも、前半を見ている時には、この試合負けたら徳さんと東のせいだ~と思っていました。
大宮に右左に振られ、宏介もその対応は良くなかったと思います。
サイド攻撃についていけず、同じような形で崩されて2失点。
2点目は権ちゃん、もう少しはじけなかったかしら・・・
それにしてもサイドに気を取られて、真ん中をあまりにもフリーにしてしまいました。
これがNACKでの対東京リーグ初得点だったらしいので、大宮サポとしては、今日はもらった!と思ったでしょう。
東くんは大宮サポの大ブーイングの歓迎を受け、気合いは入っていたのでしょうが、前半は大宮の厳しい守備にボールロスト、鋭い出足に出遅れて球が収まりませんでした。守備にもっと戻らないといけないのではないかと思うんですけど。
後でTVで見たら攻撃では良い所もあったのですが、試合中は見ていてイライラしました。
 
言う間でもなくこの試合のヒーローは我等がルーカス。
いつでも技術も献身的な守備もすばらしい選手ですが、この日は圧巻の活躍。
後半の終盤、秀人が下がり気味になり、システム変更したわけではないけど3バックのような感じで攻撃に臨むと、ちょっと迫力が出て、そんな流れからアーリアの強引なエリア侵入でCK.。
ルーカスがすばらしいヘッドで同点に。
前半のアディショナルタイム、これは大きな同点ゴールでした。
 
 
後半になると、しばらく激しい試合が続きました。
前半から大宮の選手の気迫がすごかったですが、後半になってもお互いに激しく攻守の入れ替わる試合。
最近の東京は大崩することはなく、落ち着いて対応することができるようになってきました。
さらに、ここで、主審村上さんがちょっとばかし東京を助けてくれたので、そこからは完全に東京ペース。
60分になる前だったでしょうか、大活躍のチョ・ヨンチョルがエリアに侵入したのを確かヨネちゃんが止めたプレー、TVで見たらPKでも文句は言えないものでした。
でもおとがめなし。ヨネちゃんは、前半で受けた怪我の影響が心配です。
秀人は、ちょっと危ないプレーが見えました。相手の出足が早いうちは対応に追われていたかも。
その直後、東が相手アリア内で倒されたのもおとがめなし。で、村上主審、バランスを取りましたが、大宮の方が先だっただけに、これは多分大宮側からしたら文句言いたいでしょう。試合後のコメントで小倉監督が「アクシデント」と言ったのが、これなのかなんなのかわかりませんが(彼のコメントは全体になんだかよくわかりません)。
 
再び勝ち越される危機を脱すると、後はほとんど危ないシーンもなく、ただ次のゴールを待つばかり。
大宮の選手は前半飛ばしたせいか、このあたりで次々にガス欠。後半序盤まで大活躍だった千真のお兄さんも徐々に疲れて、精度を失っていきました。
 
そして、いきなりファウルを取り始めたかに見える村上主審に、東だったか誰か忘れたけどファウルをもらってFK.。
ここでヒョンスが拾ってニアにシュートしたのは、とても良かったです。それがCKとなり、宏介のシュートを受けてルーカスゴール!
これがまたTVで見たら、超絶技巧。
ルーカス、J初ハットトリックだそうです。今までハットトリックなかったのね~
 
 
 
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ルーコンハット。
ボールはまだ大宮ゴールの中。
 
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喜ぶ選手たち。
誰がどうなってるんだか・・・
ルーカスの頭は千真の手の下にチラッと見えてます。東の手が触っている頭は、アーリア。
 
疲れた大宮に追い打ちをかけるように千真に代わって平山、東に代わってタマがIN.
千真は最近ちょっと不調に見え、この試合もゴールはありませんでしたが、前半にはまたもファン・ペルシーばりのシュートがポストに当たったり、あと少しのところでした。好調なら入っていたのでしょうが、やはり彼の存在は相手に脅威で、そのぶんルーカスが自由に動けることも有ると思います。
平山はやっぱり平山で、なんだか不思議なプレーをいくつか見せてくれました。
試合は3-2で終わっても良かったのですが、やはりきちんと突き放して試合を終われたことはなお良かったです。
 
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タマがボールをカット。
そのままゴール。相手がボロボロだったとはいえ、短い時間で結果を出してタマもエライ。
 
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さらに平山だめ押し。裏に抜けてルーカスのパスを受けて。
大宮の連携がボロボロ・・・
大宮サポだったら本当に見たくないシーンです。
が、東京サポ席は5回もワッショイで、お祭り騒ぎ。
 
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平山がサポの呼びかけに対して、「シャーはルーコンでしょ」というように指さしたルーカスのシャーです。
 
本当にこの日はルーカスの日。
チャン・ヒョンスくんが22歳の誕生日だったそうだけど、ルーカスの日でした。
ハットトリックもすばらしいけど、守備もしっかりしてくれるし、平山へのパスもすばらしかったし、いつもながら真面目に頑張ってくれます。
ポポさんも言うように、若い人は見習ってほしい。チームで誰よりも上手い年長者が、いつも全力を尽くしてチームのために頑張っている姿を。
 
というわけで、大宮からの帰り道もちっとも遠く感じないで、楽しく帰宅したのでした。
これで4連勝。
次の鹿島は思いきり苦手な相手ですが、落ち着いて集中してやればなんとかなるかも。