天皇杯第4回戦 東京アウェイ大宮戦

忙しいやら何やらで今頃のアップになりました。
 
天皇杯第4回戦、またもアウェイでしたが、圧倒的に相性の良いNACK5スタジアムです。
9月28日のリーグ戦で5-2で勝ってからそう日にちも経っていませんが、天皇杯でまたまみえることに。
わたしは発売日にチケットを買っていましたが、夫は「もういい。準々決勝から行く」と言っていたのですが、当日になって「東京の試合もあと少しか。ルーカスもあと何回見られるか」と、チケット購入。で、スタジアムでは同じバックスタンドながら、わたしはハーフウェーラインに近い方の前から3列目、夫は東京ゴールに近い方の7列目と、別々の席になりました。
スタジアムに着いたのはOK1時間前を切っていましたが、見ると東京サポの方が大宮サポより多い。
大宮サポはもう諦めちゃったのかしら?
それにしてもNACKはピッチが近くて楽しい。
わたしの席から前半はタマと大宮の下平のやり合いがよく見えました。
 
リーグ戦とはお互いにメンバーが替わって、特に東京は代表4人がいない。怪我が心配されたヨネちゃんは先発、結局ヨネちゃんがいてこその勝利になったと思います。
大宮側もズラタンがいなくてこっちは嬉しいし、リーグ戦でメンドクサイ存在だったチョ・ヨンチョルもベンチでした。
 
東京は試合の入り方は良かったと思います。いきなりシュートで始めたし、球際は厳しく、勢いもあり、先発タマの張り切りようも伝わってきました。
が、10分過ぎくらいから東京の勢いに慣れた大宮がロングボールで押し初め、何度かオフサイドをとり損なって裏に抜けられてしまいました。
東京サポのブーイングとオチョクリを一身に集めたノリオが、塩田と一対一になったときは「また一番イヤだと思うヤツにやられるのか~」と一瞬覚悟しましたが、そこは塩田も彼をよく知っていたのでした。うまく胸で止めてくれて、命拾い。
大宮の攻撃のパターンは決まっているのですが、ノヴァコヴィッチにボールが収まると本当にコワイ。誰か付いていても、ノヴァコさんはお構いなし。
東京も何度か良い形を作っていましたが、ゴールを奪えないままドローでHTかと思われたアディショナルタイム
ずっと気の強さを見せていたタマが取ったスローインからルーカスへ、自分に返すように要求して、ルーカスが大宮DFを背負いながら返すと、ちょっと持ち出したかと思ったら、ビックリするようなシュートを。
きれいな弧を描いて、ファーにイン!
 
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(写真はすべて夫が撮りました。)
バックスタンドゴールよりからはゴールシーンは撮れません。乗り出すと周りの人が見えなくなるので。
上は、ゴールの後喜んでいるところ。
 
後で録画を見たら、ゴールの直後大宮の選手がガックリしていたのが見えたので、この前半終了間際のゴールはとても重いものだったと分かります。
 
後半に入ると東京のペースになりました。
54分に決まった2点目は、最近のゴールの中でも一番気に入っています。
 
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一度奪われたボールを、わたしの目の前の左サイドで奪取したヨネちゃん。そのままドリブルで上がって・・・
 
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絶妙のスルーパス
 
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ルーパスを走りながら受けた千真、絶妙のトラップからシュート!
 
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ゴール!
決まった後、千真喜び大爆発。
今までだってそんなに不調だったとは思いません。ほんのちょっとした感覚のズレでしょうか、この日もシュートは打つも枠さえ捉えられなかったのですが、やっと見事なゴールが決まりました。
ああ、良かった。
 
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喜ぶ千真とヨネちゃん。
 
 
ルーコンにもビッグチャンスがありましたが・・・
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大宮GK北野選手と交錯しましたが、PKはもらえず。
この表情もルーコンらしい。
この日ルーコンもとても気合いが入っていて、大宮DFともめるシーンも。
 
 
試合を決定的にしたのは、千真が取ったFKを、宏介が蹴り・・・
 
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東の動きには誰も引っかからなかったけど、宏介のキックはそんなことお構いなく・・・
 
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これもまたきれいな弧を描いて、ゴール右隅に決まったのでした。
 
 
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この後、またもポポ監督にキスされる宏介・・・
 
 
3-0になったおかげで、平松がピッチに入りました。待っていたよ~
いいえ、他ならぬあなたがこの瞬間を一番待ちわびていたのね。
もうその姿を見ただけで、また涙が出た・・・
 
 
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2010年3月31日以来の公式戦ピッチ。長かった・・・
 
 
何分間か平松ばかり目で追って、試合終了。
 
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嬉しそうなヨネちゃんとタマ。
ヨネちゃんの怪我がたいしたことなくて良かった・・・でも無理してなければ良いけど・・・と、オバ心に心配ではありますが。
 
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ジェフ戦に続いてマルと加賀のCB。
やはり前半はオフサイドを取れなかったり、裏を破られたり気になるところはありましたが、後半は少し下がり目にして、安定しました。
マルくんはギリギリのところでよく防いでいました。
で、この手つきはなに?
 
 
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安全圏のリードでなくては登場できなかったでしょう、平松のためにも3点取れてよかった。
シャーの後、ヘンな恰好でおどけて見せる平松。(プロレスラーの真似らしいけど、わたしにはわかりません。カニかと思った(^^;))
 
でも基本的には・・・
 
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大泣きの平松なのでした。
 
シャーの後、夫の席に行ったら、彼ももらい泣きしていました・・・
 
 
という訳で。
ステキなゴールを3度も見られて、平松の実戦復帰も見られて、とても幸せな夜になりました。
 
 
この試合で思ったことをいくつか。
 
タマという選手について。
どちらかというと小さな体に、強い負けん気の詰まった、前への意識の高い選手で、わたしは彼が好きです。が、夫は彼をあまり評価していません。
わたしも気になるところで、前への意識が強すぎるからか無茶なプレーが見られ、危ないボールロストも何度か。夫が言うには「徳さんが大忙しだった」と。タマを使うときには徳さんやヨネちゃんが気をつけないと、たちまちピンチに。それは、ホーム鳥栖戦でもあったこと、やはり彼は守備の課題を克服しなければならないようです。
しかし、この試合を結局は決定したゴールは、タマの思い切ったテクニカルなシュートでした。
序盤の勢いも彼の存在が作っていたとも思うし、今のところ両刃の剣のような選手ですが、成長がとても楽しみな選手ではあります。
(『ジェフの正統派』ヤマトも小柄で気が強いところは同じようだけど、ヤマトの方がバランス感覚があってプレーが賢いと思う。でもシュートは入らない)
 
ルーカスについて。
ルーカスのプレーを見ながら、彼がいなくなったら東京はどうなるのだろうと思いました。
ルーカスがいなくて、どうボールが収まるのか・・・どうタメができるのか・・・
と、思うと『東京の10番』、まず怪我を治して、他には行かないでほしいと思うのですが・・・
仮に梶山がプレーできるようになっても、今の東京からルーカスがいなくなるとは本当に辛いことです。
でも来季は監督も代わり、また一から作り直しです。
それもいいでしょう、それも東京には違いありません。
 
 
来季のことはシーズンが終わったら考えるとして、まだリーグ戦も天皇杯準々決勝もあります。
湘南にはアウェイであり得ない形で負けていますから、相手が残留を懸けてくるとしても、まさかダブルを与える訳にはいきません。
なるべく良い順位でポポトウキョウを終わりたいものです。