AET CUP 始動2週間のFC東京を見る

うう~さぶい。
雪の中、外出しましたが、まあまあ寒かったこと。無事転ばないで帰りました。
香港ですっかり快適な気候に慣れた身にはこたえる寒さがお出迎え。
 
今日は小平での練習も中止だったとか。
 
1月31日、2月3日と香港で行われたAET CUPは、地元チームシチズンエクアドルのコンカとの混成チームの優勝で終わり、旧正月におめでたい話題を提供して、香港市民には良かったところでしょう。
我らが東京は、結局2試合でタマの1得点のみ、1試合はPK負けでしたが、2連敗でびり。
あんまりかっこよくはない結果でした。
 
現時点で2試合の細かいレポは必要ないと思うので、2試合を通して感じたことなどを書いておきます。
 
まずは、この時期でのこういう公式の大会に出場する意味。
これがそもそも難しい。
東京は昨年末にこの大会に参加を決めたそうですが・・・・
(3日にスタジアムの喫煙所で蘇我夫が煙草を吸っていたら、この大会のプロモーターH氏と話すことになり、聞いたことです。彼が東京を推薦してくれたそうで、「やっぱりJ2みたいな有名でない弱いところじゃ困るんで(ここで蘇我夫、ムッとする)。今日は勝ってくれないとメンツ立たないんすよね」と言ってたとか。来年は呼んでくれないな・・・
 
全シーズンを通して見た場合、この時期に公式戦ができるのは悪くないことだと思います。
フィッカデンティさんもほとんど全選手を試せたし、選手も特長を出して監督に見せられたし、練習試合にはない真剣勝負もよかったと思います。
反面、さほど有名な大会ではないとしても、香港では伝統のある大会にせっかく参加するのに、この時期では、まして新監督のもとでは、非常に難しい。大会に参加するチームとしては、未完成でモチベーションも高くない(フィジカル作り中、選手は個人のアピール意識が強い時期)。
どんな相手でも勝つことは甘くない状況ではありました。
 
この大会に参加する意義については、難しいと思いましたが、それでも東京の選手たちを香港で見るというのは、なかなか楽しかったです。
 
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(オルハネンセ戦で。KO前の挨拶。)
 
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(得点したタマ。この子の気の強さは~)
 
 
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マテウス。)
 
 
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エドゥー。まだまだのコンディションでしたが、ゴール前での迫力はありました。後ろは幸野くん。)
 
 
2試合で感じたことは・・・
 
4-3-3のシステムは非常に難しい。
3トップの真ん中には最初の試合は平山がスタメン、後半途中からエドゥー、2試合目はその逆でした。エドゥーは2試合目の方が長くピッチにいました。
このトップがどちらの試合も孤立していて、平山もとても頑張るのだけど、サイドとの距離が遠くて、苦闘してしました。エドゥーはもっとコンディションが上がれば、個人の力で得点できそうですが、攻撃の形は見えませんでした。
2試合で、とても苦労しているように見えたのは、千真です。
去年のワントップから、サイドに移って、低めの位置でプレーしていましたが、とても難しそうでした。
今のところフィッカデンティさんが千真に何を要求しているのかよくわかりませんが、クロスを上げると言うよりは、彼とか東とかと平山とかエドゥーとかの連携で相手を崩していくのだろうと思います。
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(サマーラ戦での千真。)
 
 
リードされた後半途中から2トップというか4-4-1-1になりましたが、そうなると急にボールの動きが良くなり、相手に脅威を与えていましたが、フィッカデンティさんのファーストチョイスは4-3-3であり、2トップはやむを得ない策のようです。
しかし、2戦目のナオとか羽生とかは見ていても気持ち良く躍動していたので、4-3-3でも彼らの良さを引き出してほしいと思います。むしろ、かなりの運動量を要求されるシステムだと思われるので、彼らは必要なはずです。
 
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(サマーラ戦スタメン。)
 
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(奮闘する平山。出来は良かったと思う)
 
 
 
運動量と言えば、2試合を通して、ヨネちゃんの忙しさは大変なものでした。
フィッカデンティさんがヨネちゃんをチームの中心に置いて考えているのは間違ありません。1試合目は秀人が組んでいたのでまだ良かったのですが、2試合目は秀人ではなく野澤くんが入ったので、彼の力不足もあり、それを補うのに忙しくて、前になかなか良いボールが供給できませんでした。野澤くんに代わって秀人が入ると、さすがに落ち着きました。
わたしはヨネちゃんが大好きだし、チームの柱になるべきだと思うので、それは良いと思いますが、まだなかなか有効な攻撃の起点にはなっていません。
 
守備は2試合でほとんど破綻がない中、相手に少ないチャンスをものにされてしまいました。
サマーラ戦は後半の入り方が非常にまずく、相手のプレスに負けて、失点。2本しかシュートを打っていない相手にやられました。
相手にほとんどやられていないのに失点し、何度かあった決定機にゴールできないというところは、まだ変わっていません。が、守備の連携から入っているであろうことは見えました。
マテウスもこの2試合の相手であれば、問題ないと思います。吉本くんが公式戦に出場できたことも良かったです。彼の一回のミスが失点を招きましたが、問題はそうなる前の後半の入り方だったでしょう。
 
2試合で今のところファーストチョイスらしい選手は、徳さん、コースケ、ヨネちゃん、千真。たぶん秀人も。ポポさんと大きな違いは、河野くんがお気に入りらしいこと。CBはマテウスモリゲ。東もたぶんスタメンなのでしょう。タマも入るのかな・・・
ナオ、幸野くん、むっくん、羽生はベンチかなぁ・・・野澤くんはどうかしら?
 
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(元気な羽生先輩を見られたのは、とても嬉しかった!)
 
この2試合を見ただけで、4-3-3のシステムの是非をとやかく言うのは、まだ早いでしょう。
挑戦を始めたところですから、しばらくは苦しいかも。
クラブのスローガンがイタリア語の方はともかく、「限界を超えて頂点へ」は、ちょっと豪気ですな。
昨季より限界が間近に厳しい状態でもうけられているのに、いきなり頂点って・・・
それでもある程度できたら、それはそれで面白いはずです。
 
AET CUPの2試合では、まだ個々の選手の良さは感じても、チーム全体の面白さは感じませんでしたが、開幕までにはチームとしての形を作ってほしいと思います。
 
 
 
 
 
最後の2枚はおまけ。
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第一戦PK戦がおわるか終わらないのうちに、賑々しく始まったお正月にはつきもののライオンダンス。
 
 
 
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第一戦、交代した後、ワタクシどもの目の前で着替えしていた秀人(#^0^#)
こんなとこ撮ってごめんなさい~~~(^^;)