香港のお正月飾り~その1.ホテルのロビーなど。

香港では旧正月になると、どこの家でも、ショッピングセンターでも派手に飾り付けをします。
日本の門松のようなシブイものではなく、昔ながらの飾りとしては、桃の花、金柑、牡丹(と言ってるけどダリアに見える)などの鉢を玄関の前に置きます。
そして、金色でおめでたい漢字が書かれた赤い紙を入り口や壁に貼ります。
日本のお正月飾りに比べて、とっても派手。
 
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宿泊したホテルのエレベータールームのしつらえ。スッキリとしていて綺麗。
金柑を左右に、まんなかに水仙
水仙は日本のお正月でも飾りますね。
 
 
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ホテルのロビーの飾り。
右側にも対の金柑があります。
 
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これもホテルのロビー。
立派な桃の花が。
 
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金柑におめでたいことばの書いてある「ライシ」というポチ袋が飾ってあります。
 
 
 
 
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こちらはペニンシュラホテルのロビー。
さすがに豪華~
 
 
 
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お正月にはこの赤い「ライシ」(お年玉)を、子どもだけではなく仕事の部下やマンションの警備員さんとか清掃員さんとかにも、レストランのウェイターにも、もうほんとにいろんな人に渡します。お正月前には、お店の人も警備員のオジサンも掃除のオバサンも愛想がよくなります(汗)。
香港駐在員の奥さんには「オトナにお年玉なんて}と、これを苦手にしている人もいたけど、わたしはお正月の賑やかさの一つでキライではなかったな~
写真は、ホテルのルームキーパーへ、枕に置いた「ライシ」。
 
 
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帰国前に九龍駅のショッピングセンターでお粥・麺の店「正斗」に入りました。
店内の飾り。
 
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「正斗」の配膳口。
向かって右からお粥が、左から麺が出されます。
ここにもおめでたい字が貼ってあります。
「福」の文字はさかさまに貼る人もいます。逆さま=倒=到と音が同じで「福到来」の意味。
これはたぶん一年中貼ってあるもの。こういう赤い紙は、お正月が終わったら剥がすのではなく、剥がれるまで貼ってあるみたいです。
 
香港では爆竹が昔から禁じられているので、意外と静かなお正月です。
獅子舞の音は賑やかだけど。