香港ウエットランドパーク。
香港本来の自然を生かした湿地公園です。
亜熱帯地方の植生と鳥類、昆虫などが豊富に見られる貴重な地域。
前々から行きたかったウエットランドパークに、やっと行きました。
クロツラヘラサギたち、いるかな?
HongKong WetlandparkのHP↓

湿地の上に橋がかかっていて、歩けるようになっています。


公園の至る所で鳥の声が。
「鳥がビックリするから大声でしゃべらないように」という看板があちこちに出ていましたが、そんなこと聞く中国系の人は少ない。
家族連れが大声でしゃべりながら、やたら家族写真(風景写真ではない)をパチパチ。

バードウオッチングできる小屋から鳥までの距離はかなり遠いので、人間の声に驚くこともなく、葦にとまっています。
カワイイ。
そして・・・
いた!



白い羽がとてもきれい。
英語でもBlackfaced Spoonbillです。
黒くて長いくちばし、確かにスプーンのように先が丸い。魚を捕まえるのにはいいのかもしれないけど、他の時には不便そう・・・

飛ぶ姿も美しい・・・
立派。

思っていたよりずっと白い羽が柔らかそうできれいな鳥でした。
大きさは一緒に移っている鵜と比べればわかるように、かなり大きい。
日本で(このウエットランドパークにもいましたが)よく見られる白鷺より大きいでしょう。
鷺という名前ですが、トキ科に属するそうです。
レッドデータに載っている絶滅危惧種。
こういう湿地がないと、生きられない動植物はいろいろいます。
このウエットランドパークは、自然保護意識の啓発を目的の一つに整備されています。
クロツラヘラサギについては↓
(以上、花の写真からクロツラくんまでは、蘇我夫の撮影したものです。わたしのカメラじゃムリ~)

わたしが撮ったシギのカップル(と勝手に決めている)。
仲良くエサを探しています。
念願のクロツラヘラサギに会えて、とても良い一日でした。
でも、バードウオッチングの小屋にあった、「湿地公園で見られる鳥」の絵に、うちの近所にいるカワセミくんも載っていたのですが、英語名がCommon Kingfisherだったのが、ちょっと気になって・・・
初めて見たときにはそのすごく感激したのに、カワセミくんたら"Common"なのか・・・「並み」なのか。
で、「並み」でないとても珍しそうなカワセミが何種類か湿地公園にはいて、特に美しい紺碧のカワセミにぜひ会いたいと思ったのですが、クロツラくんみたいに大きければともかく、カワセミのような小さくてすばしこい鳥が、ウオッチング小屋から見えるはずもないのでした。しかも、鳥見小屋には一人で場所を占有しないで、10分ほどで次の人に譲れ、と書いてありました。
またもやどうしても見たい鳥ができてしまった・・・
おまけに、またもや行きたい場所もできてしまった・・・
と、人の欲は限りのないもの。