第5節 東京アウェイ清水戦 たどたどしくも勝利する

開幕当初に、3月中にリーグ戦一勝でもできれば・・・というようなことを書いたら、本当にそうなってしまいました。2勝と書いとけば2勝してくれたのかな・・・
 
川崎戦の後はこのまま未勝利で終わるかも、と本当に心配しましたが、かろうじて一勝。
 
多摩川クラシコとかは正直どうでもいいのですが、ともかくすべての面において川崎より劣り、実に正直に点差にそれが反映された結果となったので、目の前が真っ暗になって、とうとうブログはスルーしてしまいました。せめてもう少し競り負けないで走って、球際で頑張ってほしい・・・
清水戦では、まずテクニカルなことより、球際での強さや走り負けないことなど、基本的なことを実行してほしい・・・
うちでTVで見るのは、とても耐えられそうもないので、清水へ。
蘇我夫は交通費倹約のため、うちでTV観戦です。
 
 
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お天気は暑いくらいでしたが、風が強い。
アウェイゴール裏から見た景色。遠くに海が見えます。
 
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メインスタンド。
ライトの向こうに桜並木が。綺麗に咲いていました。
この日は、倹約してアウェイ自由席2階へ。
反対側のコーナーと真下のゴールがよく見えなかった・・・・
 
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試合前のおなじみパルちゃん
この日はスパイダーマン登場。
青赤のスパイダーマン、バク転しまくって、東京サポも大喜び。
 
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前半は強い向かい風が吹いていました。
 
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Jリーグ出場何試合だったか忘れたけど、本田拓也選手に花束が。この日はベンチ。
コースケ、柔軟しながらよそ見。
この後、大前選手が100試合出場とかで花束贈呈されていました。
 
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この試合、前節と選手を入れ替えて、CBに怪我の加賀に替えて吉本、インサイドハーフはヨネちゃん、タマ、アンカーに野澤くんというビックリ采配。3トップは2トップにエドゥーと武藤くん、トップ下に河野くんという形。2+1の形にだんだん収まってきたようです。
 
しかしまあ、マッシモさん大胆な。まあ勝ててないからそれもいいでしょうが。
野澤くんのアンカーって、コワイじゃないの~
と、心配するまもなく。
試合開始。
 
結局パスが上手く合わないこともあって、ミスからの失点で試合を落とし続けたのですが、この清水戦も同じパターンで始まってしまいました。
ヨネちゃんと野澤くんのパスが合わずに、ミスしたところをさらわれて、試合開始5分早々に失点。
東京がJ2の時、熊本でさんざんな目に遭わされた長沢選手、その恨みというよりは、連続得点中で好調なのでしょう、抜け目なく押しこんでくれました。
あ~あ、クリーンシートは遠い遠い遠い・・・・・それよりこれ以上失点しないようにしなきゃ。
 
しかし、この失点シーンですが、わたしはその前にモリゲがファウルを受けたのではないかと思ったのです。主審がそこで止めていれば、失点することもなかったような・・・録画で確認していないけど、TVで見ていた蘇我夫もファウルではないかと思ったそうです。
まあボールロストするからいけないんですが。
 
この日の主審今村さんは、どうやら佐藤隆治さんに続く東京の天敵になりそうなレフェリングでした。失点シーンはおいといても、他に東京に不利な判定が続き、モリゲは心中穏やかでなかったでしょう。後半のイエローカードはその流れで出てしまったと思います。
それにしても副審は何見ているのかしら?
 
とにかく早くも失点するという、いかにも弱いチームのやりそうなことです。
 
強い向かい風のせいもあったのか、川崎戦の大敗をひきずって気持ちだけが焦っていたのか(ヨネちゃんはそうだったようです)、前半はギクシャクとミス連発。
怒号を浴びせる東京サポもいましたが、わたしはもうハラハラするばかり。今日も負けたらブーイングより「ユルネバ」で励ますしかない、なんてことを10分もたたないうちに考えていました。
 
たどたどしくあっても、選手のなんとかしなきゃ、という気持ちは見えました。
またもやなかなかシュートまでいけず、持ち込んで中に入れると跳ね返されてカウンターを受け、こっちもカウンターを仕掛けるし、前半30分くらいにはなんだか忙しい試合に。
前半終盤にヨネちゃんが受けたファウルも取ってもらえず、フリーでシュートを打たれてしまいましたが、権ちゃんがセーブ。
武藤、河野、タマと似たタイプのドリブル好きが走り回って、なかなかシュートまではいかないものの、少しずつ盛り返した感じ。
エドゥーが前節はヒドイ出来でしたが(どこか悪かったのか?彼がもうちっと良ければ1点くらいは返せたかも)、この試合ではボールが収まっていました。
その回りを、若いドリブル好きが走り回るというのが、一応形になっています。
 
これだとパスの出し手はヨネちゃんか野澤くんしかおらず、野澤くんには攻守に大きな負担がかかるのですが、まだちょっと難しいのではないかと思いました。途中で秀人に替えるかと思ったら、使い切ってしまったので、またビックリ。
 
それは後の話ですが、前半終了間際に、武藤くんがドリドリ疾走してミドルシュート、Gkに弾かれたところを河野くんが流しこんで、同点に。
清水の方がピッチをワイドに使って(マッシモさんのサッカーはそうはしないらしい)、良いサッカーをしていたし、勝ち越しの機会もあったのですが、とどめを刺される前に追いついたこと、これが大きかったことでした。
 
しかし、後半開始早々。
またも東京を、いかにも勝てないチームらしい不運が襲います。
事の起こりは、守備していたエドゥーが相手をファウルで倒してしまってから。
セットプレーは清水に長澤、ノヴァコヴィッチと長身FWがいるだけに、とてもイヤ。
そして、やっぱりここでも主審が一役買ってしまいました。
FKはエリアから遠かったのですが、でっかいヒトめがけてロングボールを入れられ、競り合ったモリゲに対して、誰か確認していませんが、清水の選手がファウルをしたと見えました。
しかし、そのまま流され、へんなバウンドで飛んでいったボールは、コースケの手に当たりました。
清水の選手のファウルを取れば、コースケのハンドはなかったことになります。
が、ファウルでないとすれば、コースケのハンド、PKでも仕方ありません・・・・
 
モリゲが抗議するのも当然です。
東京に不利なジャッジが続いていましたから・・・でもまあ、そのお返しにイエローカードが出るのも当然予想されたことではありましたから(PKの前を横切ったし・・・)、我慢した方が良かったかもしれません。次節は彼なしで強敵鳥栖戦に臨むことになってしまいました。
 
早くも負けを覚悟する弱気なワタクシ。
一縷の希望を権ちゃんに託し・・・
 
 
きゃあああああああ。
止めたああああああ~
正直、同点ゴールよりこの瞬間の方が興奮したような。
権ちゃん、ありがとう。それがあなたの仕事ではあるけど。
 
 
試合の潮目がここでハッキリと分かれます。
 
清水も若い選手が多いし、勝てていないことも東京と同じようなもの。
焦りからか、レフェリングのまずさもあいまって、前半からその傾向はありましたが、まずます荒れた試合に。
清水の方にミスが多くなり、東京には勇気が湧いたような勢いが出て来ました。
GKの仕事がどんなに重いものか、再確認しました。
PKを失敗した大前選手は(それまで失敗したことはなかったとか)、明らかにプレーがおかしくなり、イライラしたのか、ラフプレーが続きました。今村主審、それはお咎めなし。
 
でもこのへんになると、清水のサポも主審に対するブーイングをしていたようです。
 
で、武藤くんがひどいファウルを受けてとったFK、コースケのキックがモリゲの頭にドンピシャ。
・・・・・・と、いいたい所ですが、わたしのいたところからは見えなくて、誰かがゴールに入れた!とわかった程度。コースケのキックが良かったのはわかりました。やっと古巣に恩返し~
後でTVのダイジェストで見たら、なんともカッコイイゴールではないですか!
今季、いままでの苦しみ、この試合の理不尽だけど防げた失点、4枚目のイエローカード・・・様々な思いの詰まった、そして絶対入れてやる!という執念のゴール。
やっぱり、モリゲはカッコイイ。先輩CB、ジェフの山口智にも共通するものがあります(智の落ち着きをモリゲも備えれば、なお良い選手になると思う)。
 
TVを見ていた蘇我夫は、このモリゲのゴールに泣きそうになったと。
現地にいたわたしはよく見えなくて、嬉しかったけど後から感動したのに~
 
 
マッシモさんの選手交代もビックリで、河野を千真に替えるのは分かるけど、平山イン、エドゥーを下げ、東を投入してタマが一列上がる。野澤くんは残すのね。まあ何事も若い子には経験だから・・・?
 
3点目は、川崎戦で致命的ミスをして、この試合でもミスの多かったヨネちゃんが。
ヨネちゃんがいつも頑張っているのはよくわかるから、彼の川崎戦でのミスは、怒りより悲しくて、1週間ヨネちゃんと同じように落ち込んでいました。
武藤くんのクロスは平山を狙ったのが流れてきたのでしょうが、そこに後ろから走り込んできたので、フリーでシュートをふかさないように打ったヨネちゃん。
入った瞬間、ゴール裏に駆け寄ってきて・・・・だからわたしからは見えなくなっちゃった・・・
 
何しろマッシモさん、攻撃好き守備ヘタの選手が好みらしくて、これではアンカーとヨネちゃんの負担が大変。武藤くんは守備もできるけど、まだ経験が浅いし、この日のアンカー野澤くんはパスの出せる選手ではあるけど守備は(このポジションならできなきゃいけないけど)まだ心配。
前節の大敗も、自分たちから崩れたのだけど、一つにはヨネちゃんと秀人が大変、特にヨネちゃんは難しいことをやっているという面もあります。
 
そんな悩ましい中で、この試合もうまくいったのではないけど、とにかく複数得点で勝てた。
 
本当にホッとしました。
上記のように、失点しそうな状況は変わっていないと思いますが、それでもここで逆転勝ちしたことは、自信になるでしょう。
 
 
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タイムアップの挨拶。
吉本くんのほっとしたような表情。
 
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清水8番石毛選手と話す野澤くんと権ちゃん。
 
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ゴール裏に向かう選手たち。
ナオ・・・出てほしいけど。
 
 
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ゴール裏の前に選手が並んでいるはず・・・ですが、真下だから見えないの。
 
 
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インタビューを終えたモリゲと、メインスタンドに挨拶しながら引き上げる選手たち。
この後、野澤くんがシャーをしたけど、帰りを急いで写真は撮りませんでした。
 
 
まだうまくいってはいないし、次の鳥栖のような相手にどれだけできるかはわかりません。
それでも、まずはこの試合のように球際、競り合いで頑張ってほしい。
戦術以前の問題ですから・・・とはいえ、戦術がうまくいかないと、判断が遅れ、動き出しや球際で負け、ミスも増える、ということになるので、やっぱりお互いの共通理解を高めるしかないのかもしれません。
 
ちなみにこの試合東京のユース上がりの選手が5人、清水の六平選手を入れると6人もピッチに立っていました。
クラブサポートメンバーとしては、嬉しいことではありますが、千真や秀人といった選手、それにナオや羽生ももっと活躍してほしいなと、少し寂しい感じもします。
千真のサイドアタッカーは、結果は出ていませんが、河野くんとは違う良さがあって、悪くはないと思っています(ゴールなら昨季の秋から取れなくなっていたので、今季のポジションのせいとは決めつけられないと思う)。川崎戦ではエドゥーが悪すぎてどうにもならなかったけど、2トップなら結果も期待できそうです。
 
 
帰路は横浜線が人身事故で止まってしまい、エライ目にあって11時頃帰宅しました。
疲れた・・・・でも勝ったからいいの。