ナビスコ杯第4節 東京×清水 オバサポ怒ってます。

ほんの4日前、リーグ戦でガンバを3-0と破って、気持ちよく代表二人を送り出した東京。
中3日のナビスコ第4節は、ゴンちゃんとモリゲの代わりに、塩田、加賀が入った他は、タマに代わってが入っただけで、マッシモ監督ほとんど選手をいじりませんでした。
おそらく、ガンバ戦で内容も悪くなく結果を出したメンバーを今のベストメンバーとしてこの清水戦に臨んで、予選突破に手をかけたかったということだろうと思います。

しかし親の心子知らず、監督の思惑選手に通じず?
たった中3日でチームは気が緩んでしまったようです。
ミステルは「開始1分でダメだと思った」と言ったそうですが、わたしの目にも開始5分ほどで、今日はどうしたんだろう、今までになく集中力がない感じ・・・と見えました。

先日のガンバほどではないけど、あっけなく8分で失点。
ユルユルの守備でした。
塩田のゴールキックから、コースケが相手の裏を狙ったクロスで、オフサイドぎりぎりを抜けたエドゥーの見事なループシュートで追いつくも、チームはちっともよくならず、ミスばかり目立って、特にいつも薄い中盤がスッカスカ。
六平くんと竹内くんが好きなように躍動していました。チェッ(メンバー紹介の時に拍手なんかするもんじゃないわ)。
で、あっというまに攻め込まれてCKから失点。またCKからか・・・うちの選手はCKの守備の練習してないのかしら?それともCKになると集中力がなくなるのかな?

まあ、ともかく「サッカーやりたくないならやめなはれっ!!!」と言いたくなるような、走らないわ球際は緩いわミスだらけだわで、最低の内容でした。


さすがのマッシモ監督もアタマに来たらしく、試合後のコメントでは「チームとして良い時もそうでない時も、冷静に分析して理性的に物事を捉えることが必要。頭が冴えた状態で考えていきたい。」と。
今は冷静でない、ということでしょう。それでも感情的な発言を決してしないところが彼の個性のようです。
しかし、マッシモ監督もこのチームの気の緩みについては、うかつにも見逃していたということか、人間集中力はそんなに続かないもの、リーグ戦で勝てなかったにしてもずっと集中した試合ができていて、やっと結果が出て、ほっとしてしまったのでしょう。
もちろん、本当に強い覇権を争うチームならそんなことはないだろうし、試合の入り方が悪くても途中で修正する力があるでしょう。
東京はチームとしての未熟さを露呈してしまいました。

特に幼さを見せてしまったのは、直近のガンバ戦で活躍した武藤くん河野くん。
中盤のミスがイヤってほど目立ちましたが、前の動きが鈍くボールが収まらないために、中盤の守備が苦しくなったと言えるでしょう。
秀人や東の出来もとても悪かったのですが。ただマッシモ監督の戦術では、秀人は一人で広大な中盤をケアしなくてはいけないし、特に前が動いてくれないと大変だし、また替えがいない(野澤くんけがだし)ので、非常に負担が重いでしょう。それでもプロだからやななくてはいけないのですが、同情してしまいます。

東も武藤も河野も、千真や平山や羽生をベンチに追いやって先発している責任を、肝に銘じてほしい。
若くてもプロなのだから、チケット代に見合った試合を見せる義務があります。
武藤は自分の形になるのをただ待っているだけでは、90分の内数分か数秒しか仕事したことになりません。
ドリブル突破という武器も磨いてほしいけど、パスやクロスの質ももっと上げなくてはいけないと思います。
彼がこれからの東京を担って行く選手になるつもりなら、もっと成長しなくては。

この試合で清水の選手以外で、唯一プロフェッショナルな仕事をしたのは、エドゥーでした。
彼の2点目はすごかった。
エドゥーは、チームが良くないなかでは、前線であれこれ動いてボールを引き出そうと苦闘していました。
そういう動きが武藤くんには見られなかった。疲れていたとしたら、彼を選んだ監督のミスでしょう。
でも武藤とか河野とかに出来不出来の波があることは確か、これも未熟だからでしょう。

という訳で、監督も言うようにチーム全体のできが悪く、負けるべくして負けた、という内容でした。
3-2というスコアでしたが、もっと失点してもおかしくないくらい。3失点とは、最近の東京ならあり得ないザル状態です。
これまでリーグ戦で結果がでないながらも一生懸命がんばっていることはわかったから、選手と一緒に耐えてきましたが、こういう試合をされるとガッカリです。

この試合こそブーイングしたいところですが、相手を崩したわけではないにしても、エドゥーの2ゴールに免じて、ただ拍手はしないで帰ったのでした。
これで3位に転落、でも自分たちから落ちたようなものなので、次のガンバ戦(リーグ戦の記事で言及した倉田秋と米倉のゴールで勝ったそうな)と、鳥栖戦で勝って、もう一度上るしかありません。


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エドゥー1点目。
GKバンザイ~

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 本人も悔やんでいましたが、武藤くん痛恨のミス
シュートを選択していれば、外してもわたしはこんなに怒らなかったと思う。

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エドゥーの2点目。
すごい!
本領発揮!

この試合唯一の良かったことは、エドゥーが本調子になったということです。
加賀のけがが心配ですが、カク・ヒジュがピッチに立ったことも(始めのうちハラハラしましたが)良かったと思います。