東京都サッカートーナメント準決勝 横河武蔵野×FC東京U-18 日本代表終戦の日に。

6月25日の朝。
W杯ブラジル大会、グループC最終戦
日本のコロンビア戦は1-4の惨敗で終わりました。

日本代表については、ここで長々書くのも気が滅入るので・・・

日本代表が良い所を見せることもできす、出場国の中でもとりわけ情けないという印象を残して(一番情けないのはカメルーン)ブラジルを去ることになったその日。
それでもフットボールは続く。

明日の東京を、もしかしたら明日の日本を見に行きましょう。

ということで、東京のU-18の試合を応援に行きました。
スタジアムは西が丘。

「東京都サッカートーナメント」ってわかりにくいけど、天皇杯東京都代表を決める大会です。
FC東京U-18は東京都のユース大会を制して、学生系の部に出場する権利をゲット。
早稲田大学国士舘大学と(クラブのHPによれば)互角の戦いをして制し、サッカートーナメント準決勝へ進出。
大学に連勝するとはすごい!
と思いますが、準決勝の相手はあの横河武蔵野

2年前、そう、トップチームが天皇杯初戦で「北海道から飛んできた」ロングシュートにやられ、去年もさんざん苦戦したあげく延長終了間際に平山のヘッドでやっと勝てた、あの横河。

なにかと因縁の相手ですが、今度はトップチームではなくユース。
ユースとしては大学よりさらにカテゴリーが上の相手。横河に勝って、決勝で勝てば、天皇杯出場。小瀬で城福さんのチームと試合ができます。

雷雨は去ったけど、小雨の降る西が丘。

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この日のスタメン。
10日間で5試合の公式戦を戦ってきた6戦目だそうです。

8試合連続得点中の蓮川くんが楽しみ~

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東京のゴール裏。
「東京イケイケ団ブラジル出張中」という段幕が出ていました。
後からユースの子たちが応援に加わりました。
メインスタンドにはわたしも含めておおぜいの東京サポが応援に来ていました。


試合開始。
武蔵野はトップチームと当たったときとは全く違って、すばやくパスを繋いで東京のゴール前に迫ってきます。早々にシュートを打たれる。
でもユースも自陣に引っ込むということはなく、押し込まれながらも武蔵野の攻撃をしのいで、反撃。


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12分に期待の蓮川くんがドリブルからシュート!
先制しました。

ここからの試合運びが難しいところでしたが、落ち着いていたと思うのだけど、やはり社会人との力の差があるのは仕方ない。
左サイドを突破されて失点。
直後にドリブルで持ち込まれ止められずにそのままゴールに押し込まれて2-1。

このまま2-1で前半が終わればまあいいな、と思っていたら終了間際にエリア内でドリブル突破をファウルで止めてPK献上。
高校生なんだからPkなんかとらないでよ~と審判に言いたい気持ち。
「北海道」の岩田選手にPkを決められ、3-1で前半が終わりました。
体の大きさは変わらず、東京の9番蓮川くんのように大きな選手もいますが、体幹と体の強さがやはり大人と子ども。
蓮川くんもたぶん同世代なら勝てる競り合いになかなか勝てませんでした。
特に中盤は力負け。競り合いはたいてい相手ボールになってしまう。
ただ、東京はここぞというときには必ずボールを前に運ぶ連動ができていて、それが大学生相手に勝ってきた要因かと思います。

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2番の高田選手と、武蔵野2点目を決めた角田選手。
角田選手は今年加入した大学卒の選手です。
彼と20番の選手にやられた~


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27番の小山選手。なんとなくソウタンに似てる・・・

後半、大熊選手に替えて渡辺選手を入れてから、東京の攻撃にスピード感が出ました。
守備も相手が外したのもあるけど、前半から立て直してきました。
前半から武蔵野のプレスを避けるのと、武蔵野に下げさせられているのと両方だと思いますが、バックパスがとても多かったのですが、それでも根気よく相手の隙を狙っていたようです。
武蔵野のおとなのサッカーにも慣れてきたようで、相手のプレスをかいくぐって前に行く回数が増えてきました。

そして77分。


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突破をはかる渡辺くんと、「北海道」の岩田選手。


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まあ、きれいなフォームだこと。
寝不足の目が覚めるようなすばらしいシュートが決まり、3-2。
やれるぞ!もっとやれるぞ!と声が飛ぶ。

武蔵野の選手の足が止まって、終盤はほとんど武蔵野のゴール前での攻防。
東京の底力、という勢いで攻めていました。
すごい!こんなに頑張れるなんて。
一度とても惜しいシュートがあったのですが、決めきれずに終わりました。

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武蔵野ゴール裏にあいさつ。

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試合後監督が言葉をかける。
泣いている選手もいました・・・高校生なのね・・・

この試合の詳細は横河武蔵野のHP↓

横河のHPのコーチと角田選手のコメントでは、相手が高校生とか東京ユースとかの言及はなし。淡々とした感じですが、コーチの「選手は本当によく頑張ってくれました」というコメントには、今の武蔵野のリーグ戦不調ぶりと、もしかしたら東京へのリスペクトも少しはあるのかもしれません。
警告は東京に2枚。
ユースに危険なプレーをしなかった武蔵野にも感謝します。
決勝は横河武蔵野明治大学になりました(ゼルビアったら~)。横河武蔵野の健闘を祈ります。



それはともかく、残念ながら天皇杯出場は果たせませんでしたが、ヤングトウキョウのみんな。
よく頑張った。

君たちの中にフットボールが生きている。