天皇杯2回戦 東京×BB秋田

もう先週の土曜日のこと、今頃のアップになってしまいました。
そうこうするうちにリーグ戦が始まっちゃう~
 
Uー18が東京都代表を目指して、横河武蔵野と対戦するところから始まった、今年のFC東京天皇杯
ユースはあっぱれな試合ぶりを見せてくれましたが、兄貴分については中断期間中の練習試合などのニュースを見ると、心配になるばかり。
つい2年前に横河に足元をすくわれ、去年だって大苦戦しましたから、今年の初戦も相手がJ3下位の秋田でも安心はできません。
それに、BB秋田とはTDK秋田の時に対戦して、これも苦戦したじゃないですか~2007年4回戦、松田選手のゴールで追いつかれ、今ちゃんのヘッドでやっと勝ち越したあれですよ。
あのときは人数をかけて守るTDK秋田をなかなか崩せず、速攻にやられたという、J1のチームが下のカテゴリーのチームに苦戦する典型的な試合でした。
TDK秋田とはちょっとした縁があってJFL参入以来、気持ちだけは応援していましたが、ブラウブリッツになってからは一度も試合を見たことはありません。CSで放送しているJ3の速報によると、今年は監督は与那城ジョージさん、このところ連敗していて不調のよう、どうも勝負弱い感じです。
07年にいた松田選手や松ヶ枝選手はいないけど、元東京の鈴木健児選手がいるのは楽しみ・・・だったけど、出場機会なし。
 
今年の秋田、中心はやはり熊林選手でしょう。
この個性溢れる経験豊富なボランチがボールを展開します。
東京もJ2のときに群馬で当たっていますし、ジェフサポだったらおなじみの選手です。
 
で、天皇杯では初めて開門前に並びましたが・・・
開門、いくらなんでも遅くない?
 
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開門前に集まったBB秋田のサポたち。
TDKの頃より、やはりサポーターらしくなっていますね。
TDKの時はまだ半分くらい会社のサッカー部という感じがしていました)
 
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おお~久しぶりに味スタのドロンパくん、なまはげの衣装。
 
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そうか、ブラウブリッツになったからエンブレムもなまはげね。
チームカラーは変わらずTDK時代のユニも使い回せそう。
ブラウブリッツになって、ホームスタジアムも秋田市の方になったとか。
TDKの時は、東京が中断期間にキャンプした仁賀保がホームでした。
仁賀保秋田市って、結構遠いらしい(行ったことないけど)。TDKの頃から応援していたひとはちょっと微妙な気持ちかもしれません。
 
あれ?なかなか試合にいかないなぁ・・・
 
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BB秋田サポ。
ようこそお越し下さいました。
 
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試合前の握手。
秋田の先頭が熊林選手でしょう。
ジュビロ、湘南、マリ、仙台、徳島、草津というキャリア。
 
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シャッターのタイミング悪くて、スタメンの写真撮影がばらけてしまったところ・・・反射神経が鈍いので、写真もヘタ。
 
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試合については、熊林選手の試合後のコメントがよく言い表していると思います。
 
「チームでやろうとしていることは間違っていないと思ったが、結果を得るため に個も大事だし、相手をリスペクトすることも大切だと感じた。最近、J1の試合を見ていると、リトリートしているチームが増えていると感じた。エドゥー選手のように、違いをつくれる相手には1対2で入れさせない守り方も大事。自分たちを貫きつつ、そういったことも必要なのかなと。今日は、相手がある程度自由にやらせてくれたと思うけど、最後のところでもっと突いていくこともできたのかなと。今日の結果で思い知ったと思うが、これはこれで良かったと思う。相手はある程度パスを回させてくれたけど、やっぱり最後のところはすごいし、奪ったところから速い攻撃を仕掛けてくる。このレベルでやっていけば慣れてくるけど、その場がない。だからこそ、この試合を残念ですけど、財産にして いかないといけない。去年の仙台戦よりも少しだけど、回す位置が高くなった。それは成長できた証しだと感じた」
このコメントは、秋田がJ3でやっているなかでも、当てはまる問題を指摘しているようです。
その秋田は、J3でやっていることをほとんどそのままぶつけてきました。
DFラインから丁寧にパスを繋ぎ、ビルドアップするサッカーで、わたしは好感を持ちましたが、現実的に言えば、去年一昨年の武蔵野のようにどん引きされた方が東京はいやだったはず。
天皇杯初戦、何年かごとに大量得点で勝っている試合は、たいてい相手が出てくるケースだろうと思います。
熊林選手の「相手がある程度自由にやらせてくれた」という言葉、これは秋田にボールを保持されたのか、させたのか、よくわからないけど、11分に先制したので、多少ボールをもたせたのでしょう。でも、中断前の試合、相手にポゼッションさせすぎだと思ったので、その傾向が続いているのかもしれません。
鹿島にあの調子でボールを持たせたらどうなるか、心配ではありますが。
 
香港での今年初の公式戦、リーグ開幕戦とゴールを決めたタマが先制。彼らしい見事なゴール。
2点目はラッキーな形で。
3点目は村上主審、くれなくてもいいのにPK(くれるならリーグ戦にして~)、エドゥーが決める。
秋田も攻め込んでくる時間があり、これはリーグ戦だったらどうだろうと、気になりました。
ゴール前がポッカリ空いて、秋田の選手が決められなかっただけ、というシーンも2,3回ありましたし・・・8得点と言ってもそんなにうかれてはいられない内容ではありました。
 
ただ、相手がどこであれ、東京の選手がとても本気で、どうしても勝ちたい気持ちだったので、8得点という結果になったのだと思います。
おそらく練習試合の内容が思わしくなく、憲剛、大久保、レナトのいないフロンターレに完敗したことなどで、危機感はあったでしょう。
前半30分くらいから4-4-2にして、ダブルボランチに移行。
W杯でも4-3-3のチームがいくつかあり、途中から4-4-2などに変えるのも見られました。
東京の場合、最初から4-4-2でいいのに、と思わないでもありませんが。
 
ともかく、東京の選手が、緩んだ試合にはしなかったのが良かったと思います。
 
モリゲのロングシュートあり、コースケの今季初FK成功もあり、途中出場の平山が、ゴール前の混戦から決めた強烈なゴールあり、多彩なゴールで楽しませてくれました。
 
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なんか予感がしてFKの場面を撮ってみました~そしたら入った~
リーグ戦もよろしくね。
 
で、東京のスタンドの雰囲気は、あとは20分くらいしか時間の与えられていない千真の今季初ゴールを待ち望む。
もう7点も取ってるし(ドイツと同じじゃん)、適当にボールをクリクリしていてもちっとも構わないんだけど、スタンドはそれを許さない。バックパスにブーイング。情け容赦ありませんな。
で、そこは羽生先輩。
うまくあがったり下がったり、上がった時には、千真に点を取らそうとしているのがわかりました。
そして、平山が秋田の選手からボールを強奪、千真に渡し、ドリブルからシュートが、やっと決まりました。
好調な時のシュートにはまだなっていないように思うけど、とにかく決まってよかった。
スタジアム、大盛り上がり。
 
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礼儀正しい秋田の選手たち。
東京は挨拶しないで、すみません。
 
 
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リーグ戦、頼みますよ~
お願いしますよ~
 
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メインスタンドに挨拶。
 
 
これで鹿島戦に弾みがついた・・・とは思えないのですが、これで攻撃やシュートの感触は良くなったかも。
守備は4-4-2にしても前を空けていたし、安心はできません。
繰り返しになるけど、もともと秋田はポゼッションするチームだけど、J3のチームにボールをかなり有効な形で保持されるというのも心配です。
 
と言っても、もちろん8ゴールは嬉しいし、楽しかったのですが。
 
秋田には、J3で踏ん張ってほしい。
いいサッカーしていると思うし、せっかく秋田にできた(夫の言うサッカー極北の地)サッカーチームですから、いずれはJ2昇格できるように力をつけてほしいと思います。