今頃ですが、W杯決勝戦を。

J1リーグ戦も再開したし、もうずいぶん前のことのような気がしますね・・・
 
スルーしちゃっても全然構わないのですが、ただせっかく準決勝までアップしたのに、決勝戦がないのは気持ち悪い~という管理人の気分だけで。
 
おおかたの予想通り、ドイツがアルゼンチンを下し、南米大陸の大会で初めて欧州のチームが優勝するという、ドイツらしいかわいくなさをぞんぶんに発揮したのでした。
しかし、失礼ながらわたしの予想よりはアルゼンチンはさすがに頑張り、あと7分ほどでPK戦というところまでいったし、後半などはアルゼンチンの方がが良い攻撃を見せていました。
ノイアーイグアインを止めたのも、とても危なかった・・・
スコアレスドローで延長戦でも、どちらもアグレッシブな姿勢が見えて、いい試合でした。
 
しかしやはり「戦術メッシ」は、最近のフットボールでは難しいということでしょう。
ディマリアでも出られていれば、違ったとは思います。
マスケラーノの頑張りはすごかったし、イグアインもあとちょっとでゴールでしたが、結局ノイアーの守るゴールは割れず。
 
もっともコレクティブで速くてうまくて、フィジカルも強いドイツが優勝したのは、予想通り過ぎて面白くはないけど、妥当そのものでした。
ゲッツェが控えるベンチも充実しているし、前半の早い時間に交代出場したシュールレは本当にイヤな選手だし。
集中していたアルゼンチンの守備も延長後半になるとシュールレの突破を許してしまいました。ゲッツェのシュートもあきれるくらいすばらしかった・・・
 
と、寝惚け眼で見た記憶は早くも薄れつつあります・・・
 
帰国したドイツ代表選手の一部が酔っぱらって調子に乗って、アルゼンチン人を侮辱するようなダンスを踊ったとか。
南米大陸でW杯を制覇したのだから、むしろ遠慮しなきゃいけなかったのに。
 
その前に。
前日行われた3位決定戦。
寝坊して前半30分くらいにTVをつけたら、もうブラジルが2失点。
あんなに「3位決定戦なんか無意味だ」だの「やりたくねー」だの言ってたオランダ、ロッベンが、いざ試合が始まったら、一生懸命走っているではありませんか。
そして、せめて3位決定戦くらい勝ちたい、と言っていたブラジルが、もろくも壊れていた・・・とは。
もうサッカー的興味はすっかりなくなった試合でしたが、ステレオタイプな見方になりますが、ここについラテン気質と、北ヨーロッパ人気質の違いを見たようでした。
カトリックプロテスタント的精神性の違い、と言えなくもありません。
いざ仕事となったら勤勉振りを発揮したオランダ、もうすっかり意気消沈して、プロフットボーラーであり「セレソン」でありながら、まったく力の出せなかったブラジル。
しかし、そもそもこの大会のブラジルは、ネイマールが離脱しなかったら優勝したのかしら?
 
GKと守備から速い攻撃、ポゼッションにはこだわらないサッカーがトレンドなのかな、と思ったW杯でした。
が、優勝国ドイツは、ポゼッションさせられて苦戦もしましたが、速いことは速いけど、パスをきれいに(長めのパスでも正確にきれいに)繋ぐし、やはり非常に整ったサッカーをするチームでした。
好みで言えば、メキシコの試合がもっと見たかったと思います。
 
それに、やっぱりイングランドがGリーグでいなくなったのは、さみしい・・・
 
とかいううちに来月にはプレミアリーグ開幕。
ユーロもあるし(フランスが楽しみ)、W杯ブラジル大会もどんどん遠くになっていきます。
日本代表監督が誰になるのか、どういうチームにするのか、そんなことも気にはなりますが、水曜日のリーグ戦が一番心配です。