27日、9月最後の試合であり、3連戦の最後の試合でもあります。
3連戦は選手も大変だけど、応援する方も楽じゃない~
川崎戦、厳しい試合ながらアウェイでスコアレスドロー、中2日で最下位徳島戦は4-0の完勝。
柏は徳島のようには好きにさせてはくれまい、これはそんなに簡単な試合にはならないだろう・・・と、おおかたの人が思ったことでしょう。
わたしもTVで前節柏がホームで鳥栖に2-0で勝ったのを見て、やっぱり強いな・・・と思っていました。
今季の柏がひどい内弁慶だとは知らず、知っていてもそういうジンクスはどこかで破れるもの、と思って楽観的にはならなかったでしょう。
東京は怪我人が多いせいもあり、また好調を維持していることもあり、3連戦ながら同じスタメン。羽生先輩大丈夫か?
で、試合は。
思いがけず4-0の大勝。
スコアで言えば、前節の徳島と同じですが、集中力、緊張感、充実ぶりは同じスコアでもこの柏戦がかなり上。
徳島戦では多少緩んだところもありましたが、柏戦では最後まで高い集中力を見せてくれました。
まだ応援する方が試合に入りきっていない時間にゴールが。
羽生、秀人、と繋いで徳さんへ。
徳さん、珍しく(失礼)早い時間にドリブル突破。
DFとGKの間にすばらしいクロスを。

足元に倒れているのは、徳さんに競っていった元湘南の高山選手。この日、彼は徳さんの敵ではなく、HTに交代しました。

武藤が走り込んで、左膝で押し込む。
見ている時は膝だとはわからなかったけど、とにかく足に当ててゴール。
4分、早くも先制。
今季の東京は大崩することは少ないので、先制したらかなり有利と、少し気が楽になりました。

珍しく(失礼失礼)早い時間に仕事した徳さんと、喜ぶよっち、河野、ヨネちゃん。
柏のGK桐畑選手がちょっと不安定で、序盤の柏が苦戦した一因かと思います。
ワタクシ、最近、ポゼッションされて押し込まれる時間があっても、あまりイライラしなくなりましたわ。慣れというものは恐ろしいものですね。
それに特にこの試合、選手の距離感が良くて、守備も破綻が見られなかったので、そんなにハラハラすることはなし。
例によってセカンドボールが拾えない、中盤を支配されているように見えましたが、全員でよく守っていて、柏の選手の方がボールを持ちながらうまくいかない感じがしていたでしょう。
そうこうするうちに前半もアディショナルタイム。
河野が中央でパスを奪ってドリブル、前を走る武藤へ。



GKを見て、ループ気味のショートを決めました。
このヒト、シュートが本当に上手くなった・・・上手くなり続けている。
柏にしたら絶対に守りたかったはずの時間、非常に良い時間に追加点。
後半。
立ち上がりから東京が気持ち良く攻撃している。
中央あたりの低い位置で守備していた武藤が、相手にしつこくプレスをかけて奪ったボールを河野へ。



決まった。
なんだ、このポーズは?
腹筋強いんでしょうなぁ。
東京の選手は集中を切らさないながらもリズムに乗っている。
河野からコースケ、コースケのクロスにヨネちゃんが打ったシュートは確か2回連続で外す。
ヨネちゃんは相変わらずボール奪取と運動量はすばらしいけど、シュートはなかなかうまくならない・・・けど、たまには入るから、また打ってみてね。
試合後、コースケがヨネちゃんにたぶんこのシーンについて話していました。
でもこの日はこれで終わりではなかった・・・
73分、この日も大活躍した河野に代わって梶山IN.
梶山が入ると、河野とはまた違ったリズムが生まれ、なめらかなボールの動きが見られるのが楽しい。
それに、羽生はたぶん梶山とのパス交換が好きなのではないかな~と見ていて感じるんですけど。
これも秀人、羽生、武藤、梶山がからんでのパス交換から、秀人→コースケ。
コースケのすばらしい浮き球のクロスが。



エドゥーのダイレクトシュート。
4点目。
だめ押し。試合を終わらせる得点でした。
終盤工藤選手、大谷選手がシュート、危ない場面もありましたが、クリーンシートで終了。
この終盤は、入ってもおかしくないシュートを打たれました。
しかし、ほぼ破綻なく完勝でした。

羽生先輩。
得点に直接つながらなかったけど、本当によく試合を読んで、必要なところにポジションをとっていました。相手のパスコースを埋めることも上手く、攻撃の起点にもなり、彼なしでは今の東京は考えられません。

試合後の選手たち。
吉本はいつも良い笑顔です~

エドゥーのシャー。

インタビューを終わって、バックスタンド前を通る笑顔のよっち。

マッシモ監督、たぶん一番のお気に入りだろうと思われます、河野のシャー。

よっちのシャー。
カメラマンの数、すごい~
試合後の羽生のコメントがとても興味深かった。
この年になって守備の面白さがわかったというようなこと、我慢して守ればその後おいしいことがある、とか。
東京のFW3人はリーグきっての迫力があるので、後ろの4+3で守れば3人で点取れるというようなことを。
羽生だけでなく、どの選手もハードワークして、集中した守備から、早くて効率の良い攻撃で圧勝しました。
今季のベストゲームです。
いまのところ。
これよりさらに良い試合が残りの試合で見られれば、その時はもっと上の順位にいるはず。
これがピークなら、いつもの順位あたりで落ち着くでしょうか。