J3リーグ 第28節 町田×金沢 再びスタジアムに飢えて

インターナショナルマッチウイークのため、J1リーグはお休み。
東京からは4人も代表に選ばれて、今頃暑いシンガポールにいることでしょう。プロサッカー選手なら代表は目標の一つでしょうから、選ばれた4選手にはおめでとう、と言いたいですが、リーグ戦のことを考えると、怪我や疲労が心配。
マスコミの、特定の選手を偏重した報道にも、わたしは違和感を覚えて最近の代表戦には、特に親善試合にはあまり興味がひかれません。むろん、選手たちには頑張って良いプレーをしてほしいとは思いますが。
それより現在ミャンマーで行われているU-19アジア大会が重要だと思うのですが・・・こちらは、優勝はおろか、グループリーグ突破も難しそうな状況。次に韓国に勝てなければグループリーグ敗退。ユース世代の弱さ、すなわち世界大会未経験は、大問題だと案じています。
 
それはともかく。
 
土曜日、ジェフは札幌アウェイ戦。
現地には行けないのでTV観戦でした。
圧され気味な試合を辛抱強くコントロールして、2-0の勝利。
最近のジェフらしくない勝ち方で、めでたい限り。
 
スタジアムへ行かない週末はつまんない。
ということで、またまた行ってきました~
 
おあつらえ向きに、このタイミングでまたもJ3リーグ、首位決戦が野津田で開催。
前節も上位争いをしている鳥取をホームに向かえ、映画とタイアップしたイベントも用意したのに台風の影響で大雨、その中で痛恨の敗戦、町田は3位に。
今日は5ポイント差で首位の金沢を向かえ、絶対に勝ちたい一戦。
 
 
お天気もまあまあで、さすがに最寄りの鶴川駅からのシャトルバスには長い列が。
わたしたち夫婦のような変わり者の野次馬もいるし。
でも、スタジアムではちゃんと町田側のバクスタに座り、一緒にまずはアンセムも歌って応援しましたよ。東京やジェフと同じメロディのチャントもあるし、野津田には3度目ですから、覚えたし。
 
イメージ 1
町田サポのみなさん。
今日もやっぱりスタンドはおとなしかった。
そういう主義なんでしょう、ブーイングもヤジもなし。
小瀬よりもっと上品。
こちとら下品なチャントやコールでしばしばヒンシュクを買う東京サポ、こういう試合にはもう少し気合いを入れて、相手に圧力をかける応援をしたらどうか?と感じました。
 
さて、試合結果はスコアレスドロー
試合を見た感想は、どのカテゴリーでも、フットボールは難しい・・・と。
 
相手の首位ツエーゲン金沢は、勝つに越したことはないけど引き分けでもOKという立場でしょう。だからやることはわりとシンプル。負けないように、守備意識を高く、攻撃は速く。
町田はもっと難しい立場。
負けたらとても厳しくなる。勝たなきゃいけない。失点もしたくない。
試合前半しばらくは、町田が積極的に前に出て、思いの外オープンな展開になりました。
行ったり来たりボールが落ち着かない時間がしばらく続く。
町田がサイドからチャンスを作るも決まらず。
 
が、30分くらいからでしょうか、金沢が鋭い攻撃を見せ始め、何度か危ないシーンがありました。町田は前に行くのにも手数がかかって、ボールを獲られる、の繰り返し。
しかしお互い決め手を欠いてスコアレスでHT。
主審藤田和也さんは、よく笛を吹く人で、退場者が出なきゃいいが、と思ったら早々にイエローをもらったペ・デウォン選手が終盤に2枚目で退場。ファウル取りすぎたったように思います。少し難しい試合ではありましたが。
 
後半。
まずは、勝ちたい町田が立ち上がりにチャンス。
ここがこの試合一番の得点機だったと思います。
ゴール前の混戦から、少し後ろにいた遠藤敬佑選手(ジェフユース出身)にボールがこぼれ、シュート。それまでほとんど仕事できなかった遠藤選手でしたが、これもゴール上に。
その後だったか、鈴木孝司選手にもシュートチャンスがありましたがゴールならず。
確かクロス?を選びましたが、反転してシュートした方が可能性があったのでは?
 
 
イメージ 2
25番星野選手のクロスに合わせようとする町田の選手。
星野選手は、前回長野戦も見たと記憶していますが、今節は中途半端なプレーが何度もありました。自信なさそうに見えたのはきのせいか・・・疲労が溜まっているのかしら?
 
 
イメージ 3
金沢5番「おおたこうすけ」選手のクリア。
結構効いていました。
あ、「太田康介」選手です。シンガポールに行ってるヒトとは字が少し違いますね。
金沢の選手の方がおおむね球際が粘っこい感じでしたが、町田の選手も負けじと頑張っていました。ただ、主審がすぐ笛を吹くし、吹いてほしいときには遅れたりしていたので、イライラがつのったかも知れません。
 
 
イメージ 4
あら、これも太田選手のクリアだわ。
CKはお互い5ずつでしたが、得点には繋がらず。
 
 
 
イメージ 5
 
町田は、最近ゴールがないという鈴木孝司選手が下がって受けるシーンが多く、ゴールに良い形でいることが少なく、これでは得点できにくいだろうなと思いました。
どうしてそうなったのでしょうかね?
もう一人のFW久木野選手は、この試合ではあまり気の利いたプレーが見られず、鈴木孝司選手の苦闘ぶりが目につきました。
 
 
 
 
イメージ 6
時間が進むにつれ、ドローでもまあいっか、の金沢は落ち着いてきたようです。
写真は後半35分途中出場の田中「パウロ」淳一選手。
金沢サポ以外でパウロ、と言ってわかるのは、フロンターレサポかスカパー「J3リーグハイライト」を見てる人か~
 
イメージ 7
パウロ選手とほぼ同じ時間に大竹選手に代わって出場した10番庄司選手。
大竹選手は町田のボール供給役として、頑張りましたが、後半疲れたようです。
 
この試合、交代策は金沢の勝ち。
毎試合J3を見ているわけではないので、よくわかりませんが、金沢はまず守備の選手を入れて固め、最後に攻撃的なパウロ選手を入れて、町田を前から押さえました。
この田中パウロ選手が、実に自分の役目を心得ていて、まあうるさいこと。
GKのキックがグラウンダーでサイドをはるかに転がって、右前にいるパウロ選手に届いた時は、やられるか、と思いました。
 
終盤ペ・デウォン選手が退場になったり、危ないシーンもありましたが、結局スコアレスで試合終了。
町田としては不完全燃焼な感じの難しい試合になってしまいました。
相馬監督は選手はよく頑張った、と言ってますが・・・
首位決戦にしては、どちらもミスが多かったのが残念です。
ブーイングしない町田のゴール裏が、試合終了のホイッスルの後、しばらくし~んと静まりかえったのが印象的でした。
 
ジェフサポ夫の感想は、「昇格するのが町田でも金沢でも、これならジェフは負けないな」と。