山田和樹 マーラー・ツィクルス 第2回

いつも間違えるので、これからは「有馬マーラー」、「小島ワグナー」と覚えておこう
と、思っていたら。

2月22日、日曜日。
山田和樹 マーラー・ツィクルスの第2回
公演前の山田さんのトークでも
「コジマというから、日本人かと思ったら違うんですね~」ですって。

Bunkamuraオーチャードホール公演前の山田さんのトークでも、「コジマっていうから、日本人かと思ったら違うんですね。」ですと。
やっぱり誰でも思いつくダジャレなんですな~
そのようなダジャレが出るのは、むろんこの第2回、マーラー交響曲第2番ハ短調「復活」が演奏されるからです。
最終楽章は、指揮者ハンス・フォン・ビューローの葬儀の中で歌われた「復活」というきょくからインスパイアされたとか。
このフォン・ビューローさんの妻コジマをワグナーがl取っちゃった。

そんなスキャンダルはともかく。


このマーラー・ツィクルス、武満徹作品とのカップリングなので、今回は「混声合唱のための『うた』より」ということで、東京混声合唱団がアカペラで歌いました。
小さな部屋で」「マルと三角の歌」「死んだ男の残したものは」「小さな空」など。
以前某市民合唱団で聞いたとがあり、どれもいい曲だとは思っていました。
今回さらに日本語の音声が際立って聞こえて、とても良かったです。

で、「復活」です。

何しろ大編成なので、バイオリンやビオラの人たちが、舞台から落ちそう。
第1回の時、真正面だったチェロの「ハルヤ」(勝手につけたニックネームだから、ご本人は知る由もなし)も、指しか見えない。ビオラの「ショーヤ兄」(こちらも中島翔哉似だから勝手にそう呼んでる)は前の方だから見えるけど←何見てんだか。

いきなりドラマチックに始まる第1楽章。
明るい第2楽章、なんか民族音楽っぽいところもある「魚に説教する聖アントニウス」。
確かルネッサンス後期だったか忘れたけど、絵で見ました。
美しいアルトの独唱が入り、大合唱の最終楽章へ。
これでもかもれでもかと音の重なり、押し寄せる。

最後に「生を得るためにこそ死を迎える」と高らかに歌って、鐘が鳴り響き、終わります。

以前レーザーディスクバーンスタイン指揮の「復活」を見たけど、山田さん指揮のこれは、第1回でも思ったけど、やはり元気で清新な魅力に溢れていました。
バーンスタインのは、これでもか感がもっとすごい感じ。

音の波に飲み込まれそうな感覚は、生で聴く醍醐味でしょう。

ちなみにアルトの清水華澄、2011年に新国立劇場で見た「ルサルカ」に出演していた人でした。
「ルサルカ」も面白かった。

この週末、土曜日にはもう第3回があります。
えらいこっちゃ、シーズン中じゃなくて良かった~

しかし、若いっていいねえ。
週末、また試合だよ
って気分です(^o^)