よっち壮行セレモニー～よっちの今後と、今後の東京と。
試合の記事はあえて、よっちの東京最後の試合という、ちょっとしたお祭り気分は置いといて書きました。
よっちは大好きだし、いなくなるのはとてもさみしいけど、試合はやはり３４分の１試合だし、東京はこれからも続きますから。
しかし、スタジアムに着くと、ホクホク顔の社長以下スタッフがハイタッチでお出迎え。
それはそうでしょう、よっちでどれだけ稼げるか。
サッカークラブも商売ですから、収入は多い方が良いに決まってます。
そういう意味でも、よっちは孝行息子。
そして、試合後の壮行セレモニーでも、本当にかわいくて、賢くて、なんでこんな良い子を手放すのかと惜しくなったくらい。
サポ代表、慶応大学ソッカー部監督、ご両親（愛されてすくすく育ったことがよくわかります）から花束を贈呈された後、ピッチのまんなかのマイクの前に立つよっち。
スクリーンに小さい頃から東京サッカースクール、ジュニア、U-18、特別指定選手と、写真が映し出され、結婚式みたいですが・・・これはもう泣いちゃう。
自分の言葉で感謝の意を表現したことがよくわかったのは、「一人じゃなんにもできないぼくを助けて下さって」とか「何一つ結果を残せなかったけど代表やドイツで恩返ししたい」というような言葉でした。
彼のまっすぐな視線、謙虚な姿勢、飽くなき向上心が、飾らない言葉で伝わってきました。
行き先はドイツのよく知らないけど地方都市マインツ、そんな大仰な見送りするほどの出世か、と見るむきもあるかもしれないけど、１３年間手塩にかけて育てたカワイイ青赤の息子が旅立つのだもの。
そして、１３年間も青赤のユニを着てたのに、たった１年半しかトップチームにいないで、あっという間に普通のサイドアタッカーから希有のFWになり、鮮烈な印象とともに、もう去って行ってしまう。
日本に帰ったら、また東京に、と言ってたけど、それは彼の真実な気持ちだろうけど、人生そんなに簡単じゃないと、トシヨリは思う。でも、彼ならそれもできるかもしれません。
さて、そのマインツ。
奇しくも今節対戦した清水に所属していた岡崎がいましたが、来季からイングランドPLレスターに移籍が決まりました。
それもとても楽しみ。レスターは残留が目標でしょうから、岡ちゃんも責任が重いでしょう。
そして、よっちの行く末に心配事が一つ。
マインツ所属のDFハラですよ。
わたしはアレクシス・サンチェスがいるから、チリを応援してたけど、アレ見たらあまり応援したくなくなった・・・
カバーニに当ブログでは品位に関わるから詳細は書けないけど、とんでもないセクハラを。
他にも、やっぱり南米はすごい～と思う話が多いなか、これが一番イヤな出来事かな。
さすがにマインツのスタッフもハラの行為を非難して放出するようなコメントを出したようだけど、買い手がなければ、あるいはCBがうまく補強できなければ、あるいは、コメントがポーズだけなら、よっちとハラはチームメイトになっちゃう。
さいわいポジションが違うから・・・ただ紅白戦とかは心配だ～
だいじょうぶ、よっち？
それより何より、まずは試合に出なくては。
まずはしっかり疲れをとって、良い状態でドイツに行ってほしいと思います。
試合に出てそれなりに結果を出せば、彼の性格なら、きっとマインツでも愛されるでしょう。
コースケの計らいらしいけど、録画を見たら、コースケも泣いてた。
いいヤツなのね・・・
よっち、元気でね。
頑張ってね。怪我しないでね。
あなたはどんな道であれ、幸せになる力のある子だと思う。
で、｢戦術よっち」の去ったヨッチロス東京。
勝ち点３５あるので２ndステージ全然ダメでも、あと２勝すれば残留はできるでしょう。
でもそれじゃあ、ドイツのよっちに心配かけちゃう・・・
マッシモ監督はどう考えているかしら？
FWの補強はすでに言われています。
わたしはそれも必要だけど、まずは、今いる選手で攻撃の形を作るべきだと思う。
いい選手がとれても、すぐにフィットするのは難しいでしょう。
清水戦、前田が得点、鳥栖で翔哉、松本で拳人と得点したのは今後にポジティブなことです。
が、多くのゴールに、自分が得点しなくてもよっちが関わっていたことを思うと、やはり攻撃の再構築が大事です。
平山がなかなか戻れないので、前田に踏ん張ってもらって、近くに翔哉がいて拾うような形とか。
複数の選手が攻撃に係わらなくちゃ。
前からの守備がどうなるか。
やっぱりフィジカルの強いCFはほしい。
ジェフにいた頃の巻みたいな、攻守に全身全霊であたる選手がいいな・・・
もっと早くやらなきゃいけないのは、守備の立て直しかと。
結局失点ゼロの試合は４月２９日新潟戦が最後。
不運な失点は仕方ないけど、これじゃ守備がいいチームとはいえない。
得点力が落ちるのだから、守備はもっと強くしないと。
とくに最近の試合は守備が悪いので、しっかり修正して、７月１１日の川崎戦に備えてほしい。
今の守備では、川崎相手では、何点失うかわかりません。
昨季みたいなスコアレスドローでもいいから。
よっちの壮行セレモニーの間、よっちの前途に祝福あれと、祈ると同時に東京の行く末を案じるのでした。
