Peter Barakan'sLIVE MAGIC!

おやいけない、もう12月。
クリスマスも近づいているではないですか~
 
10月24,25日というと、ずっと昔のことのようですが、備忘録として。
 
第2回、ピーター・バラカン「ライブ・マジック!」
24日土曜日は、思い出すも悔しい浦和戦につき、25日日曜日に行ってきました。去年は行ってないので、今回初めて。
 
詳しくは↓
 
 
出演アーティストは、
 
・10月25日(日)
Tin Pan / I’m With Her (Sara Watkins – Sarah Jarosz – Aoife O’Donovan) / Gurrumul / Dayme Arocena / Jonathan Scales Fourchestra / Oki Dub Ainu Band / Marewrew / Rei
 
 
 
ルームとホールで演奏されているので、全部見るためには2日とも行かないと無理。
わたしが見たステージは
OKI DUB AINU BAND、GURRUMUL、MAREWREW、JONATHAN SCALES FOURCHESTRA 
DAYME AROCENA(途中から)
の6組。
どのアーティストもわたしには初見。
細野晴臣TIN PANが一番人気のようでした。ゲストに久保田真琴小坂忠、懐かしいのでちょっと聴きたい気はしましたが、次のJONATHAN SCALESを聴くため、TIN PANの時間を夕食に当てました。
 
このアーティストは蘇我夫のチョイス。
きっちり意図したわけではないのですが、OKI DUB AINU BAND、GURRUMUL、MAREWREWと、いわゆる少数民族の音楽をたくさん聴くことになりました。
OKIさんとMAREWREWのメンバーの一人はご夫婦で、アイヌ語で歌、演奏。
GURRUMULは、このアルファベットの並び方どう発音していいかわかんない~と思うでしょう、オーストラリアのアボリジニの人です。
アイヌアボリジニという民族の呼び方については、ステージでその名称を使っていたので、わたしもそのまま使っています。
アボリジニは、オーストラリア先住民という方が妥当かもしれませんが。彼ら自身がなんと自称しているのか知りませんし、バラカンさんもそうだろうし、わたしも差別的意味で使っているのではありません。
 
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OKI DUB AINU BAND.
いきなりど迫力のおじさんバンド。
ギターみたいなのは、アイヌの楽器。
アイヌ語はさっぱりわからなくても、とってもロックで、面白い。
 
 
 
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アボリジニの言葉で歌うGURRUMUL。
バックにギター、ベース、ドラムのバンドがついていましたが、彼らはオージーのようです。
GURRUMULも国籍はオーストラリア人だろうけど、ほとんど独自の言葉で歌い、一部英語でした。
代々音楽を司る家系に生まれたそうです。
盲目で、左利き、右手用ギターを写真のように持って、自在に弾いていました。
すばらしいのはその独特の声・・・音楽の家の子への天与でしょうか、一度聴いたら忘れられない清澄な美しい声です。
 
 
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MAREWREW、NHKにほんごであそぼ」で見たことがありました~
アイヌの早口言葉や物語の歌、ムックリの演奏など、楽しいステージ。
 
 
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スチィールパンのJONATHAN SCALES FOURCHESTRA。
誰かに似てる~と思ってたら、蘇我夫が「アンリ、引退したと思ったらスチィールパン奏者になってたんだ~」
そうティエリー・アンリに似てる。
カテゴリーでいえばジャズ、かっこいい音楽でした。
ノリノリになってアンコールの声があがり、何かリクエストは?と聴かれても、ワタクシ今回初めてですから・・・
1曲サービスして、初ライブDVDと、ソロコンサートをアピールして終わる。
 
 
最後にDAYME AROCENA(まだオリンピック世代←なんだこれ?ながら、とても上手)を聴いて、音楽漬けの一日が終わる。
 
 
 
いわゆる少数民族の言葉を使った音楽を3組聞きながら・・・
多くの言語が滅ぼされた上に、わたしたちの言葉があるのだわ・・・などと思う。
でも、その言語の持ち主でないわたしがやすっぽい感傷に浸るのはどうかとも思う。
今、ステージで歌われてるということは、その言語は生きている、ということに他なりません。
それはそうとしても、特に継承が必要な言語は尊重していかなくては、などと考えた一日でした。