FC東京2015シーズンを振り返る

なんか知らないけど今日ガンバと広島が試合してたので、ボンヤリ見てました。
どっちも強いわ・・・ガンバにも広島にも東京は勝てそうもないように見える・・・
特に広島、取る気になればどんな時間帯でも得点できる・・・長崎に泣きに行くようなものかも・・・と、どんどん弱気に。

その天皇杯が残ってはいるけど、今季のリーグ戦を振り返ってみます。


まず2013シーズン、ポポヴィッチ監督2年目の成績は。
順位・・・8位 16勝6分12敗
勝ち点・・・54  得点・・・61(リーグ3位),失点・・・47(リーグ7位)、+14
 
そして2014シーズン、フィッカデンティ監督初年の成績は。
順位・・・9位  12勝12分10敗
勝ち点・・・48  得点・・・47(リーグ7位),失点・・・33(リーグ4位), +14

2015年は。
順位・・・4位  19勝6分9敗
勝ち点・・・63  得点・・・45(リーグ7位),失点・・・33(リーグ3位),+12

な~んだ、失点数は昨季と同じか~
で、この数字によく似たチームがあり、それはマリノス。得点45,失点32で15勝10分9敗で7位。
ちなみにその下に湘南。

今季、一番健闘したチームは湘南でしょう
J2での勢いからして、一桁順位で終わるとは思っていました。前半苦戦しましたが、東京に勝った試合など強いと感じました。その試合で残留を決めましたが、決して残留争いをしているチームではなく、来季はチョ・キジェ監督続投も決まり、もっと上を望めるかもしれません。
湘南は東京の三分の一程度の年間予算だそうで、本当に立派な成績です。

話がそれたけど、東京は。

シーズン当初からエドゥーがおらず、トップスコアラーのよっちも1stステージまでで移籍してしまって、得点が前年よりマイナス2.
失点は2試合で8失点したアレがあるため、昨季と変わらず。
それにもかかわらず勝ち点がプラス15。
これは辛抱強く勝ち点を引き寄せることができたといえるのでしょう。
ただ、本当に「ここぞ」という試合には勝ててないので、本物の勝負強さがついたとは言いにくい。
それでも東京の最高勝ち点を記録したのだから、今季のマッシモ監督とチームは、よくやったと思います。

東京がシーズンダブルを献上した相手は・・・鹿島と浦和。名古屋には1分1敗。マリにも1分1敗でした
赤に弱いのをどうにかしないと、優勝などは到底無理。
鹿島にはリーグ戦、ナビスコともに完敗
特に浦和にはビックリするほど歯が立たず、「堅守」がまったく通用しなかったのはどうしてか。同じような3バックのチーム、広島湘南にも負けているので、フォーメーションのギャップを埋められなかったのかな、と思いますが、浦和はさらに独特の形で、東京の選手が,ボールにさわれないうちにどんどん失点した感じ。

東京にないもの。
広島の組織力チーム力、寿人。
浦和の個々の力、阿部勇樹
ガンバの上手さ、遠藤ヤット。
これらの要素がないので、これらのチームより下の順位は、悔しいけど順当かと。


選手たちは奮闘したし、忍耐強くなったと思います。
特に後半期、よっちが移籍し、権ちゃん梶山、ナオが離脱し、平山もちょっと戻ったけどまた離脱した状態で、他の選手たちは本当によくやりました。
特に、前半期どうなるか心配した秀人が復調して、とても良くなった・・・ホーム浦和戦では、前半まったくいいところがなかったけど、後半2得点して気概を見せてくれました。攻守に彼は欠かせない存在感を取り戻していました。
ヨネちゃんは、後で書くつもりだけど、マッシモ監督の4-3-3のインサイドハーフを頑張り抜いたけど、結局残念ながらやはり攻撃のアイデアや技術には足りないところがあるとわかってしまいました。
後半期の収穫は、拳人の成長と、東ではないかと思います。
東が得点した試合は勝てなかった印象があって、なんだかついていない感じですが、浦和戦とか湘南戦とかのゴールはいいシュートでした。
エスパルス戦でのゴールは、これからよっちがいなくなるというとき、こういう攻撃で得点するという形を見せたものでした。
「戦術よっち」の前半戦から、苦闘しながらも少しは人数をかけながら点を取る後半戦、そのキーとなったのが東だったと思います。できれば、もうちょっとゴール決めてほしかったけど、運動量も豊富だし、うまくいなかいことが多かったけどアイデアもあるし、ようやく期待に応える選手になってきたのではないかしら。



今季のベストゲーム・・・ウノゼロの試合で選びたかったのだけど,ホームではやはりガンバ戦2-1.
ウノゼロの試合だったら、アウェイ広島戦か、アウェイ柏戦。
ワーストは・・・いうまでもなく、アウェイ浦和戦。ホームでも浦和戦。

マッシモ監督のサッカーについては、また別にクドクド書くつもりです。
すご~く時間のある方はおつきあいくださいまし。