鎌倉近代美術館閉館

1951年に開館した鎌倉近代美術館が今月いっぱいで閉館されるということです。
別館と葉山館は残り、鎌倉館だけ八幡様からの借地だったとか、それに例によって耐震性の問題もあるそうで閉まることになりました。
あの建物が壊されるのかと思ったら、中には入れなくなるらしいですが補修して保存されるそうです。

そんなわけで、美術館としては終わりですし、建物もしばらく見られないので、ん十年ぶりに行ってきました。


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スマホで撮ったへぼ写真ですが・・・
蘇我夫が撮った写真を後ほどアップできたらしたい・・・最近のサボり具合からいって怪しいけど。



初期に集められた主として日本の近現代絵画がびっしり展示されてました。
久しぶりに行って、記憶より遙かにこじんまりした美術館だった・・・


看板になっている古賀春江とか、松本竣介とか、佐伯祐三などの作品が展示されています。
古賀春江の躍動感にあふれる絵、そして松本竣介の自画像には、何度見ても心引かれるものがあります。
つい若い松本竣介の術中にはまって、物語を引き出されてしまうような。

別館の工芸品も面白く、魯山人の滋味あふれる陶器について蘇我夫が「こんなん失敗作じゃね?縁がゆがんでるよ。」とかわからんことをぬかしたりして楽しく見ました。
そこになにげなくあったモンドリアンが妙に印象的でした。


鎌倉近代美術館にお別れして、八幡様に行き、正月牡丹の春牡丹より小ぶりで品の良い花を堪能して、お蕎麦を食べて、小町通り一帯がまったくタバコが吸えなくて禁断症状起こしそうな蘇我夫と、駅前の古い珈琲屋さんに入ってコーヒーブレイク&一服。
で、鎌倉探訪は終わり。