偶然に過ぎないのですが、昨季もあったように、前日(この3節は変則的に前々日ですが)東京の試合と、同じようなパターンになることがしばしば。
アーセナルのヘタレぶり、勝負弱さとか、どうも似たような傾向のチームを応援してしまう、ワタクシ共夫婦・・・
バルサでも応援してれば御安泰ってものなのにね~
それはともかく。
金曜日の東京と同じく1-0の勝利。後半遅い時間に決勝点が入るところも同じ。
相手が守備を立て直してきて、なかなか崩せなかったことも、右サイドのクロスからゴールも似ていました。
似てるから、なんだ?と言われても、まーあまり意味はありませんが。
日曜日のフクアリ。
すごく寒かったです・・・
試合もあやうく寒くなるこことでしたが、船山の目が覚めるような見事なボレーシュートが決まり、そこからは寒さを忘れました。
前節岡山に負けているので、スタメンを代えるだろうなと思っていたら、吉田眞紀人、船山の2トップ。サイドアタッカーに小池、そして長澤が初スタメン。ボランチは山本真希、アランダ、後ろは同じ。イ ジュヨンはだいぶ落ち着いてきたようです。
似てるといえば、ジェフも先制される試合が続いていたので、まずは堅く試合に入ったように見えました。
横浜の方もブロックを形成して守ってきたので、前半は特に塩っぱい内容に。
カウンターでちょっと危ないシーンもあったけど、大事には至らず。
攻めあぐねる展開でしたが、焦れずに続けたことが良かったと思います。
後半、徐々に得点の匂いがし始め、それまで攻撃は左サイドの阿部からが多かったのですが、右から多々良のクロスに船山のボレーシュートが決まり。
クロスも良くて、船山に届いた瞬間、得点になると思いました。
それが65分。
ここ2年ほどの東京を見ているワタクシ、「ここから塩漬けにするのよッ」とつぶやく。
すると蘇我夫が「う~ん、ジェフの場合塩漬けにするには、富澤が出てくるんだよ」と、心配げ。
「そうね、少し塩加減が甘いわね」と、訳のわからない会話をしていると、やっぱり山本真希に代えて、富澤IN。
富澤のみならず、勇人も投入し、横浜は新外国人イバ(サンダサにちょっと似てる)を投入も、まだあまり合っていなくて助かり、無事逃げ切り。
めでたく夫婦揃ってクリーンシート達成。

ゴール裏の皆さん。
東日本大震災から5年、”YNWA"の段幕。

この人、やっぱり上手いです。
ちばぎんカップから見ていると、コンディションも上がったみたいで、ボール奪取してからの展開で、何度か上手いな~と思いました。

山本真希。

岡山戦はわたしは見てないのだけど、徳島戦では得点したものの、他のプレーはいいと思わなかったの「ですが、この日は運動量豊富で、鋭いパスもあり良かったと思います。
審判とかチームメイトにエラソーになんか言うところが、ブンデス仕込み?

たまに上がった多々良のクロス。


豪快~
決まって良かった~

蘇我夫のユニ18番のマキトは、ハリロヴィッチってどこかの代表監督みたいな名前のCBにくっつかれて、ボールがあまり収まらなかったけど、必ず競って最低限の仕事はこなしていました。
不思議なことに、彼は普通に自分のするべき仕事をしているのだけど、なんか見てて気持ちよく、好ましい気分になるのよね・・・
18番のせいか・・・いや、彼の持ち味でしょう。

ボールを持つたびに、横浜サポからブーイングされていた小池。
右にスピード系の選手、ってユウスケと変わらないのですが、小池の方がバリエーションがありそうです。

試合終了後の喜び方もかわいかったマキト・・・

これ、お約束?
というわけで、ジェフも東京も2勝1敗。
この試合、スタメンは、全員今季新加入の選手でした。
昨季はいなかった、新しい選手たちが、黄色いユニを着て、ジェフの伝統に従って円陣ダッシュで始め、でんぐり返しで終わる。
この景色を見て、なんだか不思議な気分に。
結局、「狂熱のシーズン・ヴェローナFCを追いかけて」の変わり者のイギリス人ティム・パークスが言ったように、サポはチームのエンブレムに忠誠を誓う以外にないのです。
サポは選手よりもエンブレムに忠実。
当然、選手は仕事なので、職場を変える権利があります。または、クラブから出されてしまうこともあるし。選手も在籍している間は、そのクラブにおいて責任を果たす義務があるのもまた当然だけど。
そして、今季ジェフのエンブレムのもとには、ジェフで仕事したいと言う選手たちが集まり、おそろいの黄色いユニフォームに袖を通して、試合に臨む。
マスコミでは、ジェフの全取っ替えを面白半分みたいな扱いですが、この試合を見て、チームとしては未だ途上だけど、まずは同じエンブレムのもとに集まったという「共通意識」はしっかり存在しているな、と感じました。
そういう意味では去年までより清新な空気が流れています。
ジェフの若いGMは、それを目指したのかどうかわかりませんけど、悪くないシーズンの入り方です。
このフレッシュさを保ちつつ、チームとして完成を目指すのは簡単ではないかもしれないけど、わたしは今季のジェフは楽しみです。