ACLグループE 東京アウェイ江蘇戦

TV観戦です。
現地応援の皆さん、お疲れ様でした。東京のHPにある告知から想像するだけでも、厳しいツアーだったのではないかとお察しします。
でも、勝ち点3をお土産にできたのだから、最高の旅でしたね。

この試合のピッチにいる人間で、ラミレス、テイシェイラ、ジョーのブラジル人トリオに、最もビビってたのは、主審ベンジャミン・ウィリアムスというオーストラリア人だったようです。
何しろラミレスが倒れたら必ず東京の選手のファウルを取っていましたから。
ビッグネームに弱いのは、どこの国の人でも変わらないのかも。

ふりかえって味スタで行われた前回の試合では、0-0のドローでした。

アップする暇がなかったから、紛らわしいけど、そのホームでの試合の写真を。


イメージ 1


イメージ 2


イメージ 3


イメージ 4


イメージ 5


イメージ 6


ホームでは、ラミレスが出場停止で、テイシェイラもジョーもたいしたことはなく、勝てた試合でした。
途中から江蘇が引いて引き分け狙いになったところを、なかなか崩せなかった・・・
中国人選手とオーストラリア代表で成る守備陣は、うまくはないけど、高いし、フィジカルは強いと感じました。
この試合後のコメントでは羽生の(引いた相手に対応することについて)「やればやるほど楽しくなる」という言葉が印象的でした。
いかにも羽生らしく、彼がいかに考えたポジションをとっているか、それをチームメイトがもっと察知すればいかに有効な攻撃になるか、こちらも楽しみになるような言葉。その楽しみの実現は、まだ見ていないわけですが。


アウェイ戦ではラミレスが復帰。
東京は東が完全休養、いつものバックライン、ボランチがヨネちゃんとハ デソン。
サイドが水沼、拳人、2トップに前田、バーンズ。
45,065人の観客のうち、東京サポは65人かしら?もっといたのかな?いっかくに押し込められていましたが、応援の声はよく聞こえました。
しかし、スタジアムはぐるりと江蘇サポが彩り、こういうアウェイを経験できることは、特に若い拳人や諒也には糧になるでしょう。
そして、ラミレスはやはり上手く、速かった。ヨネちゃんも振り切られて危ないシーンがあったし(終盤、またPKかと焦った)。
それでも組織的にうまく守ったと思うし、秋元がテイシェイラのシュートを弾いたこともあり、1失点ですみました。
その失点も、「ラミレスが倒れたんだからファウル」みたいなジャッジのPKで、拳人には災難。

前半は慎重な試合になりましたが、CKからセカンドボールをヨネチャンがシュート、弾かれたところをモリゲが、FW顔負けのシュートで先制。
その直後にPKで同点にされるイヤな展開だったけど、選手は落ち着いているように見えました。
不可解なファウルを取られた拳人も、気落ちした様子はなし。

バーンズも前田もよかった。
特にバーンズはどんどん仕掛けて何度もCKを獲得、シュートまで行けなかったのは少し残念だけど、結局それがゴールにつながって、よかったです。

後半になると、ますます江蘇が蹴ってくるようになった感じ。
前半から前田が競り勝ってくれていましたが、ちょっと疲れたかも・・・
中盤をとばされる形で、ちょっと押し込まれ、東京がボールをとって前に運んでも、カウンターで危なくなるシーンもあり、ちょっと苦しい時間がありました。
しかし、全体を平均すれば東京の選手たちの方が上手いし、組織だってちゃんとサッカーしているから、ここで負けたらどーにも理不尽。
すると、60分限定のハ デソンに代わって阿部。
拳人がボランチに。
よく動いたバーンズに代わって河野。
そして、77分前田に代わってヒラヤマ。
これが名古屋戦に続き、効きました。
83分、例によって時々仕事する徳さんがクロス(何分だか忘れたけど、諒也が再三上がっていたのはいいけど、低くて速いクロスを出すべき場面で高いクロスを入れてGKにキャッチされた。こういう判断とプレーができるようにならなきゃ)、セカンドボールをヨネチャンが拾い、また徳さんクロスに平山が飛び込み、CKゲット。
このCKをヨネチャンが蹴る・・・名古屋戦に続き、なにか予感がする・・・
と、サインプレーでグラウンダーのクロスをフリーのモリゲに、これをまたもすばらしくコントロールされたシュートで勝ち越し。
平山が入ったし、直前にヘッドで狙っていたし、江蘇の選手たちは平山の頭にあわせるもの、と思い込んでいたでしょう。モリゲは完全にフリーでした。
しかし、これを決められるモリゲはやっぱりすごい。


相手はラフプレーで退場者も出して激しい試合に。
モリゲイエローカードをもらって次節出場停止。
モリゲとマルくんどちらもカード一枚もらっていたので、この試合でどちらかが出場停止になるかも、と思っていましたが・・・全北戦にモリゲを欠くことに。
この2試合ほどのモリゲはなんかすごいな~
マッシモ監督の時にはあまり見せなかったところが見える・・・良くも悪くも。だけど、わたしは好き。

もう一方の試合では、ビンズオンが全北に勝ったので、東京が首位に。
次の全北戦、相手は必死で来るでしょうし、東京は守備の要でチーム得点王でキャプテンが出場停止。
チーム力で乗り切ってほしい~
ビンズオンがホームで強いことはわかったし、5月の猛暑の中の試合になるので、全北戦に勝って決めたいところ。
幸い?リーグ戦でもモリゲは自主的に有給休暇をとったので、まずここでモリゲなしの試合をして、勝てば自信になるでしょう。
秀人がバックラインにはいるのかな?頑張ってほしい。


中国の人は守備に興味がないんじゃないか、とは蘇我夫の感想。
確かに前の選手にブラジルトリオを配して、なんか彼らの個人技で点取ればいいような?
でもリーグ発足の頃Jリーグに来ていた「ビッグネーム」も攻撃の選手が多かった。ジョルジーニョとかいたけど。
やはりゴールシーンが見たいってことか。

ともかく、東京が勝つべくして勝った試合でした。