第23節(2nd 6節)東京アウェイ新潟戦 これで「勢い」がつくほど甘くはないだろうけど。
そして、日を追うごとに、このアウェイ新潟戦が、意味を持ってきたのでした。
7月足指骨折のためスタジアムに行けなかったうちに城福さんが解任され、篠田さんが監督に就任して、初めての試合が、新潟戦になりました。
監督が誰であれ、これ以上連敗すると、降格圏がすぐそこになる、相手新潟も残留争いのライバルですから、勝たなくては。
クラブは城福さんを解任することで実質的に失敗を認めました。後任には、わたしもこの時期難しいとは思ったけど外部からは呼ばず、コーチが昇格。
わたしは福岡がJ2のとき、ジェフとの試合で見たけど、あまり覚えておらず、そんなに強かった印象もない。ただ昇格したときの福岡はものすごく勢いがあった。
昇格後は、J1でやるには戦力が足りず、重松くんも在籍したものの、2勝しかできませんでした。
わたしの記憶する篠田さんはそれくらい。
前置き、また長すぎ。
今年も蒸し暑い夜のビッグスワン。
新潟も後半戦は前節に1勝しただけ、というお友達。
試合開始からほどなく、J2当時の篠田さんのチームに感じた「勢い」は、少しばかり東京にも加えられたかな、と感じました。
城福さんが辞めさせられたのは、選手が不甲斐なかったこともあるのだから、少しは気概を見せてほしいところですから、まずはいい入り方。
篠田さんは、久しぶりに前田さんをトップに、米ちゃん(どうして彼は城福さんの時に大怪我して離脱するんだろう)いないから、秀人先発、東がトップ下に移動。
攻撃時には人数をかけるシーンがちょっと増えた。
秀人がゴールしたのを前田さんオフサイドで取り消されたシーンとか。
しかし、悪い時には悪いことが重なるもの。
前半30分にケントが負傷、ソウタンに交代。
一挙にボランチが足りなくなった、秀人はよく警告もらうし~
でも交代出場のソウタンが、一回危いパスがあった以外は、なかなか上手くやってくれたし、決勝点につながったムリキへのバスは、ソウタンらしいセンスを感じました。
受けたムリキもすごく上手、そして前田さん、東と、人数をかけた、いいゴールでした。
結局こういう人数をかけた勢いのある攻撃は、多くはなかったし、新潟も特に東京が得点したあとはポゼッションをとり、ハーフコートゲームになった時間も長かったけど、お互いシュートまではなかなか行けず、シュート数の少ない試合になりました。
ヒヤリとしたのは、2回くらいだった。
でも、鳥栖福岡のことがあるから、後半30分くらいは、ホント胃に悪かった。
新潟の吉田監督もコメントしていたけど、池内主審の笛もブチブチ試合を途切らせたので、いつどんな判定されるかも心配でした。
吉本を入れ、現実主義に徹し、このところその現実主義もうまくいかなかったのでまた不安でしたが、久しぶりの全消しで、勝ちました。
こういう時、また言ってすまないけど、秋元のセンスがいまいちなのも心配のタネ。
時間を稼いで味方を助けるとか、なんかやりようがあるのに、前田さんの態勢が整わないうちに慌てて蹴ったり、サイドラインを割ってまた新潟ボールにしたり。
他にも課題は多々ありますが、この試合は不細工でも勝てばまずはいい。
それに、ゴールまでの連携は、不細工どころか、ラブリー(第1期城福さんがよく使った言葉ね)だったもの。
強いチームには程遠い状態ですが、アウェイ新潟戦は今までもこういう試合になりかち、まずは勝って何より。
サポってよくよく単純なようで、篠田さんが試合前後に快活に挨拶し、シャーまでしたのが好意的に迎えられたようです。
次のホームで、サポも無用のプレッシャーはかけず、温かく後押しして勝ちたいもの。